シングルユースのバイオリアクター(SUB)の市場規模、2026年に88億米ドル到達予測
PR TIMES / 2021年11月29日 13時15分
株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「シングルユースバイオリアクター (SUB) の世界市場 (~2026年):製品 (システム・2Dメディアバッグ・3Dメディアバッグ・濾過アセンブリー)・分子タイプ・細胞タイプ ・用途・エンドユーザー・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を11月29日より開始いたしました。
【 当レポートの詳細目次 】
https://www.gii.co.jp/report/mama1025027-single-use-bioreactors-market-by-product-system-2d.html
[画像: https://prtimes.jp/i/71640/1824/resize/d71640-1824-1b58246149a91169bc27-0.png ]
シングルユースのバイオリアクター(SUB)の市場規模は、2021年の34億米ドルからCAGR21.1%で成長し、2026年には88億米ドルに達すると予測されています。小規模企業や新興企業でのSUBの採用増加、複雑な自動化の軽減、容易になった海洋生物の培養、エネルギーと水の消費量の削減、生物製剤市場の拡大、SUBの技術的進歩、バイオ医薬品の研究開発の増加などが、シングルユースのバイオリアクター市場の成長を促進する要因となっています。
COVID-19がシングルユースのバイオリアクター市場に与える影響
多くのバイオ医薬品企業が、新型コロナウイルスのパンデミックに対応したワクチンの開発を急速に進めています。例えば、Moderna Therapeutics社は第1相試験中のメッセンジャーRNAを、Inovio Pharmaceuticals社はヒト試験に入ったDNAワクチンを、Novavax社は組換えタンパク質ナノ粒子プラットフォームをベースにしたワクチンを開発しています。これらのプログラムが試験段階を通過すれば、臨床および商業生産プラットフォームは、シングルユースの機器やシステムによって大きく支えられることになります。
コロナウイルスに対するワクチンの開発競争において、シングルユースバイオリアクターの大手メーカーの多くは、現在開発中、またはすでに臨床試験段階にあるワクチンを持つ企業と協力しています。例えば、Sartorius社は、SARS-CoV-2に対する最初のワクチン候補を開発し、臨床試験に入ったCanSino Biologicsと中国の軍事医学院生体工学研究所のChen Wei氏のチームを支援しています。これは、SUB市場への好影響につながったと言えます。
ある大手バイオプロセスメーカーの話では、コロナウイルス危機によるサプライチェーン、生産、顧客への出荷への影響は、バイオプロセスソリューション市場ではこれまでのところ管理可能であったと報告されています。短期中期的な予測は極めて限定的で、影響は無視できるレベルです。しかし、世界の医薬品研究開発費の減少や、COVID-19の発生による2020年の生物製剤の売上減少は、今後のシングルユースのバイオリアクター市場の成長にマイナス影響を与えると考えられます。
牽引要因:バイオ医薬品の研究開発の増加
高齢者人口の増加に伴い、バイオ医薬品の需要が世界的に高まっています。高齢者はさまざまな病気にかかりやすいため、企業は製品開発や生産量増加のために、バイオ医薬品の研究開発や製造に力を入れています。バイオ医薬品業界は、他の製造業と比較して売上高に占める研究開発費が平均6倍となっています。2018年、バイオ医薬品企業は研究開発に1,020億米ドルを投資したと言われています(出典:PhRMA)。シングルユース技術は、バイオ医薬品製造のワークフローに不可欠な要素です。特に臨床試験や研究開発においては、中小規模のバイオ医薬品製造の大きな割合を占めています。従来の技術に比べた利点から、バイオ医薬品の研究開発においてシングルユースシステムの採用が増加しています。研究開発費の増加は、シングルユースのバイオリアクター市場の成長に対するポジティブな指標と考えられます。
【 無料サンプル 】
当レポートの無料サンプルは、こちらからお申し込みいただけます。
https://www.gii.co.jp/report/mama1025027-single-use-bioreactors-market-by-product-system-2d.html
【本件に関するお問合せ先】
販売代理店 株式会社グローバルインフォメーション
TEL:044-952-0102(9:00-18:00 土日・祝日を除く)
E-mail:dbm@gii.co.jp
URL:https://www.gii.co.jp
【株式会社グローバルインフォメーション 会社概要】
1995年の創立以来、海外市場調査レポートの販売を通じて企業のグローバル展開を支援しています。世界6カ国に拠点を持ち、海外の提携調査会社250社以上が発行する調査資料約10万点をワンストップでご提供。市場情報販売のグローバル・リーディングカンパニーを目指し、企業ならびに社会の発展に寄与すべく、お客様にとって真に価値ある情報をお届けしています。
創立:1995年
所在地:215-0004 神奈川県川崎市麻生区万福寺1-2-3 アーシスビル7F
事業内容:市場調査レポート/年間契約型情報サービスの販売、委託調査の受託、国際会議/展示会の代理販売
市場調査レポート/年間契約型情報サービス:https://www.gii.co.jp
委託調査:https://www.gii.co.jp/custom_research/
国際会議/展示会:https://www.giievent.jp/partnering.shtml
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
ザルトリウスとTheWell Bioscienceが提携 創薬におけるより正確な予測を実現
@Press / 2024年5月8日 9時30分
-
「バイオものづくり」が変革する化学・製造業の未来 :グラントとスタートアップから見える研究開発のいま
PR TIMES / 2024年4月26日 19時40分
-
タカラバイオがサーモフィッシャー製のシングルユースバイオリアクターを活用したラージスケールでのウイルスベクター受託製造を新たに開始
@Press / 2024年4月22日 15時0分
-
【ライブ配信セミナー】バイオリアクターの設計とスケールアップ ~ 製薬・食品・環境の実務に役立つ設計計算から最新技術の解説まで ~ 5月17日(金)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ
PR TIMES / 2024年4月18日 12時40分
-
GVSジャパン、バイオ医薬品製造に最適なシングルユース関連製品を新発売
@Press / 2024年4月17日 9時30分
ランキング
-
1トヨタの営業利益5兆3529億円、日本企業で過去最高…最終利益も倍増し初の4兆円超
読売新聞 / 2024年5月8日 14時25分
-
2損保大手、火災保険料引き上げ=10月に10%、災害激甚化で
時事通信 / 2024年5月8日 17時54分
-
3訪日客数が過去最高 インバウンド需要は?
食品新聞 / 2024年5月8日 10時41分
-
4一時1ドル160円から乱高下 為替介入2日で8兆円規模か【Bizスクエア】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月8日 6時30分
-
5物価の優等生『もやし』生産者はようやく少しずつ値上げ…しかし消費減で悲鳴「このままでは生産者がみんな廃業してしまう」
MBSニュース / 2024年5月8日 19時18分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください