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「マイナビ 2025年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況」を発表

PR TIMES / 2024年7月25日 11時0分

「地方創生」や「省エネ」などのエシカルな企業活動に約半数の学生が注目するも、「SDGsに取り組んでいる」ことより待遇面、給与面を重視

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年卒業予定の全国大学生及び大学院生を対象に実施した、「マイナビ2025年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況」の結果を発表しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/2955/2000/resize/d2955-2000-14034d0332c7c7e71d9f-0.png ]


<TOPICS>
学生の企業選びのポイントは「福利厚生制度が充実している(40.9%)」が最多。約半数の学生が「地方創生」や「省エネ」などエシカルな企業活動に注目しているが、「SDGsに熱心に取り組んでいる(1.0%)」ことより待遇面、給与面を重視【図1、2】

企業から交通費や宿泊費を支給されたことのある学生は約7割。合計支給額の平均は43,031円【図3、4、5】

理系学生の推薦状提出経験は減少傾向。入社先が決まっている理系学生は89.6%が自由応募【図6、7、8】



【調査概要】
◆学生の企業選びのポイントは「福利厚生制度が充実している(40.9%)」が最多。約半数の学生が「地方創生」や「省エネ」などエシカルな企業活動に注目しているが、「SDGsに熱心に取り組んでいる」ことより待遇面、給与面を重視。
企業を選ぶときに注目することについて、20項目のうち3つを聞くと、「福利厚生制度が充実している(40.9%、前年比2.8pt増)」が最も多かった。一方、最も低かったのは「SDGsに熱心に取り組んでいる(1.0%、前年比0.2pt増)」で、企業のSDGsに対する取り組みは、就職先選びにおいては福利厚生や給与など、自身の生活に直結する項目に比べ優先されにくい傾向がみられた。
SDGsの目標のひとつである「つくる責任 つかう責任」の達成に向け、消費者庁などを中心に「エシカル消費」※1の普及・啓発の取り組みがなされている。こうしたことから、近年エシカルな取り組みを行う企業が増えていることを踏まえ、企業選びの際にエシカルな活動について注目しているか聞いたところ、「注目していない」が47.4%となった。一方で「地方創生(16.3%)」「省エネや再生可能エネルギーの利用(15.7%)」など、注目する項目を回答した合計は52.6%となり、約半数の学生がエシカルな活動に注目しているが、企業選びの条件としては優先度が低いことがわかった。【図1、2】
※1「倫理的消費(エシカル消費)」とは?(消費者庁)
【図1】
[画像2: https://prtimes.jp/i/2955/2000/resize/d2955-2000-3244017dc69a5b06144c-0.png ]

【図2】
[画像3: https://prtimes.jp/i/2955/2000/resize/d2955-2000-071f4c0c4602972743ff-0.png ]


◆企業から交通費や宿泊費を支給されたことのある学生は約7割。合計支給額の平均は43,031円。
6月までにかかった就活費用の累計額は27,971円、前年同月比で2,963円少なくなり、2年連続で減少した。地域別でみると「関東」が17,774円で最も少なく、いずれの地域でも金額は減少している。応募した企業から交通費や宿泊費を支給されたことのある割合は67.9%と前年から8.5pt増加、平均合計支給額の平均も43,031円と、前年から3,572円増加し、1人当たりの学生の就活費負担は軽減していることがわかった。選考時期や面接形式など就職活動を取り巻く環境の変化が影響していると考えられる。【図3、4、5】
【図3】
[画像4: https://prtimes.jp/i/2955/2000/resize/d2955-2000-5c28964497be13059237-0.png ]

【図4】
[画像5: https://prtimes.jp/i/2955/2000/resize/d2955-2000-a6e654217a8dd3560658-0.png ]

【図5】
[画像6: https://prtimes.jp/i/2955/2000/resize/d2955-2000-3a6683e932e04b666382-0.png ]

◆理系学生の推薦状提出経験は減少傾向。入社先が決まっている学生は89.6%が自由応募。
理系学生の推薦状の提出経験が減少傾向にある。17年卒は全体で32.3%だったが、25年卒では17.0%と、8年間で15.3pt減少した。入社予定先が決定している学生に、その企業に応募した方法を聞くと、89.6%が自由応募となった。就職問題懇談会※2で、学校推薦は卒業・修了年度の6月1日以降とすることが要請されているが、現時点で入社予定先を決定している理系学生のうち9割は5月以前に入社予定先から内々定を得ているのが実態だ。志望度の高い企業であっても推薦状の発行が可能なタイミングに先駆けて選考がスタートしてしまい、推薦を利用しない学生が増えていることが考えられる。【図6、7、8】
※2学生の就職活動のあり方について検討・協議を行う、大学等関係団体で構成される組織
【図6】
[画像7: https://prtimes.jp/i/2955/2000/resize/d2955-2000-164c7027fa0d0d61066a-0.png ]

【図7】

[画像8: https://prtimes.jp/i/2955/2000/resize/d2955-2000-377c52226c99a58c9e86-0.png ]

【図8】
[画像9: https://prtimes.jp/i/2955/2000/resize/d2955-2000-8f621b6c7038918ce343-0.png ]

【調査担当者コメント】
企業から交通費や宿泊費を支給されたことのある学生が増加し、合計支給額の平均は4万円を超えました。企業の新卒採用における初任給引き上げが注目されていますが、就職活動を行う学生に対してもこのようなサポートを行う企業側の配慮が感じられます。また売り手市場の中で、選考参加者数を増やしたいといった背景もあるでしょう。
サステナビリティやエシカルに関心の高いZ世代はSDGsネイティブとも言われますが、企業を選ぶ際のポイントとしては、福利厚生や給与などが優先される結果となりました。就職活動という人生の大きな転機を前に、安定した生活を送るため現実的な考えをもつ学生が多いようです。
マイナビキャリアリサーチラボ 主任研究員 井出 翔子
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【調査概要】「マイナビ2025年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況」
○調査期間/2024年6月25日(火)~6月30日(日)
○調査方法/Web上のアンケートフォームより入力
○調査対象/2025年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/1,507名(文系男子186名、理系男子351名、文系女子602名、理系女子368名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細はこちら
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20240725_83104/)からご確認いただけます。
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