最優秀賞に法政大学４年、藤井瞳さん 第41回土光杯全日本青年弁論大会

　将来を担う若き論客が弁論を競い合う「第41回土光杯全日本青年弁論大会」（フジサンケイグループ主催、カートエンターテイメント特別協賛）が１月11日（土）、東京都内で開かれました。2023年の出生数が過去最少を更新し、婚姻件数も90年ぶりに50万件を下回るなど少子化が著しい中、「人口減少社会にどう立ち向かうか」をテーマに10人の弁士が熱弁を振るいました。
【アーカイブ動画】https://www.youtube.com/watch?v=kv2I4Bsvn1Q
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=kv2I4Bsvn1Q ]
　最優秀賞の土光杯は、法政大学経済学部４年の藤井瞳さん（22）＝写真＝が受賞。藤井さんは「未来を担う子供が貧困状態で希望を失っている。貧困の連鎖を断ち切る必要がある」と主張しました。
　昭和を代表する財界人で「メザシの土光さん」として語り継がれる土光敏夫氏の出身地、岡山県にちなんだ「特別賞岡山賞」は公務員の小澤佳奈さん（27）が獲得。小学校で外国にルーツを持つ児童が増える中、日本語教育を通じて価値観を共有し「ともに日本を良くする仲間」という姿勢で向き合うことが大切だと訴えました。
　入賞者には正賞のトロフィーのほか、副賞として旅行券が贈られました。


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土光杯、岡山賞以外の入賞者は以下の通り（敬称略）
≪フジテレビ杯≫　安岡優愛（17）＝桐蔭学園高校２年
≪ニッポン放送杯≫　旭海太郎（29）＝会社員
≪産経新聞社杯≫　天野雄介（28）＝会社員

【土光杯全日本青年弁論大会】
　行政改革に大きな足跡を残した故土光敏夫臨時行政調査会長の「行革の実行には若い力が必要」との呼びかけに応じて、フジサンケイグループが昭和60（1985）年に創設。テーマはその後拡大され、日本の将来を担う若者の主張の場として毎年開催される。

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