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スーダンで続く紛争:子ども45万人が国内外に避難~ユニセフ、子どもたちへの支援強化【プレスリリース】

PR TIMES / 2023年5月12日 19時45分



[動画: https://www.youtube.com/watch?v=m4eDdddM2-Y ]


【2023年5月11日 ニューヨーク/アンマン(ヨルダン)/ナイロビ(ケニア)/ダカール(セネガル)】

紛争が続いているスーダンでは、推定8万2,000人の子どもたちが近隣諸国に逃れ、約36万8,000人の子どもたちが国内で新たに避難民となりました。ユニセフ(国連児童基金)は、家を追われた子どもたちへの人道支援を強化しています。

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[画像1: https://prtimes.jp/i/5176/2134/resize/d5176-2134-748f02ceb8d2838192c4-0.jpg ]

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、4月15日以来、16万4,000人以上が国境を越えて中央アフリカ共和国、チャド、エジプト、エチオピア、リビア、南スーダンなどに逃れています。また、国際移住機関(IOM)によると、紛争が勃発して以来、スーダン国内で新たに約73万6,000人が国内避難民になったと推定されています。暴力が発生する前でも、スーダンでは約380万人が国内避難民として暮らしていました。

ユニセフ事務局長のキャサリン・ラッセルは、「スーダンの残虐な紛争は、スーダンの子どもたちに壊滅的な打撃を与えています。多くの子どもたちが、心に深い傷を負ったり、現状より安全な場所を求めて家を離れたりしています。 彼らの状況は依然として不安定であり、国際社会と人道支援パートナーからの継続的な支援と援助が不可欠です」と述べています。

避難民を受け入れている多くのコミュニティは、以前から複数の危機の影響を受けており、基本的なサービスや既存の人道支援活動にはすでに過度の負荷がかかっています。雨季になると、サービスや支援の提供・利用が難しくなり、病気のリスクも高まると予想されます。 また、紛争によって国境を越えた取引や移動が妨げられるため、近隣諸国では食料価格が急騰し、脆弱なホストコミュニティ(避難民を受け入れているコミュニティ)では食料不安のリスクが高まります。

[画像2: https://prtimes.jp/i/5176/2134/resize/d5176-2134-d6a3b24522d57d5e47f0-0.jpg ]

ユニセフはスーダンで、病院やプライマリ・ヘルスケア・センターに救急医薬品キット、必需品、医薬品を提供し、負傷者の治療や命を守る基礎医療サービスへのアクセスを支援しています。また、避難している子どもたちや家族を支援し、紛争の影響を受けた地域にある施設の80%以上が機能し続けられるよう、栄養物資の提供など必要不可欠なサービスの継続に努めています。ユニセフはまた、紛争拡大が依然として限定的で、かつ最大規模の国内避難民がいる州において、新たに避難してきた子どもと家族、および影響を受けているホストコミュニティへの緊急支援を提供しています。ユニセフの水と衛生分野の支援物資が今週ポートスーダンに到着する見込みで、今後も追加の輸送が予定されています。

ユニセフはまた、近隣諸国の政府やパートナーと緊密に連携し、弱い立場にある子どもたちに命を守る必要不可欠なサービスの提供や支援を強化しています。この支援には以下が含まれます:
難民、帰還民およびホストコミュニティのニーズに対応するための、給水車による安全な水の供給、水処理、井戸の掘削や修理、衛生設備や衛生用品の提供、食料以外の物資の提供

重度の急性栄養不良に苦しむ5歳未満の子どもたちに対して、保健センターと移動式クリニックにおける栄養支援、および栄養補給物資の提供

ホストコミュニティの人々と難民の人々との双方が、保健ケア・サービスを利用できるよう、健康状態のチェックと医療機関への紹介、予防接種の実施、必須医薬品や医療キットの提供

子どもの保護、およびジェンダーに基づく暴力(GBV)の予防と対応。これには、心理社会的支援、子どもにやさしい空間の提供、症例管理と専門サービスの紹介、家族の捜索と再会支援、おとなの同伴者のいない子どもや離ればなれになった子どもの症例管理と子どもの無国籍化の防止の支援などが含まれる。

難民、帰還民、ホストコミュニティの子どもや若者が、安全で保護された環境の中で、包摂的で質の高い教育や学習の機会を利用できるようにするための教育支援



[画像3: https://prtimes.jp/i/5176/2134/resize/d5176-2134-b7098441983454850153-0.jpg ]

ユニセフは国際社会に対し、拡大する危機に対処するための追加資金とリソースを緊急に求めています。国際社会からの持続的な支援により、ユニセフは、より多くの困難な立場に置かれた子どもたちに手を差し伸べ、生存・発達・保護に関する彼らの権利を守ることを目指しています。

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ユニセフ「人道危機緊急募金」ご協力のお願い
世界中で起きている紛争や武力衝突など、人道危機に苦しむ子どもたちのために、ユニセフは緊急支援を行っています。その活動を支えるため、(公財)日本ユニセフ協会は、ユニセフ「人道危機緊急募金」を受け付けております。スーダン危機の影響を受けた子どもを含む、最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、ご協力をお願い申し上げます。

1. クレジットカード/コンビニ/ネットバンクから
https://www.unicef.or.jp/kinkyu/humanity/ 

2. 郵便局(ゆうちょ銀行)から
振替口座:00190-5-31000/口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
*通信欄に「人道危機」と明記願います。
*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。

※公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、個人住民税の寄付金控除の対象となります。

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■ ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在約190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念をさまざまな形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています。 https://www.unicef.or.jp/
※ ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する33の国と地域を含みます

■ 日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、33の先進国・地域にあるユニセフ国内委員会の一つで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 https://www.unicef.or.jp/

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