「心を熱くして生きなくて何の人生であろう」―紬織を芸術の域にまで高めた人間国宝の100年の色の物語『人間国宝・志村ふくみ100歳記念 《秋霞》から《野の果て》まで』1月23日発売
PR TIMES / 2025年1月20日 10時45分
世界文化社は、書籍『人間国宝・志村ふくみ100歳記念 《秋霞》から《野の果て》まで』を1月23日(木)に発売します。32歳で染織の世界に入り、人生をかけて染織文化に情熱を注いだ、重要無形文化財「紬織」保持者の志村ふくみさん。初めて織ったきもの《秋霞》から、集大成の《野の果て》まで、大倉集古館で開催された100歳の記念展覧会をまとめた、志村ふくみ作品の決定版です。「明日も機に座りたい。その気持ちは今も変わらない」という志村ふくみさんの飽くなき情熱の物語をご覧ください。また、本書は大部分に英語を併記しています。
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《創作の原点を辿る》琵琶湖の風景と、その情景を彷彿させる藍の作品
故郷の近江八幡は、志村ふくみさんの創作の原点です。とりわけ琵琶湖は単なる自然の風景ではなく、肉親や愛する人の終焉の地であり、鎮魂の思いのする場所であり、心象風景であると言います。本書には、四季折々の琵琶湖の表情とともに、その情景を彷彿させる藍の作品が揃います。
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《染織への想いに迫る》植物のいのちをいただき、美しい色に
草木のいのちを鉱物で留め、蚕の糸に染める。地球上のあらゆるいのちの結晶で、美しい色彩の世界を生み出す志村ふくみさん。「こういう色を染めたい」という考えは順序が逆であるとふくみさんは言います。「草木がすでに抱いている色のいのちを、私たちはいただいているのです」。植物のいのちをいただき、きものに昇華させた見事な色彩の世界は圧巻です。
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《日本人の心の在り様を学ぶ》きものは民族の誇り、魂
日本人の心の在り様を、色と織りの世界で表現し続けてきた志村ふくみさん。源氏物語と和歌、旅と文学、沖宮……。内面を磨き、思索を深め、更なる創造の源泉となるこれらをテーマにした作品の背景を追うことで、私たちも日本人が大切にすべき精神を、きものの使命を学ぶことができます。
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監修者プロフィール
志村ふくみ
1924年生まれ。染織家、随筆家。母・小野豊の指導で紬織と草木染を始める。1990年、重要無形文化財「紬織」保持者に認定。2015年文化勲章受章。『一色一生』で大沸次郎賞受賞。『語りかける花』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
志村洋子
1949年生まれ。染織家、随筆家。「藍建て」に強く惹かれ、母・ふくみと同じ染織の世界に入る。ふくみとの共著に『たまゆらの道』、作品集に『オペラ』、『鏡』等、著書多数。
刊行概要
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『人間国宝・志村ふくみ100歳記念 《秋霞》から《野の果て》まで』
■監修:志村ふくみ 志村洋子
■発売日:1月23日(木)
■定価:3,000円(税込)
■仕様:B5変型/144ページ
■発行/株式会社世界文化社
https://books.sekaibunka.com/book/b10107752.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4418252010?SubscriptionId=AKIAIBX3OSRN6HXD25SQ&tag
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