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海藻が原料の寒天をテーマに海の課題を学ぶ【海に恋する岐阜キッズ 寒天から海を学び隊】を開催しました!

PR TIMES / 2023年9月5日 12時15分

2023年8月22日(火)・23日(水)【岐阜県恵那市山岡町・愛知県知多郡南知多町篠島】

一般社団法人海と日本プロジェクト岐阜は、公募で選ばれた県内の小学5・6年生20人を対象に、2023年8月22日(火)・23日(水)の2日間、海なし県の子どもたちに海の関心を高めて海の課題を自分事として考えてもらおうと、岐阜県で生産が盛んな「寒天」をテーマに海について学ぶ「海に恋する岐阜キッズ 寒天から海を学び隊」を開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。



[画像1: https://prtimes.jp/i/77920/1927/resize/d77920-1927-b5baf211f6fccc9de61e-0.jpg ]


海に恋する岐阜キッズ 寒天から海を学び隊 概要


・開催概要:「~寒天の原料”海藻”をきっかけに海を学び、海のために私たちができることを考えよう~」海藻のテングサから作られる寒天。低カロリーでミネラル豊富なヘルシーな食材として注目されていますが、岐阜県恵那市は「細寒天」の生産量が全国シェア8割を占める一大産地です。テングサは海で収穫されるのに内陸の岐阜県でなぜ寒天作りが盛んなのか…。海のない岐阜県で生産され海と深いつながりのある寒天をきっかけに海について学ぶ「海藻」をテーマにした体験型学習プログラムです。海藻が海にとって大切な役割を果たしていること、海藻を通して海で起きている問題や課題を学び、また岐阜の山・川と海のつながりを学ぶほか、海に親しむ体験で子どもたちの海への好奇心と“海ごころ”を醸成し、豊かな海を未来につないでいくために私たちができることを考えました。
・日程:2023年8月22日(火)・23日(水)1泊2日
・開催場所:岐阜県恵那市山岡町・愛知県知多郡南知多町篠島
・参加人数:岐阜県在住の小学5・6年生 20人
・協力団体:岐阜県寒天水産工業組合、丸三寒天冷凍部、明知鉄道 山岡駅かんてんかん、森田商店、愛知県水産試験場、岐阜県脱炭素社会推進課、浜辺の宿 大舟、岐阜女子大学
・後援:岐阜県教育委員会・恵那市教育委員会

寒天は海とつながっている 寒天工場で寒天作りを体験


「寒天から海を学び隊」として参加した、海に恋する岐阜キッズたちは、まず、寒天の生産が盛んな岐阜県恵那市山岡町の寒天工場「丸三寒天冷凍部」を訪れました。この工場は、大きな冷凍庫を保有していて、夏場でも寒天を作ることができます。子どもたちは早速、専用の道具を使って寒天を細く仕上げる「突き出し」の作業を体験。「寒天がするっと出てきて、気持ちよかった」「道具が重くて、作業は大変だなと思った」などと、普段はすることができない貴重な体験の感想を話していました。
作業の体験の後、三浦仁憲社長の案内で工場内を見学。材料の海藻「テングサ」を洗って、煮出して、固めるというそれぞれの工程を見て回りました。三浦社長は、地域の寒天作りの歴史なども話し、「恵那市山岡町は1.凍る2.溶ける3.乾燥する、という寒天作りに必要な3つの条件が整う場所」と説明。「近年は冬場でも寒天が凍らない日が増えた」と温暖化の影響を語りました。
昼食は、明知鉄道の山岡駅かんてんかんで、「ところてん」をはじめ、「寒天らーめん」など寒天尽くしのランチを堪能。寒天工場で本場の突き出しの作業を経験したばかりの子どもたちは、上手にところてんを作って、つるつるの食感を体感したり、料理によって食感も味もさまざまに変わる寒天の魅力を楽しんだりしていました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/77920/1927/resize/d77920-1927-3f3aa2c6a287a482ee48-1.jpg ]


