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気仙沼の漁師たちが山に木を植え続けて30年。大震災を乗りこえ、海がよみがえるまでの軌跡を描いた本が発売に!

PR TIMES / 2018年5月31日 10時1分

森と川と海のつながりの大切さを説き、国連の「フォレストヒーローズ」にも選ばれた気仙沼のカキ漁師・畠山重篤さんの最新エッセーが5月31日に発売。30回目を迎える「森は海の恋人植樹祭」も6月3日に開催されます!



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「森は海の恋人」の合言葉をかかげて、宮城県気仙沼のカキ漁師・畠山重篤さんたちが植林運動を初めて、今年で30年になります。
父がはじめた仕事を受け継ぎ、舞根湾でカキ養殖業を営む畠山さんは、1960年代半ばから発生するようになった赤潮の原因を調べるうちに、生活排水などで川が汚れ、森も荒廃していることに気づきました。そして、フランスの養殖場を視察し、カキが生息する汽水域の上流に豊かな森が広がっているのを見たとき、森と川と海のつながりの大切さを実感します。
豊かな海を守るためには、森を守らなければならない――。そう確信した畠山さんは、1989年に地元の漁師仲間たちと、気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山で、落葉広葉樹の植樹活動をはじめました。
畠山さんたちのこの活動は、小・中学校の教科書にも取り上げられて、森・川・海の連関の大切さが、多くの人に知られるようになりました。
しかし2011年3月11日、東日本大震災が発生し、「千年に一度」と言われる大津波に襲われます。孫の手を引き、高台に避難した畠山さんは難を逃れましたが、施設に入っていた93歳のお母さんは帰らぬ人となりました。
海には大量の油が流れて、カキを吊していたイカダもすべてが流されました。どんよりと濁った海を見つめて、畠山さんは「もう終わりか――」と覚悟したそうです。
でも、まもなくして海に魚たちがもどってきました。それは山に木を植え続け、海に流れこんでいる川と背景の森林の環境を整えたゆえの成果だったのです。
畠山さんは言います。「山に木を植えることはもちろん大事ですが、もっとも大切なのは、『人の心に木を植える』ことなのです。」と。
30回目を迎える「森は海の恋人植樹祭」は、6月3日(日)に岩手県一関市室根町の矢越山で開催されます。

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人の心に木を植える
畠山重篤  スギヤマカナヨ/絵
価格 本体:1300円(税別)
ISBN978-4-06-511739-2
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000310125

著者・畠山重篤(はたけやましげあつ)
1943年、中国・上海生まれ。宮城県でカキ・ホタテの養殖業を営む。「牡蠣の森を慕う会」代表。1989年より「森は海の恋人」を合言葉に植林活動を続ける。一方、子どもたちを海に招き、体験学習を行っている。2005年から京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授。
『漁師さんの森づくり』(講談社)で小学館児童出版文化賞と産経児童出版文化賞JR賞、『日本〈汽水〉紀行』(文藝春秋)で日本エッセイスト・クラブ賞、『鉄は魔法つかい』(小学館)で産経児童出版文化賞産経新聞社賞を受賞。その他の著書に『森は海の恋人』『リアスの海辺から』『牡蠣礼讃』(文藝春秋)などがある。

イラスト・スギヤマカナヨ
静岡県生まれ。絵本作家。東京学芸大学初等科美術卒業。『ペンギンの本』(講談社)で講談社出版文化賞を受賞。著書に『K・スギャーマ博士の動物図鑑』(絵本館)、『てがみはすてきなおくりもの』(講談社)、『ぼくのまちをつくろう!』(理論社)、『ようこそ! へんてこ小学校』(KADOKAWA)、「おもしろい! 楽しい! うれしい! 手紙」シリーズ(全3巻・偕成社)など多数。畠山重篤とのコラボレーション作品に『山に木を植えました』(講談社)、『フェルムはまほうつかい』(小学館)。

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