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【瀬戸内寂聴メモリアルブック】作家・愛の人・宗教家としての姿に迫り、波乱万丈な99年の人生の軌跡を辿る

PR TIMES / 2022年7月26日 16時15分

『書いた、愛した、祈った―― ありがとう、瀬戸内寂聴さん』 7/27発売 ~少女時代、文壇デビュー、得度式ほか、秘蔵写真を多数掲載~



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株式会社宝島社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:蓮見清一)は、2021年11月に逝去された、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんのメモリアルブック『書いた、愛した、祈った―― ありがとう、瀬戸内寂聴さん』を、2022年7月27日(水)に発売します。本書は、「書いた」「愛した」「祈った」という三章で構成。作家として、愛の人として、宗教家として圧倒的な存在感を放った寂聴さんの「等身大の姿」に迫ります。バイオグラフィーや作品ガイド、秘蔵写真、親交のあった著名人へのインタビュー、法話などで語られたメッセージなどを通して、波乱万丈の生涯を見つめ直す一冊です。




CONTENTS



【巻頭インタビュー】 私が愛した寂聴さん
親交のあった下重暁子さん(作家)、平野啓一郎さん(小説家)、瀬尾まなほさん(秘書)へのインタビュー を収録。「ありのままの寂聴さん」像に迫ります。

【第一章】 書いた
「書けなくなったら、死んだほうがまし」と語り、最期までペンを手放そうとしなかった寂聴さん。幼少期から 99歳までの人生を辿るバイオグラフィー、文学作品のガイドとともに、「表現せずにはいられない」作家とし ての“業”に身を投じたその生涯に迫ります。

【第二章】 愛した
時に激しく、時に穏やかな愛にあふれた生涯を過ごした寂聴さん。亡くなる2年前には「愛するために生ま れてきて、愛するために生きている」と、人間が生きる意味について語っていました。そんな寂聴さんが愛 した人々、文学作品、場所などをクローズアップします。

【第三章】 祈った
表現者として魂を削るように言葉を紡いできた寂聴さんは、51歳のときに出家。以降、仏教者として多くの 人々を励まし、導いてきました。「あらゆることは仏さんにお任せ」したことで心の自由を手に入れた寂聴さんによる、 心に響くメッセージや、お悩み相談を集めました。




寂聴さんが遺した 「珠玉のメッセージ」も収録! (第三章から一部抜粋)



■生きづらいあなたへ
幸せはニコニコした顔が好きなの。
だから、なんでもいいからニコニコしましょう
「続元気法話一」より

■生きること、死ぬこと
自分は許されて生きているということに 気づいてください
「いのちの説法第三話」より




少女時代、文壇デビュー、 得度式ほか 秘蔵写真を多数掲載!



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~寂聴さん99年の歩み 本書から一部抜粋~


少女時代:生み出したいくつもの物語


・体が弱かった幼少期、一人遊びの習慣がつき、いくつもの物語を頭の中に生み出すようになる。
・戦時下に持ち上がった縁談で、中国古代音楽史の研究者と大学在学中に結婚。大学卒業後、夫とともに北京へ。


20代:「大⿁」として生きる覚悟

・日本の敗戦により、国家によって奪われていた“自分の意志”を取り戻したことが、生涯貫いた非戦の原点に。
・夫の元教え子であるRに出会い恋心を抱く。夫に心の内を正直に告白し、葛藤の末、幼い娘を残し身一つで家を出て離婚。

30代:文壇での紆余曲折

・作家との交流で小田仁二郎と出会い、妻子ある彼との半同棲生活を始める。
・小田との生活が8年続いた頃、Rが12年ぶりに訪ねてくる。Rの憔悴しきった様子を見て、小田との関係を清算しRと暮らすことを決意。

40代:女流文学賞を機に流行作家へ

・小田とその妻、Rとの多角恋愛の成り行きを描いた私小説『夏の終り』で第二回女流文学賞を受賞。仕事が殺到するように。
・Rは体力と気力を取り戻し、さまざまな事業に手を出すもことごとく失敗。いくら稼いでもRの失敗の穴埋めで焼け石に水のような状態が続く日々で、Rの浮気が発覚し深く傷つく。
・講演旅行で妻子ある作家・井上光晴と出会い、その人柄に惹かれて関係が始まる。
・Rと別れ、京都に一軒家を購入。

50代:世間を騒がせた得度出家

・「小説家になる」という幼い頃からの夢を叶えてもなお、虚しさに直面していることに気づき、生きるとは、幸福とは何かを自問するようになる。やがて宗教者として生き直そうと考えるように。
・剃髪し尼僧になる。姿形を変えて二度と振り向かないような立場に自分を置き、「生まれ直す」ことを決意したともいわれている。

60代:人のために尽くす道

・出家以降、「己を忘れて他を利することこそ、人間の愛として最高のものであり、本当の喜びがある」という忘己利他の信条を実践することに心を傾ける。
・忘己利他を実践する宗教者として、精力的に社会にコミットメントしていくように。連合赤軍事件の永田洋子被告(当時)との交流や、戦争の終結を祈って断食を敢行するなど、死刑廃止、反戦を訴える。

70代:古典ブームを巻き起こす

・70代で『源氏物語』の現代語訳に挑む。準備だけで10年、さらに6年かけて翻訳を進め、1998年に完成。国内外に源氏物語ブームを巻き起こし、文化功労者に選ばれる。
・30年ぶりの文学賞受賞が励みに。大業を成し遂げたあとも、筆の勢いをゆるめることなく執筆に没頭する。
・阪神・淡路大震災では義援金を集め、現地に支援を届けたほか、被害者と青空対話を実施し、その声に耳を傾ける。アメリカの同時多発テロへの報復としてアフガン戦争が勃発すると、犠牲者追悼と武力攻撃の中止を求めて断食する。

80代:生きることは書くこと

・好奇心は常に衰えることなく、果敢にも86歳にして「ケータイ小説」を投稿。
・圧迫骨折で半年間寝たきりになってしまうも、目に入ってきた原発事故のニュースに大きなショックを受ける。そこから死に物狂いでリハビリし、3カ月後、被災地に駆けつける。

90代:命の瀬戸際まで書き続けた

・集団的自衛権の行使を容認する安保法改正に反対すべく、車椅子で国会前のデモに参加。
・晩年まで複数の連載を抱え、命の瀬戸際まで書き続ける。


「どうか恐れずに恋愛して下さい」と語り続けた寂聴さん。
作家としてのデビューと成⾧にも、男性たちとの「禁断の愛」が大きく関わっていました――。
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『書いた、愛した、祈った―― ありがとう、瀬戸内寂聴さん』
定価:990円(税込)
発売日:2022年7月27日
https://tkj.jp/book/?cd=TD026897&path=&s1=

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