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豊かな地元の海を守るための体験学習プログラム【海と日本プロジェクト×イカタコ調査隊!】を開催しました!

PR TIMES / 2024年8月2日 14時0分

2024年7月22日、29日 【北九州市小倉、福岡市西浦】

一般社団法人海と日本プロジェクトinふくおかは、福岡県が誇るブランド海産物「関門海峡タコ」と「一本槍イカ」について学ぶために小学校5~6年生20名を対象に【海と日本プロジェクト×イカタコ調査隊!】を実施しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。



[画像1: https://prtimes.jp/i/77920/2780/resize/d77920-2780-46b782aa7aef2b9d9484-0.jpg ]


イベント概要


開催概要:福岡県が誇るブランド海産物「関門海峡タコ」と「一本槍イカ」についてプロフェッショナルな講師陣による体験学習プログラムを企画しました。実際にタコ釣りやタコ茹で、イカの捌きを体験。また、CO2を排出しない国内初の水素燃料電池船「HANARIA」にも乗船し最新の取り組みを学びます。これからも福岡県の海が「関門海峡タコ」と「一本槍イカ」が住みやすい場所であり続けるために自分たちに何ができるかをみんなで考えていきます。
日時:
7月22日(月) 北九州市小倉 「体験学習」
7月29日(月) 福岡市西浦  「体験学習」
10月12日(土) 福岡市早良区百道浜 販売体験
募集人数:20名(小学校5~6年生)
企画・運営:一般社団法人海と日本プロジェクトinふくおか

<プログラム>
7月22日(月)開催地:北九州市内 
10:30 講座 北九州市生涯学習センター(北九州市小倉北区)
「関門海峡タコ」を知ろう! 
11:40 体験学習 平松漁港(小倉北区西港船溜り)
たこつぼ漁を体験、獲ったたこを捌いて茹でて食べてみよう!
13:00 体験学習 平松漁港(小倉北区西港船溜り)
たこ専門店「千春」の関門海峡タコを味わおう!
15:00 体験学習 市営渡船(馬島・藍島行)のりば(小倉北区浅野)
水素を燃料としたゼロエミッション船を体験しよう!

7月29日(月)開催地:「かずら」福岡市西区西浦
9:30 体験学習・講座 
「一本槍イカ」の漁について知ろう!
10:40 講座 
一本槍イカ(ケンサキイカ)の特徴や漁獲量の変化を知ろう!
13:30 体験学習
福岡の海の恵み、新鮮なイカとタコを味わおう!
14:30 座学・発表 
学んだことをyoutubeオンラインで発表しよう
16:10 座学
商品パッケージをみんなで考えよう!

10月12日(土)予定
9:00 みんなで考えたオリジナルのイカ・タコ天ぷら蒲鉾の販売を体験しよう!(早良区百道浜)

「関門海峡タコ」の特徴とはなんだろう?


北九州市小倉に到着して最初の講座は、北九州市産業経済局 農林水産部 仰木雅也さんから関門海峡タコの特徴について教えていただきます。
福岡は「関門海峡タコ」というブランドタコの生産地。では一般的なタコとどこが違うのか。
関門海峡タコであるための条件はこの4つ。

・関門海峡の海域で獲れたもの
・たこつぼ漁、釣り漁で獲れたもの
・重量が400g以上の個体
・関門海峡タコ協議会に加盟した漁業者

特徴としては、太く短い足ということです。
関門海峡では潮の流れが速く、そこにしがみついて生活しているため、非常に足の筋肉が発達します。足が長いと潮に流されやすいため、必然的に短く太い足に成長していきます。
また、伝統的なたこつぼ漁も特徴の一つと学びました。タコは習性として、暗く、狭い処を住処にするので、たこつぼが絶好の住処となるそうです。
また、生産者はそのブランドタコを守っていくために資源保護の取り組みを行っており、400g以下のタコはリリースするそうです。他にも現在、関門海域に起きている海や漁場で起こっている変化についてわかりやすく教えていただきました。
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たこつぼ漁を体験。獲ったタコを捌いて食べてみよう!


