漁師さんのお仕事を体験して、大村湾を知ろう!【漁業担い手体験】を開催しました!
PR TIMES / 2024年11月28日 11時0分
2024年5月~11月(全12回)【場所】大村市、西海市、佐世保市、時津町、長与町
一般社団法人海と日本プロジェクト in ながさきは、2024年5月~11月の期間(全12回)、小学校、幼稚園、保育園を対象に、漁業体験を通して大村湾で起きている課題を自分ごと化することを目的として、「漁業担い手体験」を開催いたしました。大村湾ワンダーベイプロジェクトは、地元大村湾を身近に感じ、海の環境について考えるきっかけを創出していきます。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
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イベント概要
・開催概要:漁業担い手体験
・日程/開催場所/講師:
5月14日 大村市立松原小学校/長崎県長崎振興局 県央水産業普及指導センター 谷本氏
6月25日 西海市立西海北小学校/瀬川漁業協同組合 参事 船木 康徳氏
6月26日 西海市立西海東小学校/瀬川漁業協同組合 参事 船木 康徳氏
7月3日 大村市立三浦小学校/大村市漁業協同組合 五十嵐 孝美氏
7月9日 大村市立大村小学校/長崎県長崎振興局 県央水産業普及指導センター 主任技師 戸澤 隆氏
7月18日 西海市立西彼北小学校/西彼町漁業協同組合 代表理事組合長 川添 繁氏
9月6日 佐世保市立針尾小学校/佐世保市 農林水産部 水産課 水産振興係 金尾 大地氏
9月13日 あじさい保育園/大村湾漁業協同組合 販売担当常務兼事業部長 山田 大介氏
9月25日 学校法人時津学園時津幼稚園/大村湾漁業協同組合 代表理事組合長 松田 孝成氏
11月5日 佐世保市立宮小学校/佐世保市南部漁業協同組合 総務主任 井上 清和氏
11月22日 西海市立大串小学校/西彼町漁業協同組合 代表理事組合長 川添 繁氏
11月22日 大串学童保育クラブ/西彼町漁業協同組合 参事 馬場 忠士氏
・参加人数:258人
大村湾の問題って?漁師さんってどんなお仕事?
5月~11月の期間、12か所の小学校及び幼稚園・保育園にて海の出前授業を開催。258人の子どもたちが参加し、大村湾と漁業について理解を深めました。
まずは座学で、大村湾の水産業や漁師のお仕事、大村湾に生息する生き物、大村湾の海洋ごみの問題など、様々な角度から学習しました。
講師の先生から、「長崎県の漁師さんの数が15年間で約半分まで減少し、65歳以上の人が4割で高齢化が進んでいる」と漁業の厳しい現状を聞くと、「地元で獲れた魚を積極的に食べて漁業を応援したい」という声が聞かれ、漁業問題を自分ごととして捉えてくれたようでした。
また、海洋ごみの問題は特に印象的だったようで、多くの感想が寄せられました。
「ごみを海や川に捨てると魚が食べて死んでしまうので、海や川にごみを捨てないようにする。(小学6年生)」「魚がプラスチックなどを食べて、どんどん数が減っているのでポイ捨てはしない。(小学6年生)」「海にいる魚などの生き物の命を大切にするには、海をきれいにすると良いことが分かった。(小学5年生)」「誰かがごみを一つ海に捨てるだけで生き物が死んでしまうからごみを捨てない。(小学5年生)」「町のごみも最終的に海に流れていくから、これからはごみがあったら拾う。(小学4年生)」
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海をキレイにするから、大きくなってね!
座学の後は、海上に出て稚魚の放流を体験します。漁師と子どもたち5~6名が漁船に乗り込み、みんなわくわくした表情で大村湾へ出航しました。
漁師からバケツに入った稚ナマコや稚魚を受け取る子どもたち。放流するのはナマコの種苗と、「アラカブ」という名で長崎県民に愛されるカサゴの稚魚です。とっても小さい稚ナマコとカサゴの稚魚ですが、2~3年で大きくなると聞き、子どもたちから驚きの声が上がりました。「ナマコがゼリーみたいにプルプルしてた!」「カサゴがぴちぴち跳ねててかわいい!」など初めて見る稚ナマコとカサゴの稚魚に興味津々でした。
ある程度陸から離れたら、いよいよ放流します。「上手に海に返してあげられるかな?」と不安そうな子どもたちでしたが、漁師の方のサポートのおかげでしっかりと海に返してあげることができました。「大きくなってねー!」「ばいばーい!」と声をかけてあげながら稚魚たちを見送りました。
海から戻ってきた子どもたちからは、「貴重な体験ができた。漁業の大変さや楽しさを知ることができた。」「魚のことや大村湾のことを知れてよかった。」「自分が放流したカサゴが大きく育つように海を大切にしたい。」「ナマコを放流して、大村湾を豊かにしたいという気持ちになった。」「ナマコに初めて触った。楽しかった!」と、様々な声を聞くことができました。実際に大村湾に出て、大村湾の生き物に触れ、放流を体験することで、大村湾に親しみをもってもらえたようでした。
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参加した子ども・保護者からの声
・海にごみを捨てると魚が死んでしまうので、また清掃活動をしたい。(小学6年生)
・長崎で獲れた魚をすすんで食べたいと思った。(小学6年生)
・海を守りたいので川や海のごみをなくしたい。(小学5年生)
・海をきれいにしないと、魚が死んでしまうことを知った。(幼稚園)
<団体概要>
団体名称:一般社団法人海と日本プロジェクト in ながさき
URL:https://nagasaki.uminohi.jp
活動内容:県内企業・団体への「海と日本プロジェクト in ながさき」への参加要請、海と日本プロジェクト in ながさき 応援動画の制作・放送やホームページの制作、長崎県独自の特徴を活かしたイベントの開催 など
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日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
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「大村湾ワンダーベイプロジェクト」
超閉鎖性海域であるが故に、周辺地域の生活環境が影響しやすい大村湾は、地域住民・企業・自治体がワンチームとなって取り組み、大村湾を大切に守る気持ちを育む必要があります。そこで、2023年度新たに立ち上がったのが「大村湾ワンダーベイプロジェクト」です。日本財団 海と日本プロジェクトの活動の一環として、豊かで美しい大村湾を守るために推進するプロジェクトです。
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