ＷＯＷＯＷ：案内人・小山薫堂、ナレーション・濱田岳が参加する映画番組「W座からの招待状」が５周年記念スペシャル！

WOWOWの映画番組「W座からの招待状」5周年を記念した特別番組の公開収録が東京・青山のRestaurant Bar CAYで行われた。この日は、案内人の小山薫堂、長友啓典が来場したほか、さらにこの日は本番組のナレーションを務める俳優の濱田岳、音楽の阿部海太郎も来場。5周年記念ということで、普段の収録では、顔を合わせる機会がない4人が集まる貴重な機会となった。
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本番組では、文を小山、絵を長友、音楽を阿部、ナレーションが濱田という布陣で、各映画に合わせて作られるオリジナルの招待状が見どころの一つとして挙げられるが、この日は阿部のピアノ、濱田のナレーションによる生での”招待状”を披露。観客も熱心に耳を傾けていた。
邦画・洋画問わず、ここでしか観ることができない映画、長年、観ることができなかった伝説の作品、映画製作者たちが愛してやまない名作など、今、観てもらいたい「本物の映画」を厳選し、映画ファンに紹介する本番組。2011年の放送開始以来、観客を入れた公開収録を行うのはこの日が初となる。

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会場には、ニューヨークではミシュラン三ツ星を獲得しているレストランの東京店「Jean-Georges Tokyo」の米澤文雄シェフがレシピを考案したホットドッグ「W座 NYフレンチサンド」と、ポップコーン「W座 5 spice flavor」を用意。「皆さんはすごくラッキーだと思いますよ」と切り出した小山は、「なぜJean-Georgesかというと、今日の映画は最初にこのレストランの前にあるニューヨークのセントラルパークが登場するから。そして、登場人物の出身地であるパリとニューヨークをイメージしてレシピを作っていただきました」と紹介し、観客の期待をあおった。

この日は、今年6月27日、事故のため27歳で急逝した主演のアントン・イェルチン主演のアメリカ映画「5時から7時の恋人カンケイ」（2014年）を上映。物語の主人公は、ニューヨークに住む作家志望の青年ブライアン。彼は、フランス人の人妻アリエルに惹かれ、彼女の夫も公認するという不思議な不倫関係を始める。アリエルと会える時間は夕方の5時から7時まで。しかしブライアンの、アリエルへの想いはさらに強くなっていく…という内容のラブストーリーだ。「なによりも今日の映画はすごく面白いんです」と切り出した小山は、「しかも日本未公開。ですから日本で初めてこの作品を観ることができる喜びを味わってください」と呼びかけた。
上映後の感想を阿部は、「僕は昔、フランスに留学してたことがあって。フランス映画が好きなので、昔のヌーベルバーグの映画とか、随所にフランス映画のオマージュがあるのが良かった」とコメント。長友も「劇中に『ニューヨーカー』という雑誌が出てきますけど、僕の仕事もあそこの表紙になるのが世界中の夢なんです。きっと小説家もそうなんだろうなと思いましたね」と付け加えた。

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濱田も「すてきで前向きな映画で、楽しく観られましたね。すごくまっすぐなストーリーです。僕は『男はつらいよ』が好きなので、勝手にですが、あの寅さんを応援するような気持ちに近いなと思いながら観ていました」とコメント。それを聞いた小山は「アメリカでこれを観た日本人の感想がネットにあったんですが、これは日本でリメークしたら当たるような気がすると。そしてその時の主演は濱田岳だと書いてありましたね」と紹介。会場からは期待感を込めた拍手が送られた。さらに小山が「主役のブライアンは濱田さんっぽかったですよ。濱田さんも年上が好きじゃないですか」とたたみかけると、濱田も「まあ妻も年上ですし、好きなんですかね…。恥ずかしいな」と照れくさそうな表情を見せつつも、「アントン・イェルチンは、繊細なお芝居をされる方で。映画を観てすてきな俳優さんだなと思ったので、亡くなられたことには驚きました」と故人をしのんだ。

Ｗ座からの招待状は、毎週日曜よる9:00　ＷＯＷＯＷシネマ
http://www.wowow.co.jp/movie/wza/
12月25日（日）よる9:00
Ｗ座からの招待状５周年記念スペシャル『5時から7時の恋人カンケイ』

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