岐阜の山・川は海とつながっている 温暖化は寒天の敵


子どもたちは、バスでの移動時間を利用して、岐阜県環境教育推進員の伊藤允人さんの話を聞きました。
「川の水はどこからくるの?」伊藤さんは、普段から川を見慣れている子どもたちに、改めて質問を投げ掛け、山から湧き出た水が川を流れて海へとつながり、山や川は海とつながっていることを説明しました。そして地球上の水の大部分は海水であることに触れながら、特に、水は循環していること(山→川→海→山→川→海…)を強調しました。「ごみを拾う」「山や川を汚さない」など、海のために岐阜でできることを子どもたちから聞き出しました。また、温暖化が森林や川・海の水、生き物など様々なことに影響しており、寒暖の差が少なくなってきていることから寒天作りにも悪影響があることに、子どもたちは真剣に耳を傾けました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/77920/1927/resize/d77920-1927-8046f54019d884c26c46-2.jpg ]


魚やタコをつかみ取り! 海で育まれた命に触れる


子どもたちは、高速船に乗って愛知県知多郡南知多町の篠島へ。この日は波が高く、予定していた海岸での魚のつかみ取りは、浜辺に置いた生けすで行うことになりましたが、海なし県からやってきた子どもたちは大喜び。最初は、魚やタコが上げるしぶきに驚いて後ずさりしていた子も少しずつ慣れて、触ったり、持ち上げたりして、海で育まれた命に触れていました。生きたタコを触ったのは初めてという児童は「プニプニしていて、ぬるぬるしていた」と感想を話していました。その後、波打ち際で、複雑なリズムで打ち寄せる波を全身で受け、目の前いっぱいに広がる海のロマンに思いをはせていました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/77920/1927/resize/d77920-1927-e53c3fd55059b9a6f1c9-3.jpg ]


テングサが減っている 海の環境の変化が影響か


宿泊した「浜辺の宿『大舟』」では、テングサの買い付けを行っている愛知県知多郡武豊町の森田商店の森田尚宏社長を講師に招き、テングサの特徴から取り巻く現状について話を聞きました。テングサは暖かい地域の海で、水深15メートルほどの日本全国の沿岸に生息していること、テングサには寒天の原料となる寒天質が含まれていて、波の強い海で育ったテングサはしっかりした寒天、穏やかな海で育ったテングサは粘り気のある寒天になることなどを説明。近年、テングサが採れる量が減っていて、中でも和歌山県南部から高知県東南部で採れる量が減っているのは、黒潮の大蛇行によって海の水温や栄養分が変化していることが原因ではないかという考えについて子どもたちは興味深そうに聞き入っていました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/77920/1927/resize/d77920-1927-7a47ad9c109113b272b3-4.jpg ]


海藻がつくる海の森 温暖化による海への影響


次に、愛知県水産試験場 漁業生産研究所 栽培漁業グループの技術士で環境カウンセラーの阿知波英明さんから、近年の海藻に関する研究結果を聞きました。阿知波さんは、温暖化により、夏から秋の水温が高くなり、水温が下がる時期が遅れ、のり養殖の開始時期が1カ月近く遅くなっていること、水温の上昇により海藻の生育に悪影響を及ぼすとともに、魚による食害を受ける期間が長期化していることなどを説明。子どもたちは、寒天の原料となるテングサにも影響が及ぶことを想像し、「いつまでも魚や貝、海藻が食べられるように自分たちは何ができるか考えて行動しよう」との阿知波さんのメッセージを重く受け止め、夕食では、アジの塩焼きや茹でダコなどをおいしそうに味わっていました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/77920/1927/resize/d77920-1927-486cfa19ddb9b773a70d-5.jpg ]


