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『古事記』をラノベ風に超訳した『ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語』が話題! 萌え要素満載の新鮮な展開に注目集まる!!

PR TIMES / 2017年7月20日 16時36分

『古事記』をラノベ風に超訳してみたら、日本の神様が活躍する和風ファンタジー作品に大変身! サイトで公開するやいなや「日本昔話」とはひと味違った(!?)萌え要素満載の新鮮な展開に注目が集まり、大人気作品に! 満を持してついにKADOKAWAから単行本発売!



 
[画像1: https://prtimes.jp/i/7006/3475/resize/d7006-3475-696858-0.jpg ]

日本の神様が大活躍するお話ですが、意外に下ネタ満載の歴史書『古事記』。しかし1300年以上前に書かれたため言葉遣いが難しく、読み切れない方も多いはず。そこで本書は、小難しい解説をあえて省き、物語だけを抜き出して、ラノベ風にまとめました。各章には、登場人物の相関図も付けて、そこもラノベ風に。

 『古事記』とは、日本の神話からはじまる日本最古の歴史書のことです。上中下巻からなり、上巻は日本神話、中下巻は天皇記が書かれています。本書はそのうちの上巻『日本神話』のストーリーをラノベ風に現代語訳しています。

著者の愛によって脳内変換された古事記。読み終わる頃には、きっとあなたも今まで以上に日本が大好きになっているはず。

※本書は古事記のストーリーを楽しんでいただくことを目的としているため、学術的な正当性を示すものではありません。
※相関図や目次に使われている名称の漢字について、基本的には古事記のものを使用していますが、一部わかりやすさを優先した表記に変更しています。

■CONTENTS

第一章 天地開闢(てんちかいびゃく)
第二章 黄泉(よみ)の国
第三章 三貴神(さんきしん)の誕生
第四章 天岩屋戸(あめのいわやと)
第五章 八岐大蛇(やまたのおろち)
第六章 因幡(いなば)の白兎(しろうさぎ)
第七章 根の堅州国(かたすくに)
第八章 八千矛神(やちほこのかみ)
第九章 国譲り
第十章 天孫降臨(てんそんこうりん)
第十一章 山幸彦(やまさちひこ)と海幸彦(うみさちひこ)
跋(ばつ)

■書誌情報
ラノベ古事記 日本の神様とはじまりの物語
著:小野寺優
発売日:2017年7月12日
判型:B6判
ページ数:440
定価:1,512円(本体1,400円+税)

【著者プロフィール】
小野寺 優(おのでら ゆう)
7月12日生まれ、東京都在住のWEBデザイナー。古事記が好きすぎて、2014年10月に古事記を現代的に口語訳したサイト『古事記を現代語訳っていうかラノベ風にしてみた』を立ち上げたところ、「わかり易くて面白い」との口コミが広まり、月間約50万VP(※)の人気サイトに。現在はTwitterやFacebookなどで古事記の豆知識を配信中。
※Googleアナリティクス 2017年1月データ
[画像2: https://prtimes.jp/i/7006/3475/resize/d7006-3475-834686-1.jpg ]


▼参考……本文 第五章 八岐大蛇(やまたのおろち)より
≪パチンッ!!≫
突然その場に合わない軽快な音が響く。何かひらめいたスサノオが手を叩いたのだ。
「そうか、話はわかったぞっ! つまり、そのヤマタノオロチっつーの倒せば、俺がクシナダヒメと結婚できるってことだな!!」
突然のプロポーズらしきセリフに、クシナダヒメは冷たい眼差しを返す。
「は? 今の流れはどこでそうなった?」
しかし、スサノオは笑顔で続ける。
「だって俺、クシナダヒメが好きなんだ。怪物は俺が倒してやるから、結婚してくれ!!」
「いや、まだ出会って数分なんですけど」
そのローテンションすぎる娘の反応に、アシナヅチがフォローの声を上げる。
「あ、あのっ、ヤマタノオロチを倒してくださるのは大変嬉しいお話なのですが……私たちはまだあなた様のお名前も知らず……」
あ、そっか。俺、まだ名前も名乗ってなかったんだっけ。そりゃー返事もできねぇか。
「ハッハー! 俺様の名前を聞いてビビるなよ? 何を隠そう、高天原の最高神アマテラスの弟、スサノオ様だ! 今さっき天から降りて『シャキーン』ってココに参上したっ!!」
彼がオーバーリアクションで自分の正体を明かすとアシナヅチはパァーっと瞳を輝かせた。
「おぉぉ!! まさかスサノオ様がこんなところにいらっしゃるなんてっ!! それは願ってもないっ!! どうぞ、喜んで娘を差し上げましょう!!」
よっしゃ! 親の許しが得られた!
「そしたら決まりだなっ!! っつーわけだ。いいだろ?? クシナダヒメ!!!」
満面の笑みを向けたスサノオだったが、彼女から冷たい睨みがギロッと返ってくる。
「嫌だ」
「へ??」
まさか即答で断られるとは思ってなかったスサノオは、笑顔のまま固まった。
「バッカじゃないの?? オロチがそんな簡単に倒せるわけないじゃない!!」
「いやいや、俺、超つぇーよ?? たかがヘビに負けるわけねーし」
スサノオが不思議そうに彼女を見ると、こちらを見下すように「はぁー」っと深いため息をつかれてしまう。
「これだから、よそモンは」

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