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ハイドロキシアパタイト粒子の表面を機能化して次世代医療に貢献~合成と表面の設計によってバイオ・メディカル素材の未来を切り拓く~〔長岡技術科学大学, 岡山大学〕

PR TIMES / 2024年11月11日 10時15分

長岡技術科学大学と岡山大学の共同研究成果プレスリリースです。



2024(令和6)年 11月 10日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/

[画像1: https://prtimes.jp/i/72793/2666/resize/d72793-2666-5bab976955c6833dfcd7-0.jpg ]



◆概 要
 アパタイトはM10(ZO4)6X2で表される鉱物の総称であり、Mにカルシウム(Ca)、Zにリン(P)、Xに水酸基(OH)が入ったものをハイドロキシアパタイト(HAp)と呼び、HApは生体内の骨や歯の無機主成分として知られています。

 HAp粒子は、体に優しく効率的に骨を再生する機能があるため、骨の欠損部を補填する素材として注目されています。

 長岡技術科学大学大学院工学研究科の多賀谷基博准教授らのグループでは、HAp粒子の合成と表面修飾の技術を活用して、HAp粒子と様々な機能を持った分子 (機能性分子) を組み合わせて、それぞれが単独では得られない協奏的な機能を発現させる研究を行っています。

 それによって、「(1)HAp粒子への診断や治療の機能付与」、「(2) 生体との親和性を高めるHAp粒子表面層の解明」、「(3) HAp粒子コーティング技術」を実現してきました。

 これらの実現によって、医療素材の未来を大きく変え、がん診断・治療や骨修復といった医療の最前線の現場に新たな希望をもたらす可能性があります。

 以上に関する粒子の合成と表面機能化についての研究をまとめた総説が、長岡技術科学大学大学院工学研究科の多賀谷基博准教授が責任著者、岡山大学学術研究院ヘルスシステム統合科学学域の片岡卓也助教が筆頭著者、長岡高専のTania Guadalupe Peñaflor Galindo 特任助教 (現 上智大学理工学部物質生命理工学科助教) 及び長岡技術科学大学大学院工学研究科の山田伊織博士後期学生と劉自振博士後期学生が共著者となり、イギリス王立化学会誌 「Journal of Material Chemistry B, 12(28), 6805−6826 (2024)」 で公表されました。


[画像2: https://prtimes.jp/i/72793/2666/resize/d72793-2666-6afe99f2ae95ef75f0cc-1.jpg ]



◆掲載雑誌
 題名:Surface Functionalization of Hydroxyapatite Nanoparticles for Biomedical Applications
 著者名: Takuya Kataoka, Zizhen Liu, Iori Yamada, Tania Guadalupe Peñaflor Galindo, Motohiro
Tagaya
 掲載雑誌: Journal of Materials Chemistry B
       (CiteScore ランキング: ASJC 分類でTop10%ジャーナル,Impact Factor:6.1)
 DOI: 10.1039/d4tb00551a
 掲載年月日: 2024年6月26日


◆詳しい研究内容について
 ハイドロキシアパタイト粒子の表面を機能化して次世代医療に貢献~合成と表面の設計によってバイオ・メディカル素材の未来を切り拓く~
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r6/press20241108-1.pdf


[画像3: https://prtimes.jp/i/72793/2666/resize/d72793-2666-b01a4a4cf29efb0663dc-2.png ]



◆本件お問い合わせ先
 長岡技術科学大学 大学戦略課 企画・広報室
 TEL:0258-47-9209

 岡山大学 総務・企画部広報課
 TEL:086-251-7292

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748
 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/

<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://venture.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2023:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001926.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2024年8月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002391.000072793.html
[画像4: https://prtimes.jp/i/72793/2666/resize/d72793-2666-b17c1738f945c5249638-3.jpg ]

[画像5: https://prtimes.jp/i/72793/2666/resize/d72793-2666-d3b9bf8ae84f204276d1-4.jpg ]

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html



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