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冲方丁と林原めぐみが「マルドゥック・スクランブル」を語る。気になる新作への期待も。

PR TIMES / 2013年12月8日 11時7分



特集「注目の作家 冲方丁の世界!」放送を記念して開催された、「冲方サミット大 忘年会SP presented by WOWOW」。12月8日に一挙オンエアされる劇場アニメ『マルドゥック・スクランブル』三部作で、ヒロイン・バロットを演じた林原めぐみをゲストに迎えた今回のイベント。三部作完結から一年を過ぎた今、互いの心境について語ってもらった。

第24回日本SF大賞を受賞したサイバーパンク小説を完全アニメ化した、本三部作。だが、冲方にとって「最初は本にしてもらえないぐらい、真っさらな状態から始まってる作品」とのこと。そのため、「自分の中でやりきった感があるので、何のためらいもなく、みなさんに観ていただける作品になった」と、満足げに語る。諸事情から一度頓挫した本作に対し、冲方氏に直接ラブレターを送った林原も「原作ファンの方にとって“よくぞ、ここまで映像化してくれた”という仕上がりになったと思いますが、原作を知らない方にはショッキングで衝撃的かも? でも、それらは狙いでなく、3本通して観ることで、“生きる希望”というテーマに沿った真摯な作品になっていると思います!」と、熱い想いを語る。

これまでもイベントや林原のラジオ番組などを通じ、交流のある2人。互いの印象を聞くと、「林原さんは啓示的なヒントを与えてくれる人。あまりにシンプルでクリアに答えをくれるので、職業柄、無意識に証明式みたいなものを組み立ててしまう。だから、とても疲れるんです(笑)」という冲方に対し、林原も「作品の狂気染みた雰囲気が、ご本人から1ミリも感じ取ることができない。スマートで低姿勢に接してくれればくれるほど、信用できない人(笑)」と言い返すなど、原作者と声優の枠を超えたぶっちゃけた関係性が伺える。

現在、冲方は「マルドゥック・スクランブル」の新作を構想中。現時点ではアニメ化は未定だが、林原は「うれしい反面、いろいろ受け止めなければいけないことが待っていると思います。もはや、ファンの一人として楽しめない立場ですが、楽しみにしています!」と、熱いエール。それを受けた冲方も、「そういう林原さんのクリアな言葉が、今後の作品づくりのモチベーションになるし、ハッキリした方向性が見えてくる。…でも、そこにあまり依存しないよう頑張ります(笑)」と、意気込みを語ってくれた。


■注目の作家 冲方丁の世界!

『マルドゥック・スクランブル 圧縮』 12月8日(日) 夜11:30
『マルドゥック・スクランブル 燃焼』 12月8日(日) 深夜0:45
『マルドゥック・スクランブル 排気』 12月8日(日) 深夜2:00

『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT(完全版)』12月15日(日)夜 11:30
『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』   12月15日(日) 深夜0:40
『天地明察』   12月30日(月)午後 4:45
『シュヴァリエ』(全24話)       1月24日(金)

詳しくは番組ホームページへ
http://www.wowow.co.jp/cp/ubukata/

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