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TOPPAN、樹脂サッシ向けの高耐候塩ビ化粧シートを開発

PR TIMES / 2024年10月10日 12時45分

耐候処方を付与した塩ビ素材の高意匠化粧シートにより長期使用を実現。樹脂サッシのリサイクル適性向上にも寄与。

TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:齊藤 昌典、以下 TOPPAN)は、塩ビ製樹脂サッシ向け高耐候塩ビ化粧シートを開発しました。



 高断熱な樹脂サッシの需要が増えている中、表面を加飾する化粧シートの素材として、サッシと同じ塩ビを主材料として用いることで、樹脂サッシのリサイクル性を向上させることが期待されます。また、屋外でも使用される樹脂サッシ表面を加飾する化粧シートに必要な高耐候性能も付与し、屋外用途の樹脂サッシ向けとして長期使用が可能な化粧シートを開発しました。
 樹脂サッシ商材を展開するサッシメーカー向けに、2024年10月よりサンプル提供を開始します。

[画像1: https://prtimes.jp/i/33034/1523/resize/d33034-1523-c1e3506cd7a7a8a724ba-0.jpg ]


■ 開発の背景
 近年、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)など省エネ性能を持つ住宅への関心が高まっている背景から、高断熱性を有する樹脂サッシの普及が見込まれています。実際に、住宅の窓において、断熱性の観点から樹脂サッシは増加しており(日本サッシ協会「住宅用建材使用状況調査報告書(1993-2022)」)、それに伴い、サッシの表面を加飾する化粧シートの需要増加が予想されます。一方、樹脂サッシについては2024年1月に日本サッシ協会などが中心となって「樹脂窓リサイクルビジョン」が掲げられ、今後、使用済み樹脂サッシや工場で発生する端材などのリサイクルが本格的に進んでいくことが期待されます。樹脂サッシのリサイクル率向上のためには、樹脂サッシとその表面を加飾する化粧シートは同じ素材であることが求められます。
 そのような中、TOPPANは「SX(Sustainable Transformation)」と「DX(Digital Transformation)」によって、ワールドワイドで社会課題を解決するリーディングカンパニーとして、事業活動を推進しています。「SX(Sustainable Transformation)」の取り組みの一つとして、製品のリサイクル適性の向上や、リサイクルスキームの構築を目指しています。
 このたび、住宅資材のリサイクル適性の向上に資する、塩ビ製の高耐候性化粧シートを開発しました。樹脂サッシ表面の加飾シートとして高耐候性能を有し、部材としてのリサイクルが容易となる環境負荷低減に貢献する化粧シートを提供します。

■本製品の特長
・樹脂サッシのリサイクル性向上
 本製品は、塩ビ製樹脂サッシと同じ塩ビ素材によって構成されているため、サッシをリサイクルする際の不純物を削減することで、リサイクル性を向上させることが期待されます。

・高耐候性能
 本製品は、耐候性能を付与した処方で設計されているため、従来の塩ビ化粧シートよりも大きく耐候性能が向上しています(当社比)。サンシャインウェザーメーター(SWOM)試験※1において、10,000時間にて著しい変化がないことを確認しています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/33034/1523/resize/d33034-1523-0ed03ceb49946d109e03-0.png ]

・遮熱性能
 当化粧シートは、遮熱性能の追加を予定しています。独自技術により赤外線反射率を高め、濃色であっても熱を吸収しづらく、通常品と比較し、約10℃の温度上昇抑制効果を確認しました。(当社独自試験による)遮熱性能を追加したサンプルは2025年3月に提供開始予定です。

[画像3: https://prtimes.jp/i/33034/1523/resize/d33034-1523-d56bd75fbfedd7fdb924-0.jpg ]

・高意匠化が可能
 当化粧シートは、印刷柄と同調した最表層のグロスマットコートにより、立体的で意匠性に優れた表現が可能です。
製品紹介・URL:https://forest.toppan.co.jp/designtech/sheet-for-resinsash.html

■今後の目標
 TOPPANは、当化粧シートを国内外のサッシメーカー中心に展開し、2027年度に10億円の売り上げを目指します。



※1 サンシャインウェザーメーター(SWOM)試験
サンシャインウェザーメーター(SWOM)試験は、カーボンアーク灯から照射される太陽光よりも強い紫外線と水および温度を試験体に与える事で、屋外で試験体を暴露するよりも短時間で劣化を確認する事ができる試験です。


* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。



以  上

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