それぞれのジャンルで日本の<恐怖>を牽引する鬼才二人の夢の対談が実現! ホラー漫画家・伊藤潤二×お化け屋敷プロデューサー・五味弘文。
PR TIMES / 2020年9月3日 16時15分
今夏、手加減なしのまさかの児童書が発刊された二人。「恐怖によって刺激された想像力は、きっと将来宝物になる。」
株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 学研プラス(東京・品川/代表取締役社長:碇 秀行)は、ホラー漫画家の伊藤潤二氏と、お化け屋敷プロデューサーの五味弘文氏の対談記事を、オウンドメディア「学研プラス公式ブログ」で公開しました。
対談記事▶https://gkp-koushiki.gakken.jp/2020/09/03/31413/
[画像1: https://prtimes.jp/i/2535/2939/resize/d2535-2939-194483-5.jpg ]
▲五味弘文氏(左)と伊藤潤二氏(右)。対談後、それぞれの著作を持って。
巧みなストーリーテリングと、一度見たら忘れられない、緻密で強烈な絵柄が人気のホラー漫画家、伊藤潤二。全国で100を超えるお化け屋敷を仕掛け、600万人以上を恐怖のどん底に陥れてきた<お化け屋敷プロデューサー>五味弘文。
それぞれ活躍するジャンルは異なるが、「人に娯楽としての恐怖を与えるプロ」という意味では共通部分もある二人だ。
この夏、奇しくもそれぞれの児童書が発刊された。伊藤潤二さんの漫画を原作とした初の児童書『何かが奇妙な物語 墓標の町』『同 緩やかな別れ』と、五味弘文さんが「読むお化け屋敷」として仕掛けた『恐怖ツナガル 呪い髪の女』だ。このことをきっかけに、両者による夢のような対談が実現した。
[画像2: https://prtimes.jp/i/2535/2939/resize/d2535-2939-182884-2.jpg ]
▲日本の<恐怖>を牽引してきた二人。今夏発刊したそれぞれの児童書の感想を交換した。
「最初、『え、伊藤さんの漫画を読み物にして面白いのか』と思いましたが、新鮮でとても面白かったです。伊藤さんの『物語をつくる力』を改めて認識しました。」(五味)
「『雨の女』はお化け屋敷のような、逃げられない状況を作って書いていらっしゃるんだなと。一番印象に残った作品でした。滅茶苦茶怖かったです。」(伊藤)
対談が行われたのは1時間ほど。コロナウイルス対策で、マスクを着け距離をとりながらの対談ではあったが、それぞれの書籍の感想にはじまり、漫画、小説、映画、お化け屋敷まで、様々な<恐怖>の創作技法をめぐって、対談はおおいに盛り上がった。
[画像3: https://prtimes.jp/i/2535/2939/resize/d2535-2939-844373-3.jpg ]
▲漫画創作の裏話から海外でのお化け屋敷など、話題は多岐に。
~児童書としてホラーを出す意味~
対談の終盤では、二人から児童書としてホラーを出すことの意義や思いを伺うこともできた。
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伊藤:自分の子供の頃を思い出すと、楳図かずお先生の漫画に始まって、中岡俊哉さんの心霊写真集や活字の実話風の怖い本などを夏休みに縁側で読むのがすごく楽しかった。怖いんだけど、ゾクゾクする感覚を今でも楽しく思い出します。
今の子どもにも、そうした体験は、大人になっても楽しい思い出になるのかなと。適度なグロテスクっていうのはいいんじゃないかと思います。インターネットにあるような、度を越したものは駄目ですけど。子供をゾクゾクさせるものは、教育にむしろいいんじゃないかとさえ思っています。
五味:子供の時に読んだ楳図先生の『へび女』に、「自分のお母さんの正体が怪物だった」というシーンがありました。自分の一番信頼している身近な親が実は恐ろしい存在だ、というのを子どもが読む。それによって想像力がすごい膨らんだ。実際に、台所仕事をしている母親の後ろ姿をみながら、実は、その正体は違うんじゃないか、と。
怖いものって想像力をものすごく刺激する。恐る恐るかもしれないけど、怖い話や漫画の扉を開けてもらえると、そこで育まれた想像力は将来的にはすごく宝物になるんじゃないかなと思います。本当は大人になってからでも、どんどん読んでほしいんですけどね(笑)。
