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大規模イベントの通信障害に強いサブギガ帯遠隔照明制御ユニットを開発

PR TIMES / 2019年9月24日 11時0分

~「ピカチュウ大量発生チュウ!2019」やガンバ大阪イベントなどで採用~



[画像: https://prtimes.jp/i/3442/3596/resize/d3442-3596-384673-0.jpg ]

パナソニック株式会社と株式会社Shiftallは、株式会社ポケモンと、サブギガ帯無線を使用した遠隔照明制御ユニットを共同開発しました。同ユニットは、2019年8月に横浜のみなとみらいエリアで開催されたイベント「ピカチュウ大量発生チュウ!2019」の「みなとみらいの海×ピカチュウ」ショーにおいて、ピカチュウやダンサーがまとった電飾衣装の照明演出の制御ユニットとして開発されたもので、このイベントで初めて採用され、音と連動した光によるパフォーマンスを盛り上げました。

これまで、大規模イベントにおいてバックヤードからの照明遠隔操作などで無線通信を用いた場合には、障害物や他の電磁波の影響を最小化する対策や、通信障害を前提としたシステム設計が必要になるという課題がありました。この課題に対して、今回共同開発した遠隔照明制御ユニットは、サブギガ帯と呼ばれる920MHz帯の無線周波数を用います。

サブギガ帯は多くの無線通信で使用されている2.4GHz帯と比べて低周波で、通信電波が干渉しにくく、障害物を回り込み遠方まで到達するという特性(回折性)があります。この特長を生かし、多くの人が密集する大規模イベントでも、人の壁による電波の減衰や、携帯電話など通信端末の使用過多で生じる電波干渉による通信障害を回避します。

同ユニットを使用することで、広範囲にわたり安定した通信環境を作ることができ、場所を選ばず容易に照明制御などの受発信機の取り付けが可能です。また、同ユニットは小型かつモバイルバッテリーのような小電力でも動作するため、コスチューム上の電飾のような配線が難しいところにある照明の制御が可能です。
また、照明の遠隔操作においては、あらかじめ設定した照明演出をリモコンで切り替える操作(図1)に加え、照明操作卓等を使ってリアルタイムに照明の色やタイミングを遠隔操作(図2)することも可能です。

同ユニットは、2019年9月14日のサッカー・明治安田生命J1リーグ第26節ガンバ大阪対サガン鳥栖戦(場所:パナソニック スタジアム 吹田)で実施した「ポケモンセンターオーサカDX&ポケモンカフェ」のPRイベントでも使用され、約2万3千人の観客が集まる中、ハーフタイムと試合終了後に、5体のピカチュウの光る衣装の演出を遠隔からリモコンで操作しました。

今後、スタジアムやコンサート会場など大規模イベントでの照明演出へのさらなる活用を見込むとともに、新たな演出によるお客様体験価値の向上を目指し、引き続き技術開発を進めていきます。

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