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アフガニスタン:ユニセフは留まり支援継続~取り残されていた子どもたちへ、支援拡大意向【プレスリリース】

PR TIMES / 2021年8月19日 18時45分



[画像1: https://prtimes.jp/i/5176/1787/resize/d5176-1787-337ab3c0c44e41519688-2.jpg ]

【2021年8月18 日 ニューヨーク/カブール(アフガニスタン) 発】

国連の定例記者会見において、ユニセフ(国連児童基金)アフガニスタン事務所代表のエルヴェ・ルドヴィック・ド・リス(Hervé Ludovic De Lys)がアフガニスタンにおけるユニセフの活動について発言した概要を下記の通りお知らせします。

* * *

数日前の首都カブールに至るまでの武力紛争の最終局面においても、ユニセフはアフガニスタンの子どもたちのために活動を続け、彼らの緊急の支援ニーズに応えてきました。

この先、答えの出ない問題が待ち受けていますが、ひとつだけ確かなことがあります。ユニセフは、アフガニスタンのすべての子どもとすべての女性のために、これからもここに留まり活動を続けます。65年前からそうであったように、ユニセフがここを去ることはありません。

いくつかの地域においては、安全確保のため秩序が回復するまで私たちの活動を停止するよう、タリバンから要請されたことも事実です。しかし、私たちはほぼすべての州で地元の指導者たちと毎日連絡を取り合っており、彼らのメッセージは明確です。それは、彼らは私たちがアフガニスタンに留まり、活動を続けることを望んでいる、とうことです。

私たちは、アフガニスタン全土での活動を維持するために、新しい指導者と建設的に関わっており、今後、女性と子どものための活動を拡大できると期待しています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/5176/1787/resize/d5176-1787-11ecdf7c886653aa6296-1.jpg ]

ユニセフは、同国における人道支援を拡大しています。短期的には、国内避難民キャンプに移動式の保健・栄養チームを派遣しているほか、国内避難民キャンプや干ばつの影響を受けた地域への給水も拡大し、人々の苦しみを軽減すべく活動しています。

長期的には、政府の対話窓口ができた時点で、国内外NGOとの現在のパートナーシップを強化し、各省庁との協力の仕方について明確にしたいと考えています。私たちは、国内でより多くの活動を展開できる可能性があると考えています。例えば、これまで支援を届けるのが難しかった地域で、50万人近くを対象に栄養不良の支援を行おうとしています。

また、ポリオに関しても、大きな前進ができると期待しています。アフガニスタンは、世界で2カ国のみ残るポリオ常在国のひとつです。近年の私たちの最大の課題のひとつは、子どもたちへのワクチン接種のための、家庭やモスクを含めコミュニティへのアクセスでした。しかし、今後はより容易にアクセスできるようになると期待しています。私は、ゲイツ財団のパートナーとともに、世界保健機関(WHO)との効果的な連携を継続することで、ポリオを撲滅する機会があると信じています。

またこの場をお借りして、アフガニスタンでの活動を可能にしてくださったすべての支援者の方々に感謝したいと思います。みなさまのご支援がなければ、ユニセフは活動を拡大し、最も弱い立場にある子どもたちや女性に命を守る支援を届けることはできませんでした。

[画像3: https://prtimes.jp/i/5176/1787/resize/d5176-1787-70b32c588e47d3a24dbb-0.jpg ]

今、アフガニスタンは過渡期にあり、次に何が起こるかは誰にも予測できません。しかし、昨日の時点で、西部のヘラートでは小中学校が開校しており、南部のマルーフでは500人の女の子を含む1,500人の子どもたちが学校に通っていたことをお伝えします。また、保健委員会が昨日、女性を含むすべての医師、看護師、保健員に職場復帰を要請したことは、明るい兆しと言えるでしょう。

しかし、アフガニスタンでは、50万人が国内で避難生活を送り、1,800万人以上が人道的支援を必要とし、その半数が子どもである状況にあり、支援ニーズは甚大です。干ばつの影響も続いています。早急に対策を講じなければ、2021年末までに100万人もの5歳未満児が重度の栄養不良に陥ると見られています。 ユニセフは今年、これまでに170万人に人道支援を行いましたが、最も厳しい状況にある人々、特に子どもたちに命を守る支援を行うためにユニセフが今年必要とする資金として、さらに7,600万米ドルが必要です。

こうした命を守る活動は、永続的な平和と安定があってこそ成り立ちます。最も支援が届きにくい子どもたちに手を差し伸べるために、ユニセフは、『緊急事態における子どものためのコア・コミットメント』と人道主義の原則に従って、安全で制約のないアクセスをすべての当事者に求めています。

私たちは、取り残されていた子どもたちに、命を守る保健サービスや教育、特に女の子に支援を届けることができることを願っています。

* * *

■ ユニセフ「人道危機緊急募金」ご協力のお願い

世界中で起きている紛争や武力衝突、感染症の流行など人道危機に苦しむ子どもたちのために、ユニセフは緊急支援を行っています。その活動を支えるため、(公財)日本ユニセフ協会は、ユニセフ「人道危機緊急募金」を受け付けております。アフガニスタンの子どもたちを含む、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるために、ご協力をお願い申し上げます。

1. クレジットカード/コンビニ/ネットバンクから
https://www.unicef.or.jp/kinkyu/humanity/2008.htm

2. 郵便局(ゆうちょ銀行)から
振替口座:00190-5-31000/口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「人道危機」と明記願います。
*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。

※ 公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。

* * *

■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。 https://www.unicef.org/
※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます
※ ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国33の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/

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