午前中の講座で「関門海峡タコ」について学んだ、その学びを活かして、いざたこつぼ漁へ!
漁師さんと一緒に船に乗ってタコ漁を体験します。
実際にみんなで引き揚げたタコ壺の中のタコを見て感嘆の声が!!
思っていたより大きい!吸盤が強い!などとたくさんの声が上がっていました!
港に戻って、漁師さんに教えてもらいながら獲ってきたタコを捌いて食べてみます!
チームで協力しながらぬるぬるのタコを塩で揉んでいきます。吸盤がまな板や手にくっついたり、まな板から逃げないようにタコを押さえ、その感触にみんな大興奮!塩を流水で落とし、たっぷりのお湯で茹でると真っ赤な色に変わりました!みんなもこれには、いつもスーパーで見ているタコだ!という声が!
ぷりっぷりの獲れたてのタコをいただきます!お昼もタコ専門店「千春」さんのタコ飯弁当をいただき、タコ尽くし!
大喜びでみんなで完食しました!
[画像3: https://prtimes.jp/i/77920/2780/resize/d77920-2780-d734197f060693c1ad1e-2.jpg ]

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水素を燃料としたゼロエミッション船を体験しよう!


漁師さんから資源保護の取り組みを聞き、漁獲量の減少を食い止めるため様々な取り組みが行われていることを学びました。
海の環境保全の取り組みの中でもう一つ!水素燃料電池船について学びました。
世界的に脱炭素に向けた取り組みが加速している中で、海事分野でも海環境を守るため、次世代燃料が開発中です。温室効果ガス排出ゼロを目指して、二酸化炭素の排出を53~100%削減する、水素燃料電池船「HANARIA」の運行が開始されました。
乗船した子供たちは、まず静かな船内にびっくり。先ほど乗ったタコ漁船に比べて音が全然しません。水素だけで動くゼロエミッションモードに切り替えると、更に静かで子供たちも違いをしっかり体感していました。水素燃料を使うことで、温室効果ガスの排出を抑えることが温暖化の抑制に繋がり、海水の温度上昇を食い止める一歩になるということを学びました。
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一本槍イカの漁について知ろう!


2日目の体験のテーマは「一本槍イカ」。一本槍イカは「ケンサキイカ」のことを指します。
講師は福岡市漁協 西浦支所 組合長 木戸秀保さん。漁師さんに実際に一本槍イカを釣っている漁船に乗せていただき、船内を見学!仕掛けを実際に見せてもらい、この日も深夜2時半から漁に行かれた木戸さんのお話を聞きました。漁師さんのスケジュールを聞き大変な重労働で、イカを釣るってこんなに大変なのかと子供たちも驚いていました。
船内の水槽の水を触らせてもらうととても冷たく、新鮮なイカを持って帰るため適切な温度を保っていると教えていただきました。漁は何人で行くんですか?という質問には、イカ漁は1人で行きます、多いときは200杯獲れますというお話に参加者からも驚きの声が上がっていました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/77920/2780/resize/d77920-2780-44cab68f63d3bc33d932-5.jpg ]


一本槍イカの(ケンサキイカ)を知って海の変化を考えよう!


九州大学大学院総合理工学府 山口忠則さんを講師にお招きし、漁獲量や生息地域の近年の様子を通じて、今の海の変化について学んでいきました。また、漁業者を守る研究活動や取り組みについても勉強していきます。
ケンサキイカも温暖化の影響で漁獲量や漁獲エリアが段々と変化しています。
山口さんの研究では台湾北部で産卵が行われ、そこからイカたちが北上してきて福岡に来ているのではと考察されています。また、温度の低い海を求めて更に北上して行ったイカは近年北海道などでも獲れるようになったそう。
近い将来さらに漁場が変化していくだろうと学びました。
イカについて漁獲量の減少を食い止めるために行われている対策の一つとして、山口さんから「九州北部ICTスマート漁業推進事業」について教えていただきました。
精密な潮流の情報を漁業者に伝える仕組みで、漁業者からも燃油代が減り効率よく漁ができるようになったとの声があるようです。
漁師さんを応援するためには私たちに何ができるかを山口さんと一緒に考えて、子供たちからはイカをたくさん食べる、海を汚さないようにごみを拾う、今日習ったことを友達にも教えるなどとたくさんのアイディアが生まれました。
[画像7: https://prtimes.jp/i/77920/2780/resize/d77920-2780-747b42a23e8a2cc52f60-6.jpg ]


福岡の海の恵み、新鮮なイカとタコを味わおう!


