高度経済成長期を支えた世界初の「寝台座席両用電車」581系を探求し続ける鉄道愛好家渾身の一冊、旅鉄車両ファイル「国鉄581系特急形電車」刊行
PR TIMES / 2023年3月13日 13時45分
インプレスグループで鉄道・旅・歴史メディア事業を展開する株式会社天夢人(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝峰富雄)は、2023年3月13日に、旅鉄車両ファイル007『国鉄581系特急形電車』を刊行いたしました。
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東海道新幹線が開業し、高度経済成長まっただ中の1967(昭和42)年9月30日、一つの新型電車が新大阪と博多を結ぶ寝台特急「月光」として登場しました。それが581系です。最大の特徴は、寝台と座席の両用構造を電車に採り入れたことで、初めて投入された列車名にちなんで「月光形」の愛称が付けられました。
翌1968(昭和43)年10月1日には、「ヨンサントオ」と呼ばれる白紙ダイヤ改正があり、改良型の583系が登場しました。青森まで電化が完成した東北本線の特急にも投入され、581・583系は青森から九州まで、まさに全国を股に掛けて昼夜問わず走り続けました。
本書は、581系に魅了され、研究を続けてきた鉄道愛好家、後藤崇史氏の初めての著書で、主に「寝台座席両用電車の構想から開発・落成まで」と「月光形の存在がもたらした影響」に重点を置いて記した一冊です。渾身の研究成果をぜひご覧ください。
■誌面サンプル
「寝台座席両用電車の構想から開発・落成まで」に重点を置いた構成なので、581系が国鉄で初めて採用した寝台座席両用の機構と、先頭部の貫通構造を中心に、特徴ある構造を図面や写真を多用して詳しく解説しています。581系の写真には、日本国有鉄道の車両設計事務所で、主任技師として本形式開発の陣頭指揮にあたった星晃氏(故人)が撮影された貴重な写真の数々をご提供いただきました。
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[画像3: https://prtimes.jp/i/5875/5110/resize/d5875-5110-51409151965f2f921972-2.jpg ]
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■もくじ
序文
「座標軸では示せない車両への想い」
第1章 581系誕生のいきさつ
ヨンサントオ当日/ヨンサントオへと至る道筋/寝台座席“両用”電車の構想
第2章 581系の特徴的構造
寝台座席両用電車開発の実際/完成した「寝台座席両用電車」/寝台座席転換機構の構造/クハネ581形の先頭形状
第3章 581系の概要
寝台・座席車/食堂車/その他設備/屋根部/車体部/色と標記/床構造/台車/主要機器類/重量
第4章 581系の形式別解説
第1次新製車モハネ581形/モハネ580形/クハネ581形/サハネ581形/サシ581形/発注・納車/第2次増備車(42年度本予算車)/581系電車の営業運転開始
第5章 月光形の量産化
月光形の運用パターン/581系第1次新製車の成果/本格量産への布石-581系第2次増備車-
第6章 583系電車の概要
583系の開発-本格量産の開始-/583系の形式別概要モハネ583形/モハネ582形/クハネ581形(10号車以降)/サハネ581形(13号車以降)/サシ581形(6号車以降)/サロ581形(新形式一等座席車)/発注・納車/44年度第3次債務車とクハネ583形の開発/新形式制御車クハネ583形
第7章 その後の月光形
「月光形」登場の影響/月光形の斜陽化/月光形の増備終了/581系と583系の違い
参考資料
寝台座席両用電車の開発・登場の流れ/月光形電車の増備と主な改良点
跋文
【著者紹介】
後藤 崇史(ごとう・たかし)
1976年神奈川生まれ。学習院大学文学部卒。物心ついたころからの鉄道好きで、特に581系「月光」は憧れの存在。公式資料や文献、当時の事情に詳しい人の声を集め研究を続けている。
【書誌情報】
書名:国鉄581系特急形電車
仕様:B5判 160ページ
定価:2,970円(本体2,700円+税10%)
発売日:2023年3月13日
全国書店、オンライン書店のAmazonなどで発売中。
https://amzn.to/3VFugB1
【株式会社天夢人】 https://www.temjin-g.co.jp/
2007年設立。隔月刊雑誌『旅と鉄道(奇数月21日発売)』をはじめとする、鉄道・旅・歴史・民俗・カルチャーをテーマとした雑誌や書籍を発行し、人生を豊かにするための情報を発信しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
以上
【本件に関するお問合せ先】
株式会社天夢人 担当:林
Tel: 03-6837-4680 / E-mail: info@temjin-g.co.jp
URL:https://www.temjin-g.co.jp/
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