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結成20周年のASIAN KUNG-FU GENERATION、名盤『ソルファ』完全再現でバンドの進化を刻んだ日本武道館公演の模様を3月18日にWOWOW独占放送!

PR TIMES / 2017年3月16日 10時51分



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 「やってみるもんだね、20年。生涯、これ以上のバンドは組めないってはっきりしました」。バンド結成20周年を記念した全国ツアーの日本武道館で、後藤正文(Vo & G)は長いバンド人生を誇るように、そんな言葉を口にした。1996年に大学の音楽サークルで結成したASIAN KUNG-FU GENERATION。あれから20年が過ぎ、シーンの最前線を駆け抜けてきた彼らのメモリアルな一夜は、バンドが歩んできた道のりを総括することで、“アジカン”がいかにかけがえのない、特別な存在であるかを強く感じさせるものだった。

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 箱型のステージの三方をお客さんがぐるり囲み、そのステージが紗幕で覆われたまま、ライブは山田貴洋(B & Vo)のベースプレイから「遥か彼方」でスタートした。インディーズ時代に初めてリリースされたアルバム『崩壊アンプリファー』の収録曲だ。続く「センスレス」では、疾走感のある楽曲にあわせてカタカナの文字がスクリーンを駆け抜ける。「アンダースタンド」でその幕がバサリと落ち、メンバーの姿が露わになると、満員の武道館は割れんばかりの喝采で包まれた。バンド初期曲を中心にしたオープニングにはじまり、伊地知潔(Dr)の力強いドラムとコーラスワークによって、多幸感溢れるサウンドを聴かせた「マーチングバンド」や「踵で愛を打ち鳴らせ」。初期衝動から成熟へ。たゆまぬ探求心とチャレンジ精神によって進化し続けるアジカンの20年の重みを感じさせるセットリストだ。

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 「この4人が集まるとアジカンになる。お客さん一人ひとりが俺たちを思ってくれるエネルギーも一緒になって、すごいマジックが起きちゃうから。それがステキなことだなと思ってる」と、MCでは20周年の感慨を語った後藤。「まだまだ続けたいなと思ってます」と、この先への想いを馳せると、会場からは温かい拍手が送られた。サポート・キーボードのシモリョーがドビュッシーの「月の光」を奏でた「月光」で、会場に幻想的で美しいムードを作り上げたところで、第一部が終了。第二部では『ソルファ(2016)』を曲順どおり完全再現する。

[画像4: https://prtimes.jp/i/1355/3623/resize/d1355-3623-558441-9.jpg ]

 アジカンを一躍メインストリームへと押し上げた2004年リリースの名盤アルバム『ソルファ』を、昨年新たなアレンジで再レコーディングした『ソルファ(2016)』。原曲にはなかった混沌とした間奏部分に惹き込まれる「リライト」をはじめ、瑞々しいメロディが印象的な「ループ&ループ」や「サイレン」など、バンドの代表曲が多く収録されたアルバムは、全てが名曲揃いだった。当時20代のメンバーが勢いのままに鳴らした焦燥を、音楽的に再構築した豊潤なバンドサウンドは、研鑽を惜しまないアジカンの20年の進化の証そのものだ。最後のMCでは「本当に今日はありがとうございます。感無量です」と、感謝の気持ちを伝えた後藤。ラストは6人編成のNAOTOストリングスを迎えた壮大なバラード曲「海岸通り」で、バンド史に残るであろうアジカン20年目の武道館をドラマチックに締めくくった。

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 アンコールでは、後藤がギターの弾き語りで「ソラニン」と「Wonder Future」を届けたあと、続けて喜多建介(G & Vo)が爽やかな歌声でメインボーカルをとる「タイムトラベラー」と「八景」を披露。ほどよい緊張感で進んできた本編とは違い、少し肩の力が抜けた雰囲気が良い。そして、再びストリングス隊を迎えた「さよならロストジェネレイション」ではお客さんがスマホのバックライトを灯して会場に美しい景色を作り上げると、ラストナンバー「新世紀のラブソング」へ。軽やかなビートにのせてポエトリーリーディングのように綴られる"僕たちの新世紀"という歌詞。それは、偉大なる20年という年月を積み重ねてなお、新たな時代へと踏み込んで行こうとするバンドの決意のように聴こえてならなかった。

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Photo by TEPPEI

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■■■ WOWOW番組情報 ■■■
ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2016-2017 20th Anniversary Live
3月18日(土)夜7:00 [WOWOWライブ]
収録日:2017年1月11日
収録場所:東京 日本武道館
番組の詳細、テレビ会員限定プレゼントキャンペーンはこちらまで http://www.wowow.co.jp/music/akg/

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