退職代行サービスを利用したことがある人は3.2%、利用を検討する理由は「人間関係のトラブルがあり、言い出しにくい」が最多の3割
PR TIMES / 2024年11月30日 15時15分
【2024年10月イーアイデム会員対象 仕事探しに関するアンケート調査】
総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)は、2024年10月に総合求人サイト『イーアイデム』を通じて求人に応募した会員を対象に仕事探しに関する調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。
調査結果
【「退職代行サービス」の認知と利用状況】
「使ったことがある」は3.2%
「どんなサービスか知っている」20.6%、「聞いたことはある」40.6%、「知らない」35.6%
【「退職代行サービス」の利用を検討したくなる状況】
「人間関係のトラブルがあり、言い出しにくい」32.3%、「ハラスメントを受けた」21.3%
【求人に応募した理由(パート・アルバイト希望の場合)】
「自宅から通いやすいから」54.4%、「希望の勤務時間帯だから」40.1% 、 「希望の勤務時間数・日数が選べるから」36.6%
【求人に応募した理由(正社員希望の場合)】
「希望する仕事内容だから」50.0%、「自宅から通いやすいから」39.8%、「能力や経験を活かした仕事ができそうだから」27.8%
調査結果の詳細(一部抜粋)
【回答者プロフィール】
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2663/1492/2663-1492-c71cb5a27d20f55821637aa6d7950bdc-1343x781.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【「退職代行サービス」の認知と利用状況】
「使ったことがある」は3.2%
「どんなサービスか知っている」20.6%、「聞いたことはある」40.6%、「知らない」35.6%
求人に応募した人に、「退職代行サービス」を知っているかどうかをきいた。実際に「使ったことがある」は全体で3.2%、「どんなサービスか知っている」は20.6%、「聞いたことはある」は40.6%、「知らない」は35.6%となった。「使ったことがある」「どんなサービスか知っている」「聞いたことはある」を合わせると、全体では6割以上の認知があるようだ。
年代別にみてみると、「40代」と「50代」での認知度(「使ったことがある」「どんなサービスか知っている」「聞いたことはある」の計、以下同)が7割を超えて高かった。一方で「30代以下」と「60代以上」での認知度は若干少なく6割弱となった。
「30代以下」では、「知らない」が44.8%で最多となったものの、他の年代と比べて「使ったことがある」が12.6%と高くなった。「退職代行サービス」は近年メディアで取り上げられることも増え、注目を集めるようになったが、30代以下の人々がよく利用すると考えられるSNSなどでは、情報を自ら取りに行かなければ新たな発見につながりにくいこともあり、同じ世代でも認知が分かれているのかもしれない。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2663/1492/2663-1492-7afff9126d3e960692e088d622aea2f8-796x863.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【「退職代行サービス」の利用を検討したくなる状況】
「人間関係のトラブルがあり、言い出しにくい」32.3%、「ハラスメントを受けた」21.3%
求人に応募した人に、事前に「退職代行サービス」について説明したのち、どんな状況になってしまったらこのサービスの利用を検討するかきいた(複数回答)。説明は次の通り。
“退職代行サービスとは、労働者に代わって企業側に退職の意思を伝えたり、退職手続きの代行などのサポートをしてくれるサービスです。”
全体では「退職代行サービスは利用しない」が最も多く34.8%、次いで「人間関係のトラブルがあり、言い出しにくい」が32.3%、「ハラスメントを受けた」が21.3%となった。「退職の意思を誰に伝えるのかわからない」は8.7%だった。上司と部下など、職場で交流があまりない・普段からコミュニケーションをとれていない場合、このようなケースが増えるかもしれない。
年代別にみると、問題状況の中では「人間関係のトラブルがあり、言い出しにくい」がいずれの年代でも最多となった。「ハラスメントを受けた」では、50代までの年代では25%以上となっている。一般的に退職意向は上司に自ら伝えるものだが、あえて退職代行を利用するということは、上司が問題の当事者になっていることが多いのかもしれない。また、「30代以下」では「退職を引き留められる」が20.7%で、ほかの年代よりも高くなった。企業側は人手不足もあるのだろうが、引き留めるならばそれ以前から定着に向けたフォローが必要だと思われる。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2663/1492/2663-1492-5819924ed87a3a9127588395e0ddcb33-1412x592.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【求人に応募した理由(パート・アルバイト希望の場合)】
「自宅から通いやすいから」54.4%、「希望の勤務時間帯だから」40.1% 、 「希望の勤務時間数・日数が選べるから」36.6%
求人に応募した、パートまたはアルバイト雇用を希望する人に、自身が応募した求人を選んだ理由をきいた(複数回答)。最も多かったのは「自宅から通いやすいから」で54.4%、次いで「希望の勤務時間帯だから」が40.1% 、 「希望の勤務時間数・日数が選べるから」が36.6% となった。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「自宅から通いやすいから」が8.0pt、「休日・休暇が取得しやすい環境だと思ったから」が7.4pt、「労働時間・通勤時間を気にせず柔軟な働き方が選べそうだから」が6.9pt高くなった。男性でパート・アルバイトを希望する人は、気楽に働きたい傾向がみられたが、負担の少ない働き方ができる仕事が選ばれているようだ。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「扶養の範囲内で働けるから」が12.7pt、「希望の勤務時間帯だから」が8.0pt高くなった。時間や収入の制限がある中でもできる仕事が選ばれやすそうだ。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2663/1492/2663-1492-85facc1b6dd6867ef1627f6075367d71-1412x628.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
【求人に応募した理由(正社員希望の場合)】
「希望する仕事内容だから」50.0%、「自宅から通いやすいから」39.8%、「能力や経験を活かした仕事ができそうだから」27.8%
求人に応募した、正社員雇用を希望する人に、自身が応募した求人を選んだ理由をきいた(複数回答)。多かったのは「希望する仕事内容だから」が50.0%、「自宅から通いやすいから」が39.8%、「能力や経験を活かした仕事ができそうだから」が27.8%となった。
性別との関係をみると、「男性」のほうが「女性」よりも「賃金が高いから」が15.7pt、「自己啓発・キャリア形成を支援してくれそうだから」が12.4pt、「会社の知名度が高いから」が11.7pt高くなった。男性で正社員を希望する人は、収入やキャリアの希望を満たせる職場が選ばれやすそうだ。
一方、「女性」のほうが「男性」よりも「自宅から通いやすいから」が12.0pt、「能力や経験を活かした仕事ができそうだから」が6.3pt高くなった。職場までの通いやすさや、自身の能力が発揮できることを大切にしているようだ。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2663/1492/2663-1492-dd9144de37ca6b7f48a264c4dd2e73b9-1412x590.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
調査概要
調査対象:総合求人サイト『イーアイデム』の会員で、2024年10月1日~10月31日の期間に『イーアイデム』から求人に応募した人
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社アイデム
調査期間:2024年10月2日~11月5日
有効回答:554名
※調査結果は四捨五入のために合計が100%にならない場合があります
調査・分析担当者のコメント
10月のアンケートでは、「退職代行サービス」に関してきいています。サービスの認知はどの年代でも5割を超え、全体では6割超となりました。利用を検討したくなる状況について、「人間関係のトラブルがあり、言い出しにくい」が32.3%、「ハラスメントを受けた」が21.3%、「できるだけ早く退職したい」が16.8%となりました。「30代以下」では「退職を引き留められる」が他の年代よりも高く、引き留めよりも前の段階から定着に向けたフォローが必要と思われます。
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