TOPPANホールディングス、製薬会社向け医療情報分析・提供サービスのWebツールリニューアルでより詳細な分析ニーズに対応
PR TIMES / 2025年1月21日 12時15分
「DATuM IDEA(R)」Webツールで高度な抽出機能や統計分析・アウトカム分析を実現。治療実態の把握やフィジビリティ調査を支援。
TOPPANホールディングス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長CEO:麿 秀晴、以下 TOPPANホールディングス)は、電子カルテデータを基にした医療情報分析・提供サービス 「DATuM IDEA(R)」を開発し製薬会社やアカデミア・医療機関に提供しています。この度、製薬会社向け「DATuM IDEA(R)」の提供サービスの1つであるWebツールをリニューアルし、2025年1月31日より提供開始します。
これまでのWebツールでは患者数や症例件数といったデータ数の確認のみ可能でしたが、本リニューアルにより、複数の項目(患者背景、疾病、薬剤など)を自由に設定して対象患者集団を階層的に絞り込める高度な抽出機能や、検査値を用いた時系列推移、投薬による治療効果が分かる統計データの可視化など、治療実態に即したアウトカム分析が可能になります。
Webツールならではの直感的な操作で患者の治療実態の把握や有効性・安全性の分析など、定量的かつ実際の医療行為に即したデータの参照が可能となり、製薬会社の製品開発・研究における論文執筆やフィジビリティ調査に必要とされるより詳細な医療分析を支援します。
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「DATuM IDEA(R)」新Webツールの画面イメージ(C)TOPPAN Holdings Inc.
■ 「DATuM IDEA(R)」新Webツール開発の背景
TOPPANホールディングスは「健康・ライフサイエンス」領域を今後の成長領域と定め、次世代医療基盤法(※1)に基づき、匿名加工された電子カルテデータを基にした医療情報分析・提供サービス「DATuM IDEA(R)」を製薬会社およびアカデミア・医療機関に提供しています。匿名加工された電子カルテデータの安全かつ効率的な活用により、治療アウトカムや医薬品の有効性・安全性を確認し、未だ治療法が見つかっていない疾患に対する医療ニーズを顕在化することが可能です。また、データベースの活用による迅速な医薬品開発を支援しています。
このような中、2022年に開発した製薬会社向け「DATuM IDEA(R)」のWebツールを利用・導入検討する製薬会社から、患者数や症例件数といったデータ数の確認のみならず、診断や投薬開始後の検査値結果の時系列推移や、検査結果を踏まえた患者集団間の比較確認など、より詳細な分析ニーズがありました。
そこでこの度、製薬会社向け「DATuM IDEA(R)」のWebツールをリニューアルし、複数の項目を自由に設定して対象患者集団を階層的に絞り込める高度な抽出機能や治療実態に即したアウトカム分析などを可能にしました。
■ 製薬会社向け「DATuM IDEA(R)」新Webツールの特長
・複数の項目を自由に設定して対象患者集団を絞り込める高度な抽出機能
身長体重/BMI/診断時・投薬開始日の年齢などの患者背景/傷病/薬剤など、様々な項目を用いて分析対象の患者集団を絞り込むことができます。また、それら基本的な項目に加え、併病/併薬/検査値/診療科/データ期間などの複数の項目を自由に設定し、ニーズに応じたデータの抽出が可能です。データベース概要画面では、地域別の患者数/傷病数/薬剤数/検査数などを俯瞰的に確認でき、患者一人ひとりのデータ情報を把握することができます。
・データの推移を期間ごとに可視化できる統計分析
抽出したデータの集計値は、患者数/処方件数/罹患日数などの豊富な項目を用い、月/年/年度などの期間ごとに集計値の推移を追えるなど、データを可視化して直感的に見ることができます。例えば、糖尿病に罹患している患者の併病一覧を男女別にグラフで可視化するなどが可能です。
・患者の治療実態が確認できるアウトカム分析
匿名加工された電子カルテデータから収集した検査値を用いて、散布図による検査値間の相関確認や、検査値のレンジ設定による重症度別のグループ間比較など、様々な角度から患者の治療実態を分析することが可能です。また、投薬による影響を時系列に整理・分析し、臨床での診療行為に基づいた患者の治療実態を把握することができます。例えば、大腸の炎症性疾患で指定難病に登録されている潰瘍性大腸炎では、投薬前6か月と投薬後6か月の、血液中に含まれるタンパク質の量変化を月毎に見ることが可能です。
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投薬によるデータ推移
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グループ間比較
■ 今後の目標
TOPPANホールディングスは、今回リニューアルを行った製薬会社向け「DATuM IDEA(R)」のWebツールの展開を進め、初年度に5社、数年内に20社への導入を目指します。また、製薬会社の解析ニーズを踏まえた解析・レポートサービスやデータセット提供サービスも合わせて提供することで、健康長寿の延伸と効率的な創薬を支援し、持続可能な社会の実現に貢献します。
※1 次世代医療基盤法
正式名「医療分野の研究開発に資するための匿名加工医療情報及び仮名加工医療情報に関する法律」は、医療分野の研究開発に資するための匿名加工医療情報及び仮名加工医療情報に関し、匿名加工医療情報作成事業を行う者及び仮名加工医療情報作成事業を行う者の認定、医療情報及び匿名加工医療情報、仮名加工医療情報等の取扱いに関する規制等を定めています。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
以 上
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