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佐渡島を囲む海を徹底調査!日本海誕生の歴史から海の未来を考える「新潟の海を守り隊!」を開催しました!

PR TIMES / 2024年7月31日 18時45分

2024年7月24日(水)25日(木)【新潟県佐渡市】

一般社団法人 海と日本プロジェクトin新潟実行委員会は、新潟県の小学5・6年生を対象に、海洋資源の豊富な日本海に囲まれた佐渡島を舞台に、日本海の成り立ちから現在の海の生態系まで学び、海の未来について考える「新潟の海を守り隊!」を、7月24日(水)25日(木)の2日間で開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。



[画像1: https://prtimes.jp/i/77920/2773/resize/d77920-2773-71480e4f9ab694b65ad0-0.jpg ]


イベント概要


・開催概要:佐渡島の海岸調査、海洋生物の採取・生態調査、伝統漁体験、研究発表
・日程:2024年7月24日(水)25日(木)
・開催場所:新潟県佐渡市
・参加人数:新潟県内の小学5・6年生20人
・協力団体:佐渡市教育委員会、新潟大学佐渡自然共生科学センター、佐渡汽船

日本海ってどんな海?成り立ちを徹底調査!


県内各地の小学5・6年生20人で結成された「新潟の海を守り隊」。最初に訪れたのは佐渡市の佐渡博物館です。講師は佐渡市教育委員会のジオパーク推進室の貞包健良学芸員。日本列島はかつて大陸と陸続きでしたが、火山活動などによって大陸と切り離されたことが、日本海の誕生につながったこと等、日本海の成り立ちや歴史を学びました。
また佐渡沖は、寒流「リマン海流」と暖流「対馬海流」が交わる海域で、多様な海洋生物の生態があります。貞包学芸員から説明を受けながら、隊員は微生物や海洋生物の化石の標本を興味深く覗き込み、その種類の多さに驚いていました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/77920/2773/resize/d77920-2773-838ce07b21c1ae5ccf9b-1.jpg ]


海の課題・問題点は?温暖化の影響を受けやすい日本海


次の学びの場は新潟大学佐渡自然共生科学センターです。海洋生物に詳しい安東宏徳教授から佐渡島を囲む日本海についてレクチャーを受けます。隊員たちは佐渡の海は20メートルの透明度を誇り、水がとても澄んでいることや、佐渡島の沿岸は岩場や砂浜など様々な地形であるために、多様な海洋生物が住んでいることを学びました。その一方で、温暖化などの影響を受けて海水温が上昇していることや、プラスチックごみによる汚染などの海の課題・問題点が説明されました。隊員は聞き入り、熱心にメモを取っていました。「きれいな佐渡の海を残すために1人1人が出来ることは?」という安東教授の問いかけに対して、「ごみを捨てない」「植林などで温暖化原因の二酸化炭素を減らす」など具体的に答えていました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/77920/2773/resize/d77920-2773-bebb7718caea03b06aee-2.jpg ]


日本海にはどんな生き物が住んでいる?磯生物を採取


座学のあとは、実際に海にはどんな生物がいるのか調査するために岸壁へ移動。安東教授の指導の下、岸壁の側面の海藻近くに隠れている磯生物を網を使って採取します。すくった網の中から生物を発見する度に目を輝かせる隊員たち。ウミウシやハゼ、マキガイなど数多くの生物を採取出来ました。
採取後は実験棟に戻り、実際に自らが採った海洋生物をスケッチします。体色が鮮やかな青の「アオウミウシ」や白い体色の「シロウミウシ」、ウミウシにも種類がたくさんいるなど、隊員は一連の調査を通して海洋生物の多様性について学びました。
[画像4: https://prtimes.jp/i/77920/2773/resize/d77920-2773-e1aefad90a8546c495e8-3.jpg ]


きれいな水質の海に生息するウミホタル観察


辺りが暗くなった夜、海岸近くで観察したのは幻想的に光るウミホタルです。なぜ光るのかその仕組みが気になる隊員たち。ウミホタルは、体外に放出する物質ルシフェリンが酵素の作用によって酸化され、その時発生する化学エネルギーで発光します。隊員たちはウミホタルの光に目を奪われていました。同時に、ウミホタルはきれいな水質が保たれている海に生息することを学び、きれいな海を維持する重要性について理解を深めていました。
[画像5: https://prtimes.jp/i/77920/2773/resize/d77920-2773-b211b551840c1ede0230-4.jpg ]


【2日目】伝統漁具のたらい舟による海上体験


2日目に訪れたのは、狭く入り組んだ岩礁が多い小木半島の宿根木海岸です。そこで体験したのは、伝統漁具の「はんぎり」と呼ばれるたらい舟による海上巡り。たらい舟は独特の海岸の地形内で、海藻やサザエなどを採取するために昔から欠かせない漁具でした。宿根木はんぎりの金子啓次代表から伝統漁について説明を受けます。たらい舟に乗った隊員たちは、ガラスの箱を使って海中を覗き込み、佐渡の海の透明度や海洋生物を鑑賞。海に生息する生物の多様性や、その環境を守る意義について学んでいました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/77920/2773/resize/d77920-2773-8726c5e0c6d6fce30086-5.jpg ]


調査のまとめ レポート作成と発表会


調査の締めくくりの会場は、道の駅「あいぽーと佐渡」の大集会室です。5グループに分かれて、調査結果を発表します。各グループはこれまでの調査の中で、感動した体験や新たな気付きを書き出していきます。「日本海誕生の歴史の理解が深まった」「ウミホタルの光に感動した」「佐渡の海の透明度に驚いた」など様々な意見が出され、隊員はこの2日間を振り返りました。その振り返りを基に「これから海をどうしていきたいか」についてアイデアを出し合い、調査結果と一緒にグループごとに発表です。隊員からは「魚が住みやすい海洋環境づくりが必要」「1人1人が考えて動くことが大切」といった主張がありました。
また発表後はそれぞれの隊員が「未来の海へのメッセージ」をテーマに画用紙に自由に絵を描きました。描かれた絵などは、佐渡島内を走るバス車内や、新潟市内の商業施設内などに掲出される予定です。
[画像7: https://prtimes.jp/i/77920/2773/resize/d77920-2773-29f7584387f00b6f87b8-6.jpg ]


参加した子どもの声


・きれいな佐渡の海を未来に残していきたい。
・温暖化が進むと海水温の上昇など海中の環境が大きく変わり、海に住む生物が減ってしまうかもしれないことが分かった。温暖化の原因となる二酸化炭素を吸収する植物を増やして、海の生き物が住みやすい環境を守りたい。
・ごみで海が汚されている現状を知った。海を守るためにごみを拾ったり、リデュース・リユース・リサイクルを心掛けたい。

<団体概要>
団体名称:一般社団法人海と日本プロジェクトin新潟実行員会
URL:https://niigata.uminohi.jp
活動内容:日本財団 海と日本プロジェクトの一環として、次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人がつながることを目的として、本事業を実施しています。
[画像8: https://prtimes.jp/i/77920/2773/resize/d77920-2773-a6f24e613f66d2325069-7.png ]

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

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