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大人子供に関わらず、少し早めの「読書の秋」で二人の創り出す<恐怖>に触れてみるのもいいかもしれない。
▼▼対談記事は下記のURLから▼▼
https://gkp-koushiki.gakken.jp/2020/09/03/31413/
[画像4: https://prtimes.jp/i/2535/2939/resize/d2535-2939-895104-4.jpg ]
<伊藤潤二 プロフィール>
岐阜県生まれ。歯科技工士として働きながら、『月刊ハロウィン』の「楳図賞」に投稿。1986年、「富江」が佳作を受賞し、デビュー作となる。その後、漫画家業に専念。「道のない街」、「首吊り気球」、「双一」シリーズ、「死びとの恋わずらい」、「うずまき」、「ギョ」、「潰談」など唯一無二の作品を発表し続け、2017年に画業30周年を迎える。2019年、「フランケンシュタイン」がアメリカのアイズナー賞優秀コミカライズ作品賞を受賞。
[画像5: https://prtimes.jp/i/2535/2939/resize/d2535-2939-724048-6.jpg ]
<五味弘文 プロフィール>
長野県生まれ。1992年から全国でお化け屋敷をプロデュースしはじめ、その数は100を超える。24時間ライブ中継や水族館でのお化け屋敷など、従来のお化け屋敷の枠を越えた仕掛けも行う。著書に『お化け屋敷になぜ人は並ぶのか―「恐怖」で集客するビジネスの企画発想』(KADOKAWA)、ホラー小説『憑き歯―密七号の家』(幻冬舎)など。
【書籍紹介】
[画像6: https://prtimes.jp/i/2535/2939/resize/d2535-2939-362965-0.jpg ]
●『何かが奇妙な物語』
■書名:『何かが奇妙な物語 墓標の町』、『何かが奇妙な物語 緩やかな別れ』
■原作・マンガ:伊藤潤二
■小説:澤田 薫
■発行:学研プラス
■発売日:2020年6月25日
■定価:本体1,000円+税
■内容紹介:あらかじめ、隠さずに言います。怖い! 怖すぎる! 作っている編集者すら、戦慄しています。ホラーマンガ界の鬼才・伊藤潤二の傑作マンガの小説化です。小説とマンガの悪夢的融合。ページをめくると、驚愕します。「墓標の町」は全12編、「緩やかな別れ」は全11編を収録。
学研出版サイト:
https://hon.gakken.jp/book/1020522900
https://hon.gakken.jp/book/1020523000
<ネット書店でのご購入はコチラ>
楽天ブックス:
https://books.rakuten.co.jp/rb/16306921/
https://books.rakuten.co.jp/rb/16306916/
アマゾン:
https://www.amazon.co.jp/dp/4052052293/
https://www.amazon.co.jp/dp/4052052307/
セブンネット:
https://7net.omni7.jp/detail/1107098688
https://7net.omni7.jp/detail/1107098689
[画像7: https://prtimes.jp/i/2535/2939/resize/d2535-2939-139792-1.jpg ]
●『恐怖ツナガル 呪い髪の女』
■作:五味弘文
■絵:南條沙歩
■発行:学研プラス
■発売日:2020年8月6日
■定価:本体1,000円+税
■内容紹介:数々の斬新なお化け屋敷で、全国の人びとを怖がらせてきた<お化け屋敷プロデューサー>五味弘文が仕掛ける、絶対に「読んではいけない」短編集。『黒い目』『白い顔』『雨の女』『紙と髪』、そして『四人家族』と、最恐ストーリー4編、ショートショート10編を収録。「本ならでは」の仕掛けが読者を襲う!
学研出版サイト:https://hon.gakken.jp/book/1020523300
<ネット書店でのご購入はコチラ>
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/16334569/
アマゾン: https://www.amazon.co.jp/dp/4052052331/
セブンネット: https://7net.omni7.jp/detail/1107104217
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