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第24回 日本ホラー小説大賞 選考結果発表!

PR TIMES / 2017年4月22日 10時51分

2017年4月21日(金)に第24回 日本ホラー小説大賞(主催=株式会社KADOKAWA)の選考会が行われた。選考委員の審査により、今回は、大賞は該当作なし、これに準ずる優秀賞として、木犀 あこ(もくせい・あこ)さんの『文字列の幽霊』(もじれつのゆうれい)と、霞澄 晴吽(かずみ・せいうん)さんの『迷い家』(まよいが)が選出された。副賞として賞金各30万円が贈られる。読者賞には、野城 亮(のしろ・りょう)さんの『竹之山の斜陽』(たけのやまのしゃよう)が選出された。



[画像: https://prtimes.jp/i/7006/3236/resize/d7006-3236-292026-0.jpg ]

日本ホラー小説大賞は、同時代を生きるすべての読者のために、そして、恐怖を通して人間の光と闇を描こうとしている才能あふれる書き手のために、1994年に設立され、今までに『パラサイト・イヴ』(瀬名秀明:著)、『黒い家』(貴志祐介:著)、『ぼっけえ、きょうてえ』(岩井志麻子:著)、『夜市』(恒川光太郎:著)など、数々のホラーエンタテインメントを生み出してきた。
選考委員は、前回同様、綾辻行人*、貴志祐介、宮部みゆき(五十音順、敬称略)が務めた。400字詰め原稿用紙150枚以上650枚以内の作品を対象とし、応募作品の中から最も優れた作品に大賞が与えられる。(*:名字の「辻」は「二点シンニョウ」)

今回は、大賞は該当作なし、これに準ずる賞として優秀賞が選出された。また、一般から選ばれたモニター審査員によって、今回応募された354作品の中から最も多く支持された作品に読者賞が与えられた。
優秀賞受賞作『文字列の幽霊』は角川ホラー文庫として、『迷い家』は単行本として、また読者賞受賞作『竹之山の斜陽』は角川ホラー文庫として、それぞれ2017年秋に株式会社KADOKAWAより刊行予定。
◇日本ホラー小説大賞 公式サイト:http://www.kadokawa.co.jp/contest/horror/

【第24回 日本ホラー小説大賞】

【大賞】
該当作なし

【優秀賞】
『文字列の幽霊』 木犀 あこ
若手ホラー作家の惣介は、怪奇小説雑誌『奇奇奇譚』の編集員・善知鳥(うとう)と共に、究極のホラー小説を仕上げるべく奮戦している。惣介は霊感があるが霊に弱く、善知鳥は霊感がないが霊にめっぽう強い。ふたりは心霊スポットを訪ねては、小説のネタを探している。ある日、道路わきに出現するという霊を追ってきたふたりは、そこで怪音声を発する霊と出会った。霊は跡形もなく消えてしまうが、姿の消し方はただの霊とは異なっていた。どうやら、その霊は人々の噂が出回り始めたあとに、その噂通りの姿となって現れはじめたものらしかった。調査を進めるうち、ほかにも同様の霊と出会ったふたり。善知鳥は、担当しているある新人作家の没原稿と、その霊との関連に気づく……。

<著者略歴>木犀 あこ(もくせい・あこ)※ペンネーム
本名 藤田 佳美(ふじた・よしみ)。1983年8月6日生まれ。33歳。女性。徳島県板野郡出身、在住。奈良女子大学文学部卒業。現在学習塾講師。ジャンプ小説新人賞2014spring『魔女になりたかった』銀賞(橘雨璃名義)、『放課後の魔女』に改題の上、2014年書籍化。


『迷い家』 霞澄 晴吽
昭和二十年、東京大空襲から生き残った少年・心造は、集団疎開に合流し妹と再会した。そこは民話の多い迷信深い山郷であった。ある日、妹が疎開地から脱走し行方不明になる。一緒に脱走した香苗の証言を基に山に入った心造は、濃霧の中で山中とは思えない巨大な屋敷を発見する。無人の奇妙な屋敷に入ったものの出ることが出来なくなり、妖怪のような怪物に襲撃された心造は、老犬しっぺい太郎に助けられる。しっぺい太郎は動物との意思疎通を可能にする頭巾を心造に渡し屋敷について教える。この屋敷は、現世を追われた妖や、霊宝と言われる道具を封じるための異界で、稀に人も閉じ込められるという事だった。心造は妹の発見と屋敷からの脱出のために探索を続けるが……。

<著者略歴>霞澄 晴吽(かずみ・せいうん)※ペンネーム
本名 山田 翔(やまだ・しょう)。1987年2月20日生まれ。30歳。男性。京都府京都市出身、大阪府八尾市在住。龍谷大学法学部卒業。現在介護士。


【読者賞】
『竹之山の斜陽』 野城 亮
日向は十年ぶりに故郷の竹之山を訪ねようとしていた。彼女には小学校卒業までの記憶がほとんどなかったが、斜陽に照らされる雪景色だけは記憶していた。日向は駅のホームで、親友だったと語る女性、沙耶子と出会う。記憶喪失を伏せたまま、面識のない親友と電車に乗るが、突然に気を失い目覚めると、夜の竹之山駅にいた。時計は止まっており、街には日向と沙耶子しかいない。駅の外に女性の死体があり、手紙を持っていた。そこに記されていた指示に従い、日向たちは竹之山温泉街を目指すが、道中で黒い化け物に襲われる。一方、消えた日向を探す婚約者の正樹は、日向の祖父へ連絡をとり、彼女の過去を聞き出した。そこで語られたのは、恐るべき事実だった。

<著者略歴>野城 亮(のしろ・りょう)※ペンネーム
1989年7月21日生まれ。27歳。男性。千葉県八千代市出身。千葉県千葉市在住。千葉県立柏井高等学校卒業。

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