LINE、宮城県教育委員会・仙台市教育委員会と共同開発した教材「みやぎ情報活用ノート」中学校編を公開
PR TIMES / 2019年11月15日 17時5分
新学習指導要領を踏まえた情報活用能力育成のための教材を、中学生向けに開発
LINE株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:出澤剛)は、宮城県教育委員会および仙台市教育委員会と情報活用能力育成のための教材「みやぎ情報活用ノート」の中学校編を共同開発し、本日より無償で提供を開始いたしますので、お知らせいたします。
[画像: https://prtimes.jp/i/1594/1889/resize/d1594-1889-780424-0.png ]
LINEと宮城県教育委員会、仙台市教育委員会は、「情報活用能力*1」を育成することを目的に、教育工学・情報教育・メディア教育などの分野を専門とする有識者である、東北大学大学院 堀田龍也教授、東北学院大学 稲垣忠教授、宮城教育大学 安藤明伸教授、静岡大学 塩田真吾准教授のご協力のもと、「みやぎ情報活用ノート」を作成しております。
2019年3月に第一弾として公開した小学生向けの教材*2に続き、このたび、第二弾として中学生向けの教材を公開いたします。
「みやぎ情報活用ノート」は、新学習指導要領を踏まえ、活動スキル・探究スキル・プログラミング・情報モラルの4つの分野を1冊にまとめており、各分野を横断し総合的な学習を可能とすることで、これからの情報化社会で活きる情報活用能力の育成を目指します。各分野、児童・生徒向けのワークシートと教員向けのモデル指導案で構成し、宮城県内において効果的な教育が実践されることを支援します。
「情報活用ノート」中学校編 詳細
■各教材の特徴、ねらい
【活動スキル編】
情報手段を活用するための基礎的な知識・技能を養う内容です。2020年から施行される新学習指導要領において、中学校の数学でデータ活用領域が強化されたことを受け、データの集め方の精度を高めるアンケートの作り方、図書や新聞のメディアの特徴を理解した情報の集め方、さらには表計算ソフトやアプリを用いてそれらのデータを表やグラフに整理することを発展的に学ぶことができます。
【探究スキル編】
課題を設定・発見し、解決に必要な情報を集めて整理・分析し、その結果をまとめ・表現する力を養う内容です。
文字・写真・動画などのメディアの特徴を確認したうえで、それらを活かした効果的なプレゼンテーション方法を検討する演習を行います。また、学びの過程を自己評価し、他者からのアドバイスを踏まえた「振り返り」を行うことで、様々な活動の基礎となる改善策の立て方を身に着けることを目指します。
【プログラミング編】
コンピュータをより適切、効果的に活用していくための仕組みを知り、主体的な活用に結びつけられる内容です。
新学習指導要領への移行期間ということを考慮し、これまで中学校でプログラミング教育を扱ってきた「技術・家庭科(技術分野)」以外の教科でも学べる事例を紹介しています。具体的には、数学において、各学年で学習する単元の狙いを踏まえながらプログラミング要素を取り入れることで、情報の関連付けや試行錯誤の力を養うことを目指します。
【情報モラル編】
情報技術の役割・影響の理解や情報社会で適切に活動するためのもととなる態度を養う内容です。
未来の暮らしを考える過程で、これまでの情報技術の進展によりコミュニケーション方法など変化したものを確認するとともに、その中で気をつけるべきこととしてマナーやモラルに焦点をあて、基本的には変化しないものに気付かせる内容となっています。また、ネット上のサービスを利用する際のシミュレーションを行い、アカウントの作成時における入力情報やプライバシーポリシーのチェック、写真の公開の仕方など、具体的な利用シーンを想定した中で注意すべきモラルについても実践的に学びます。
本教材は、仙台市教育委員会のホームページから、どなたでも閲覧・活用が可能です。
「みやぎ情報活用ノート」ダウンロードサイト http://www.sendai-c.ed.jp/~frontier/jyouhou-katuyou/index.html
今後、引き続き高校生向け教材も開発し、小学生から高校生まで、宮城県内の児童・生徒が発達段階に応じて体系的に学べる環境を醸成してまいります。
LINEは、今後も教育機関などと緊密に連携しながら、CSR活動として取り組んでいる児童・生徒のインターネットの適正な利用に向けた啓発活動の推進や、情報活用能力の育成を支援してまいります。
*1 情報活用能力
情報化社会の進展に伴い、子どもたちにおいても情報の接触や発信の機会が増加する中で、情報や情報技術を適切かつ効果的に活用しながら問題を発見・解決し、自分の考えを形成する力とともに、情報モラル・セキュリティの理解、責任を持って適切に情報を取り扱おうとする態度の育成も求められています。新学習指導要領では、そういった要素を教科の枠を超えた全ての学習活動の基盤となる資質・能力として「情報活用能力」と位置づけています。
*2 「みやぎ情報活用ノート」小学校版
2017年11月、宮城県教育委員会および仙台市教育委員会と「みやぎ情報活用能力育成共同プロジェクト事業」を立ち上げ、本事業の実施にかかる協定を締結しており、取り組みの一環として、全国初となる複数分野にまたがる発達段階に応じた情報活用能力育成の教材「みやぎ情報活用ノート」小学校編を2019年3月に発表しました。
詳細はプレスリリース( https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2019/2632 )をご参照ください。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
プログラミング学習用EdTech教材「ライフイズテック レッスン」、新潟市の全公立中学校に導入
PR TIMES / 2024年9月18日 17時40分
-
AI教材「すらら」に新科目追加 「情報I」2025年4月リリース
PR TIMES / 2024年9月13日 14時40分
-
「令和6年度【第2回】タイピングスキル検定・情報活用能力検定mini」募集開始!無料参加自治体・小中学校を募集
PR TIMES / 2024年9月12日 12時45分
-
プログラミング学習用EdTech教材「ライフイズテック レッスン」、全国600自治体、4,400校、中学・高校生135万人に導入
PR TIMES / 2024年9月6日 19時40分
-
プログラミング学習用EdTech教材「ライフイズテック レッスン」、ICT活用能力の育成を目指す福岡県飯塚市の全公立中学校に導入
PR TIMES / 2024年8月26日 15時15分
ランキング
-
1キオクシアHD、1200億円の融資枠設定=三重・岩手の投資に活用
時事通信 / 2024年9月20日 22時41分
-
2「コンビニは高い」払拭目指すセブン-イレブン 松竹梅の“梅”重点強化
食品新聞 / 2024年9月20日 9時57分
-
3漁業関係者、「ぬか喜びにならなければ」=歓迎も中国側の手のひら返し警戒
時事通信 / 2024年9月20日 20時55分
-
4ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
5日経平均は9月下旬以降再び下落する懸念がある それでも中期での日本株の魅力は変わらない
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください