第30回東京国際映画祭「最優秀脚本賞 Presented by WOWOW」は『ペット安楽死請負人』に決定
PR TIMES / 2017年11月6日 14時1分
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(c)It's Alive Films
株式会社WOWOW(本社:東京都港区、代表取締役社長 田中 晃、以下「WOWOW」)と、公益財団法人ユニジャパン 東京国際映画祭事務局(本部:東京都中央区、理事長 迫本 淳一)が、第30回東京国際映画祭コンペティション部門において共同で実施した「最優秀脚本賞 Presented by WOWOW」の受賞作が決定いたしました。受賞作は、テーム・ニッキ監督の『ペット安楽死請負人』(2017年 フィンランド)です。受賞者には、5,000米ドルを贈呈いたします。
「最優秀脚本賞 Presented by WOWOW」の目的は、世界最高峰の映画専門チャンネル「WOWOWシネマ」を有するWOWOWが、映画文化の発展を願い、才能ある脚本家たちをたたえ、映画祭を通じて世界に向けて発信していくことです。
第30回東京国際映画祭クロージングの模様や、主な受賞結果は、11月6日(月)夜8:30より放送する「斎藤工×板谷由夏 映画工房 第30回東京国際映画祭スペシャル」で紹介いたします。
WOWOWは、コーポレートメッセージ「見るほどに、新しい出会い。」のコンセプトのもと、今後も上質なエンターテインメントをお届けしていきます。
受賞作『ペット安楽死請負人』概要
タイトル:ペット安楽死請負人(原題 Euthanizer [Armomurhaaja])
スタッフ:
監督/脚本/編集/美術/衣装:テーム・ニッキ
プロデューサー:ヤニ・ポソ
撮影監督:サリ・アールトネン
音響:サミ・キースキ
音楽:ティモ・カウコランピ
音楽:トゥオモ・プラネン
美術/衣装:サリ・アールトネン
キャスト:
マッティ・オンニスマー
ハンナマイヤ・ニカンデル
ヤリ・ヴィルマン
ヘイッキ・ノウシアイネン
ピヒラ・ペンティネン
あらすじ:
表向きは自動車修理工だが、裏では動物の安楽死を請け負う男。無責任な依頼主に苦言を呈しつつ、仕事を冷静にこなす。しかしある犬を生かした時、事態は一変する...。
作品解説:
動物の権利や命の価値、そして人間の愚かさを冷徹に描く衝撃のハードボイルドである。70~80年代のクリント・イーストウッドやチャールズ・ブロンソンらが正義の銃をぶっ放すジャンル映画に傾倒したという監督だが、自ら手掛けたハードボイルド作品には現代にふさわしい倫理観を意識的に盛り込んでいる。裏で動物を安楽死させるアンチヒーローの正義とは何か、そしてハムラビ法典的報復の果てには何が待っているか、あるいは、物語に絡んでくるネオナチ青年の存在は時代の必然なのか。サスペンスフルなドラマ進行の向こうに、監督はこれらの問いを投げかけてくる。見事な存在感で映画を圧倒する主演のマッティ・オンニスマーはフィンランドで引っ張りだこの名脇役だが、主演は本作が初めて。10年前からオンニスマーのカリスマ性に惚れ込んでいた監督がようやく彼にふさわしい脚本を手にし、互いの念願を果たした。
84分 カラー フィンランド語
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