「一本槍イカ」の現状を学んだ子供たちはイカとタコの調理に挑戦!講師は料理研究家の佐藤彰子先生です。まずは2日目のメイン食材である「一本槍イカ」を捌きます。授業で学んだことを思い出しながらイカを捌いていきます。ケンサキイカの特徴として山口さんに教えてもらった、触腕をみんなで観察!活きたイカを触るのはみんな初めて!最初は怖がっていた子供たちも最後は落ち着いて観察をしながら捌き、お家でも作ってあげたい!と捌き方を覚えようと頑張っていました。
自分で捌いた透き通った新鮮なイカのお刺身を食べて、コリコリして美味しい!と感動していました。
関門海峡タコは佐藤先生が捌きます。捌いたイカとタコを使って地元の老舗蒲鉾店「西門蒲鉾」さんでオリジナル天ぷら蒲鉾を作ります。子供たちが2日間で学んだイカとタコと混ぜ合わせ蒲鉾を開発し、店舗やイベント販売する予定です。開発に向けて販売予定の天ぷら蒲鉾のトッピングのアイディアを出していきます。イカとタコチームに分かれて、各チームどんなものを天ぷら蒲鉾に混ぜたらいいのかアイディア出しをして試作!ふわっと揚がった天ぷら蒲鉾をみんなで試食して、選んだ一つの味に投票していきます!みんなで考えた蒲鉾は絶品!!完成した商品は10月12日のカラフルフェスで子供たちが販売体験を行います!ぜひご賞味ください。
[画像8: https://prtimes.jp/i/77920/2780/resize/d77920-2780-4f6d9b4e764c67c33d2e-7.jpg ]

[画像9: https://prtimes.jp/i/77920/2780/resize/d77920-2780-7e0be9b537c45bb8ee7e-8.jpg ]


学びの発表、商品パッケージの開発!


子供たちは2日間の学びをまとめ、オンラインで発表しました。
カメラの前に立つとみんな緊張の表情が見られましたが、しっかり発表することができました。「関門海峡タコ」「一本槍イカ」について2チームずつ計4チームが発表しました。それぞれのエリアが抱える海の課題、漁獲量の変化、対策、私たちにできることは何かなど各チームしっかり考えて発表してくれました。
また、その後は「私の理想の福岡の海」というテーマでイラストを描きました。「関門海峡タコ」「一本槍イカ」がこれからも福岡のブランド海産物としてあり続けるよう、理想の海を想像して描きました。
このイラストは海と日本プロジェクト特別パッケージで西門蒲鉾さんのイカとタコの天ぷら蒲鉾の商品パッケージになります。10月12日(土)早良区百道浜のRKB毎日放送会館横で実施するカラフルフェス2024でも子供たちが販売をする予定です。
[画像10: https://prtimes.jp/i/77920/2780/resize/d77920-2780-a4e723f0eeedd86e127c-9.jpg ]


参加した子ども・保護者からの声


参加者
初めて体験することばかりでとても楽しかった。一番印象に残ったのはたこつぼ漁船に乗ってタコ壺の中を見た瞬間。最初はびっくりしたけど、とても美味しかったし、市役所の方や漁師の方みんなで「関門海峡タコ」を守るためにいろんな対策をしていることを知り、自分たちにできることを始めようと思った!
学校のお友達にも伝えたい。
保護者
出発した時より頼もしい姿で帰ってきてくれました。親だけではとても体験させることができない、充実したプログラムで貴重な体験をさせて頂いたことに感謝しています。

<団体概要>
団体名称:一般社団法人海と日本プロジェクトinふくおか
URL:https://fukuoka.uminohi.jp/
活動内容:福岡の海を未来につなげるために、地域の企業・団体と連携し、イベントや放送を通して海のことを考えるきっかけをつくり、行動する人を増やすための活動に取り組んでいます。
[画像11: https://prtimes.jp/i/77920/2780/resize/d77920-2780-35e1ab62f3abf0d4bd8f-10.png ]

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

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