【横浜市】がんの早期発見に向けた新たな取組を開始
PR TIMES / 2024年11月1日 12時15分
全国初の取組を含む4つの新たな取組を開始します!
日本では、生涯に2人に1人ががんになる時代と言われており、横浜市のアンケートでも「自分自身や身近な人ががんにかかったことがある」と回答された方は、8割以上にも上りました。
がんは怖い、というイメージがありますが、一般に、がんは初期の段階で見つけて手術などの治療を開始すれば、治癒が期待できる病気です。
そこで、横浜市では女性や高齢者、リスクの高い方など、それぞれの方の早期発見に向けた新たな取組を開始します。
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1 子宮頸がん検診におけるHPV検査単独法の導入
令和7年1月から、HPV検査単独法による子宮頸がん検診を開始します。厚生労働省が定める市町村のがん検診の指針に基づく、全国初の取組です。
子宮頸がんは30代から50代の方が多くかかっています。子宮頸がんの多くはHPV(ヒトパピローマウイルス)の持続感染によるものです。性交経験のある人の多くが生涯に一度はHPVに感染します。HPVの感染は無症状で1~2年で自然になくなりますが、一部は持続して、がんのリスクを上げる場合があります。
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現在、横浜市の子宮頸がん検診は、20歳以上の方を対象として、2年に1回、子宮頸部の細胞を採り、異常な細胞があるかないか顕微鏡で調べる「細胞診」を実施しています。1月からは、30歳から60歳の方は、5年に1回、子宮頸部の細胞を採り、HPV( ヒトパピローマウイルス) の感染の有無を調べる検査「HPV検査単独法」となります。20歳から29歳までの方、61歳以上の方は、今までどおり2年に1回の細胞診になります。
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HPVに感染していない場合は、次回の検診は5年後となります。HPVに感染している場合は、そのまま細胞診の検査を行います(再度受診する必要はありません)。細胞診で異常があれば精密検査へ、細胞診で異常が見つからなかった方は、次回は1年後のHPV検査でHPVの感染が持続しているかを調べます。HPVに感染している方は、より細やかに1年後の検査、HPVに感染していない方は検診間隔が2年から5年に延び、受診の負担が軽減されるというメリットがあります。
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令和7年1月から7年度中の対象者は、1. 横浜市内在住の30歳から60歳までの女性(約78万人)のうち 2. 令和6年4月から12月末までに横浜市子宮頸がん検診を受診していない方となります。
検査費用は、HPV検査の結果にかかわらず2,000円です(HPV感染があり細胞診に異常がなかった方の1年後の検査も2,000円です)。20歳から29歳までの方、61歳以上の方の細胞診は、今までどおり1,360円です。実施医療機関は約190か所です。
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2 70歳以上の方の精密検査を無料化へ
がん検診を受け、がんの疑いがあり「要精密検査」となった方は、精密検査を受け、がんがあるかないかを確認することが重要です。そこで、70歳以上の方を対象に、令和7年1月以降に横浜市がん検診(無料)を受診して、精密検査が必要となった場合の検査費用を助成します。
主な精密検査項目は表のとおりです。
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対象者は、1. 昭和30年、1955年4月1日以前生まれの方のうち 2. 横浜市がん検診を令和7年1月1日以降に受けた方 3. がん検診の結果、医師から精密検査を受けるよう説明を受けた方になります。対象となる経費は、横浜市がん検診(胃・肺・大腸・乳・子宮頸)を受け、国が定める標準的な精密検査を受けた場合の医療費の自己負担分として支払った額です。助成申請の受付は令和7年1月からを予定しています。
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3 便利な検索サイトを新たにオープン
横浜市がん検診を実施している約1,400の医療機関を、様々な条件で一括検索できるサイトを11月1日から新たにオープンしました。
https://ganjoho.city.yokohama.lg.jp/screening/
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年齢、性別を選択すると、受けられる検診だけが選択可能となり、土日夜間の受診可否や最寄り駅などの条件で検索できるようにしました。
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13670/1489/13670-1489-45964e3dd4f20ba2802a1f654262131b-960x540.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【スマートフォン検索画面イメージ】
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【スマートフォン検索結果イメージ】
4 遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)検査の助成
ほとんどのがんは遺伝しませんが、まれに「がんになりやすい遺伝子」を持っている方は、子や孫の世代に受け継がれることがあります。遺伝性乳がん卵巣がん症候群は、遺伝によるがんの要因の一つですが、保険診療での遺伝子検査(血液検査)や遺伝カウンセリングは、一定の条件を満たした人に限られています。家系に遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)の方がいる方を対象に、希望する方が「将来がんになりやすい遺伝子を持っているか」を調べる検査費用などの助成を、全国で初めて開始します。
対象となる方は、親・子・きょうだいがHBOCである、横浜市在住の18歳から69歳の方です。助成申請の受付は11月1日から開始します。令和6年4月1日以降に、遺伝カウンセリングや遺伝子検査を受けた場合の費用が助成対象となります。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/13670/table/1489_1_932cfcf8e4fdd145ae12cd1b18d34476.jpg ]
今回の助成対象である、自費でのHBOCの遺伝学的検査を実施する横浜市内の医療機関は、次の10病院です。(条件を満たす医療機関であれば、横浜市外で受けた検査も対象となります。)
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/13670/1489/13670-1489-59c7541eabc12bbc6824bf542159bb5b-516x484.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
問合せ:横浜市医療局がん・疾病対策課
TEL:045-671-2721
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