『Silent Sky』ついに開幕！キャスト・演出家のコメント到着

演劇ユニット「unrato」の『Silent Sky』が2024年10月18日(金)、俳優座劇場にて開幕



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左から　竹下景子、朝海ひかる、保坂知寿（撮影：友澤綾乃）

　『Silent Sky』は1900年代前半に実在した米国の天文学者、ヘンリエッタ・スワン・レヴィットの物語で、日本初演です。女性には研究者としての地位がなかった時代、ハーヴァード大学天文台で研究を続け天文学史に残る発見をしたヘンリエッタの生涯をベースに、科学と芸術を融合させた美しい作品です。
出演は、聡明で几帳面な研究で天文学に大きな足跡を残した主人公・ヘンリエッタに朝海ひかる、ヘンリエッタの妹で音楽を愛するマーガレットに高橋由美子、ヘンリエッタが勤めるハーヴァード大学天文台のピッカリング台長の直属の部下、ピーターに松島庄汰、膨大な数の恒星の分類で成果を残し女性の参政権運動家でもあったアニー・キャノンに保坂知寿、家政婦から天文学者となったウィリアミーナ・フレミングに竹下景子と、実力と実績を備えた、俳優が顔を揃えました。あえて映像を使用せず天体を表現した美しい美術と照明、物語にあたたかく寄り添う阿部海太郎の音楽にもご注目ください！

以下、キャストと演出家・大河内直子のコメントも到着しました。



【コメント】　
ヘンリエッタ・レヴィット 役　／　朝海ひかる（あさみ・ひかる）
『Silent Sky』の初日を迎えられたこと、大変嬉しく思います。
皆様に、ヘンリエッタの半生とともに、この物語の魅力をお届けできることが何よりの喜びです。
天文学と夢、音楽、そして人間の絆を通して少しでも皆様の心に響くものがあれば幸いです。
この機会に是非、劇場へ足をお運びください。お待ちしております！

マーガレット・レヴィット 役　／　高橋由美子（たかはし・ゆみこ）
初日の幕が開きました。今もドキドキしています。
とにかく、お稽古でやってきたことを大切にもっとブラッシュアップして、お姉さんを支える事が出来る様に、毎公演、強くて心の大きな妹を目指します！
そして、素敵なお芝居になる事を祈りつつ星たちに見守られながら、日々精進いたします。ドキドキの大きな理由は・・・、今までやったコトがない事をお見せするからです。どうなる事やら!?

ピーター・ショー 役　／　松島庄汰（まつしま・しょうた）
いよいよ幕が開きました。稽古の帰り道、いつも自分にはまだ広がる可能性があるのではないかと考えながら帰っていました。技術が進歩した現代に比べ、100年前は個々の知識や視野も限られていたはず。それでも彼女達は宇宙の広大さや自分の夢を信じて果敢に挑んでいきます。そんな情熱に満ちた姿をそばで見て、日々勇気をもらっていました。劇場という限られた空間の中で、宇宙が広がる瞬間をぜひ皆様と共有できたらと思います。ご来場を心よりお待ちしています。

アニー・キャノン 役　／　保坂知寿（ほさか・ちず）
『Silent Sky』まもなく船出の時。
１００年前、自由に生きることもままならなかった時代に、熱く果敢に生きた女性達の功績は、今に繋がっています。この芝居を見終わった後、お客様の中に何が残り、何が生まれるのか・・・。
偉大な女性達に敬意と感謝を持って、私達も果敢に出航したいと思います。

ウィリアミーナ・フレミング 役　／　竹下景子（たけした・けいこ）
大河内直子さんの『Silent Sky』に参加できたことに至福と感謝の思いでいっぱいです。しなやかでたくましい愛の人ウィリアミーナを一回一回、千穐楽まで精一杯生き抜きたいと思います。スタッフ、キャスト、皆の個性がくまなく生かされたみずみずしい舞台。劇場は静かな熱気に満ちています。美しい物語の幕が上がりました。神さま、どうぞ私達をお見守りください。明けの明星がまたたく空を見上げて祈ります。

演出家　／　大河内直子（おおこうち・なおこ）
俳優座劇場に『Silent Sky』が立ち上がりました。
この宇宙をお客様と共に旅することを楽しみにしております。
生命の讃歌が、客席に、天に届きますよう。
劇場に足を運んで下さるお客様、そして俳優座劇場を育くんだ歴史に感謝をこめて。




＜＜公演概要＞＞
unrato#12『Silent Sky』
【作】　ローレン・ガンダーソン　【翻訳】広田敦郎　【演出】 大河内直子　【音楽】阿部海太郎
【日程・会場】
東京公演：2024年10月18日（金）～10月27日（日）　俳優座劇場
大阪公演：2024年11月1日（金）～11月4日（月・休）　ABCホール
【出演】 朝海ひかる　高橋由美子　松島庄汰　保坂知寿　竹下景子

【チケット取扱】チケットぴあ　／　イープラス　／　ローソンチケット　／　カンフェティ
【問い合わせ】 [e-mail]

【あらすじ】
1900年代初頭。ハーヴァード大学天文台で働くことになったヘンリエッタ・レヴィット（朝海ひかる）は、故郷ウィスコンシン州に妹のマーガレット（高橋由美子）を残し、天文学の研究に胸をはずませ旅立つ。しかし、女性であるヘンリエッタは望遠鏡に触ることはできず、仕事は星のデータを収集、報告、管理するコンピューターと呼ばれる計算係だった。天文台で出会ったピッカリング所長の部下であるピーター・ショー（松島庄汰）、アニー・キャノン（保坂知寿）、ウィリアミーナ・フレミング（竹下景子）との交流を深め、ヘンリエッタは独自の洞察を重ねていき…。

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