イエメン:COVID-19検査キットが到着~ユニセフ、症例数の急激な増加に対応【プレスリリース】
PR TIMES / 2020年6月19日 18時40分
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【2020年6月18日 アデン/サヌア(イエメン) 発】
イエメンにおいて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症例数が急激に増加していることを受けて、ユニセフ(国連児童基金)のチャーター機で輸送した検査キット1万個が本日、サヌアに到着しました。これはCOVID-19の検査を拡大するためのもので、数日後にも続けて検査キット8,000個がアデンに到着する予定です。
「この検査キットにより、全国の広範囲でCOVID-19の検査が可能になり、感染が確認された症例を適時管理し命を守ることができます」ユニセフ・ イエメン事務所代表のサラ・ベイソロー・ニャンティは述べました。「ユニセフは、イエメンにおける対応を支援し、パンデミックから子どもとそのコミュニティを守るために、重要な物資調達を続けます」
4月10日にイエメンで最初の症例が確認されて以来、ユニセフは3万3,000枚を超えるN95マスク、3万3,000個のフェイスシールド、そして1万8,000枚のガウンを輸送しました。これらの重要な個人用防護具(PPE)は3カ月の間、第一線で働く医療従事者400人をサポートしますが、これはイエメンでユニセフが必要とするCOVID-19関連物資の5パーセントに過ぎません。
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COVID-19はイエメンの人々にとって新たな課題です。一般的に低い免疫力、子どもの重度の栄養不良、予防接種など基本的サービスへの定期的なアクセスの欠如、そして紛争のために半分の施設しか稼働していない荒廃した医療システムによって、子どもとその家族に及ぶ危険はさらに高まります。
イエメンにおけるユニセフのCOVID-19対応は、依然として深刻な資金不足に陥っています。ユニセフがCOVID-19に対応する資金として国際社会に要請した5,300万米ドルのうち、今日までに調達できたのはわずか10パーセントです。
さらに4,800万米ドルの資金が直ちに得られなければ、ユニセフは以下のパンデミックへの対応を続けることができません:
第一線で働く医療従事者3万人に個人用防護具を提供し、運営や研修などのサポートを行う
患者の安全なスクリーニング検査を実施し、医療施設4,000カ所でのサービスを継続する
隔離センターと検疫施設で90万人の人々に安全な水と衛生サービスを提供する
需要のある酸素濃縮器を調達し酸素療法の能力を向上させる
「長年にわたる寛大なご支援によって、何百万人もの子どもたちの命が守られてきました。 しかしCOVID-19のため、かつてないほどの支援を必要としています。それによって、COVID-19に対応できるだけでなく、世界最大の人道危機の影響を受ける子どもたちのために、ユニセフの重要な活動を継続できるようになるのです」(ニャンティ)
* * *
■ 新型コロナウイルスに関するユニセフの情報はこちらからご覧いただけます。
特設サイト: https://www.unicef.or.jp/kinkyu/coronavirus/
各種ガイドライン: https://www.unicef.or.jp/kinkyu/coronavirus/info/
■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。( www.unicef.org )
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。( www.unicef.or.jp )
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