海とともに生きる漁師さんに昔と今の海の違いを聞こう


地元の漁師・小久保長門さんは、朝早い漁師の1日について紹介。「将来、漁師になりたい子はいる?」との質問に、子どもたちのうち4人が手を挙げ、関心の高さが見えました。小久保さんは、たくさんいたアイナメがほとんどいなくなったこと、クラゲが増えて網が破れてしまうことなど、昔と今の海の違いを話し、「海がなければ、漁師はない」と強調。「魚がたくさん取れて、海藻も多い海がいい。人も生き物も海の恵みを享受できるみんなが暮らしやすい海で、人の手が加わらない自然な状態が一番」と願っていました。子どもたちは、あこがれの海に一番近い人の生の声に真剣に耳を傾け、集中してメモを取ったり、積極的に質問をしたりしました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/77920/1927/resize/d77920-1927-d192a9f3c6e7ba43e35b-6.jpg ]


漁船クルージングで海の魅力を満喫 漁師の仕事にも触れる


2日目は、3つのグループに分かれて漁船に乗り込み、海の風としぶきを受けて篠島を周遊。海から宿がある島を眺めながら、漁師でもある漁船の船長さんらの話を聞きました。子どもたちは、温暖化の影響で、内海の海水温は外海より2度ほど高いこと、昔は取れていた魚が取れなくなったことなど海の現状について説明を受けたほか、「漁師をしていて、うれしかったことは何ですか」などと積極的に質問。船長は「1メートルを超える大きなヒラメが取れた」と胸を張り、子どもたちは「すごい」と目を輝かせていました。また、船の生けすに入れてある、漁で使う餌用の小アジなども見せてもらい、漁師の仕事に触れました。
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テングサが元気に育つ海は?2日間で学んだことをポスターに


岐阜に戻った子どもたちは、2日間で学んだことを「テングサが元気に育つ海/海藻が喜ぶ海」をテーマにポスター作成。子どもたちはクレヨンや色鉛筆、マーカーペンなど思い思いの画材で、画用紙いっぱいに絵やメッセージをかきました。ポスターが仕上がると、保護者も見学している会場で一人一人発表。「昔のきれいな海を想像して描いた。海を大切に」「山・川・海はつながっているので、ごみは拾ってきれいにしたい」など、イベントで学んだことをまとめて伝えました。
ポスターは、明知鉄道の山岡駅かんてんかんなどで販売される寒天を使った「寒天らーめん」と「琥珀糖(こはくとう)」のラベルシールのデザインに採用するほか、10月から明知鉄道の車内に展示する予定です。
[画像9: https://prtimes.jp/i/77920/1927/resize/d77920-1927-08c4876ab978518869d9-8.jpg ]


参加した子どもの感想


・海は山や川とつながっていることが分かった。山や川でごみを見つけたら、拾いたい。
・海はあまり行ったことがなかったけど、海に入ったり、タコをつかんだりできて楽しかった。
・海が汚れていることは知っていたけど、実際に砂浜でごみを見つけたり、漁師さんから直接話を聞いたりして、海の現状が分かった。
・地球温暖化は、人間にとってはまだ小さな変化でも、海の生き物にとっては大きな影響を受けていることが分かった。
・海の学習をきっかけに、違う学校の子たちと一緒に学ぶことができてよかった。

保護者からの声


・海藻のことや海のことで知らないことがたくさんあったと学んだことを教えてくれた。
・また海へ連れていってほしいと言っている。
・海がとても好きになったようなので家族でも連れていってあげたい。
・子どもたち同士でもコミュニケーションがとれるイベントはありがたい。
・次回があればぜひまた参加させたい。

<団体概要>
団体名称:一般社団法人海と日本プロジェクト岐阜
URL:https://gifu-uminohi.jp/
活動内容:日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、海のない岐阜県民が次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人がつながることを目的とした各事業を実施しています。
[画像10: https://prtimes.jp/i/77920/1927/resize/d77920-1927-c768a45d61f47358309e-9.png ]

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

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