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九州先端科学技術研究所がオープンデータカタログサービス「BODIK ODCS」にTISの自治体向けフィードバック機能を採用

PR TIMES / 2024年9月3日 14時40分

~データ利用者の「生の声」を届けてオープンデータ利活用を促進~



TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、公益財団法人 九州先端科学技術研究所(所在:福岡県福岡市、理事長 貫 正義、以下:ISIT)が提供する自治体オープンデータカタログサービス「BODIK ODCS」に、TISが開発し公開しているオープンソフトウェア(以下:OSS)のCKAN※1Extension Feedbackが採用されたことを発表します。
ISITの「BODIK ODCS」は300以上の自治体が利用するオープンデータ連携基盤サービスです。CKAN Extension Feedbackを採用することで、データ利用者はデータごとに質問・意見・活用事例の報告(以下:フィードバック)ができるようになり、データ提供者は利用者の「生の声」を受け取れるようになりました。

※1 オープンデータカタログサイトを構築するためのOSSとして多くの国や地域等で利用されており、ISITが構築する「BODIK ODCS」にも採用されている。


<CKAN Extension Feedbackのイメージ>
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1623/11650-1623-70ffbc21e7ea11390abc9fcdc579e91b-945x574.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■背景
近年のデジタル技術の進化に伴って大量のデータと情報が飛び交い、政府や自治体はこれまで以上に透明性と信頼性を求められるようになりました。こうした背景から、日本では官民データ活用推進基本法※2に基づき国・自治体に対してオープンデータの利活用を義務化しています。しかし、OECD(経済協力開発機構)が実施する国ごとのオープンデータ整備状況調査によると、日本の加盟国総合順位は年々降下しています。※3
オープンデータの利活用シーンは、アプリケーション開発や研究のためのデータ分析、地域課題解決のためのデータ照会など多岐にわたります。データに対する市民のニーズが多様化する一方で、データ利用者と提供者とをつなぐ手段は行政窓口や問い合わせフォーム等の総合的な窓口しかありませんでした。そのため、データ利用者はデータそのものに対して気軽にフィードバックできず、データ提供者も利用者のニーズを充分に把握できませんでした。
ISITはこうした自治体への問い合わせ機能が現在のニーズに充分対応できていない課題を解決すべく、TISのCKAN Extension Feedbackの採用に至りました。

※2 行政や民間企業がもつデジタルデータを公開して活用するための基本方針を定めた法律。
※3 2019年時点で4位/加盟国40カ国位、2023年には25位/加盟国40カ国という結果になっている。(https://www.oecd.org/publications/2023-oecd-open-useful-and-re-usable-data-ourdata-index-a37f51c3-en.htm

■CKAN Extension Feedbackの特長
CKAN Extension Feedbackはオープンデータを公開するデータ提供者が、データ利用者からのフィードバックを得るための機能を提供します。本機能によって、データ提供者は利用者のニーズを把握でき、データの質および量の向上を図ることができます。
また、オープンデータ活用事例投稿機能を用いて、データ利用者は自身の開発したアプリケーションやシステムを紹介できます。活用事例が直接データ提供者にフィードバックされることで更なるオープンデータの利活用促進が期待できます。

主な機能は以下の通りです。

1. データの集計情報の可視化機能(ダウンロード数、利活用数、課題解決数など)
2. 各データに対する利用者のコメント・評価機能
3. 利用者が実際にデータを利活用し開発したアプリケーションやシステム等を紹介できる機能
4. データ提供者が利用者の利活用事例を評価する「課題解決認定」機能

<集計情報の可視化イメージ>
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1623/11650-1623-e464dd1942aea98985d0e0c3da625e55-627x408.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



<コメント投稿機能イメージ>
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/11650/1623/11650-1623-b028fdf9a86fda0a971c89d0ff234513-701x448.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



CKAN Extension Feedback のGithubリポジトリは以下URLをご参照ください。
https://github.com/c-3lab/ckanext-feedback

「BODIK ODCS」上で本機能の有効化を希望する自治体はISITまでお問い合わせください。
※ 希望する自治体でのみ本機能を利用可能な状態にしています。

■今後について
TISとISITは今後、オープンデータに関連するイベント等を通して啓発活動を実施していくとともに、更なるオープンデータ利活用促進につながるOSS開発を検討・推進し、国や地域が保有するデータの更なる公開につなげ、新たなサービスや価値創出に貢献していきます。

■「BODIK」について
誰でも簡単にオープンデータが活用できる社会を目指し、自治体のオープンデータ取組支援を中心に、オープンデータプラットフォームを構築・運用しています。近年はデータ連携基盤との接続実証にも取り組んでいます。

詳細は以下URLをご参照ください。
https://www.bodik.jp/
https://odcs.bodik.jp/

TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。

公益財団法人 九州先端科学技術研究所について(https://www.isit.or.jp/
ISITは、技術移転や技術交流の架け橋となり、情報関連産業をさらに振興させるための中核的研究所として誕生しました。
ISITでは中長期的、戦略的なテーマに関する研究開発を行い、さらに大手・地場企業間あるいは大学・企業間の産学連携のコーディネートや研究交流・情報発信等、さらに、新産業の育成支援を行うことによって、広く関連産業や地域社会の発展に寄与していきます。

※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

◆本件に関するお問い合わせ先
TIS株式会社 
ソーシャルイノベーション事業部 デジタル社会サービス企画部 
E-mail:opendata@ml.tis.co.jp

公益財団法人 九州先端科学技術研究所 オープンイノベーション・ラボ 坂本/吉良
TEL:092-852-3450 E-mail:bodik-team@isit.or.jp

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