MMAミドル級の真の王者はどっちだ!?WOWOW独占生中継『UFC243』の行方を“世界のTK”高阪剛が徹底分析!
PR TIMES / 2019年9月30日 12時0分
10/6(日)WOWOWにて独占生中継!
オフィシャルサイト https://www.wowow.co.jp/sports/ufc/
[画像1: https://prtimes.jp/i/1355/5114/resize/d1355-5114-947493-0.jpg ]
日本時間の10月6日、オーストラリア・メルボルンのマーベル・スタジアムで『UFC243』が開催される。
メインカードは、正規王者ロバート・ウィテカーが暫定王者イズラエル・アデサニヤと対戦するUFCミドル級王座統一戦。6年間負けなしのウィテカーと、MMA17戦全勝のアデサニヤ。ミドル級の真の王者は果たしてどちらなのか?
この一戦の見どころを、WOWOW『UFC-究極格闘技-』解説者としても知られる“世界のTK”高阪剛に語ってもらった。
――「UFC243」ではウィテカーvsアデサニヤのミドル級王座統一戦がついに実現します。
「いや、こうれはもう“どうなるんだろう?”と。ある意味、解説者泣かせの試合です(笑)」
――それだけ、どちらが勝つのか展開を予想するのが難しい、と。
「両選手ともに、対戦相手にとっては対策が難しい選手なんですよ。まずウィテカーの方は、基本、打たれ強くてスタミナがある、ものすごくタフな選手なんですよね。たとえダウンを食らっても、その後、何もなかったかのように強い攻撃を仕掛けてくる。だから相手からすると、“こいつを仕留めるには、どうしたらいいだ?”っていう感じになるんですよ」
——「不死身か!」という感じになると。仕留めたはずなのに、仕留められていないというのは、相手にとっては精神的なダメージも大きいですね。
「そうなんです。かなりガックリくるはずなんです。だからウィテカーというのは、技術レベルが高いのはもちろんなんですけど、一番の強みは、身体と気持ちの強さ。そこを崩すことができないから、みんな最終的に負けているんですよね。例えばウィテカーは前回、ヨエル・ロメロと対戦したとき(18年6月9日『UFC225』)も、ロメロの強打をあれだけもらって、2度もダウンを喫しているのに、それでも立ち上がって普通に攻撃を仕掛けている。しかも気持ちも萎えることがないから、相手にしてみたら“どうやって勝てばいいんだ?”ってなるんですよね」
[画像2: https://prtimes.jp/i/1355/5114/resize/d1355-5114-924831-1.jpg ]
――ミドル級最大の破壊力を持つロメロの強打を受けても、なお立ち向かってくると。
「ウィテカーは基本、遠い間合いから一気に距離を詰めて打撃を入れるタイプなんですけど、攻撃し終わったあと顔がガラ空きで、これは“殴ってくれ”と言っているようなもの。でも、本人は自分が打たれ強くて、スタミナも充分なことがわかっているから、きれいな形よりも、自分が動きやすい形を優先させて、ああいう構えや、動き方になったと思うんです」
――打たれ強いからこそ、隙を作ってでも自分が最も強い打撃を仕掛けられる態勢に常にいられるわけですか。
「一方、アデサニヤの特長は、身体の軸がブレない、崩れないところにあります。例えば攻撃の時、蹴りを出して、パンチを出して、また今度はヒザ蹴りを出してというような、いろんな動きをしても、アデサニヤの頭の位置がほとんど変わらない。だから、どんな位置からも強い打撃が打てるし、そこからフェイントを駆使したりすると、相手は何が出てくるのか、だんだんわからなくなってくるんです」
――普通なら軸が崩れそうなところでも崩れないから、本来は来ないような打撃もくるという。
「なおかつハンドスピードが早いので、もらってしまうんですよ。あとは軸がブレないので、相手が組みついてきたところをいなして、すぐパンチを打つだとか、そういったことがすごく早くできるんですね。そうやって効果的な打撃を積み重ねながら、おそらくアデサニヤの中にある勝ちパターンに最終的に持っていっているんです。だから、対戦相手にとっては“何をしてくるんだ?”という感覚があると思うのですが、アデサニヤ本人からしたら、奇をてらった攻撃をしているわけではなく、ものすごくきれいに試合をやっているつもりだと思うんです」
――相手にとってイレギュラーなだけ、と。
「そうです。本人の引き出しの中にある技術を次々と出してくるので、相手が対応しきれないだけ。しかも、その攻撃パターンというのは毎試合ごとに増えてきているので、相手も“えっ!そんなこともできるの!?”っていうことを、毎回出してくるんですよ」
[画像3: https://prtimes.jp/i/1355/5114/resize/d1355-5114-634939-2.jpg ]
——試験で言えば、“過去問”にはないものが必ず出てくるという(笑)。これは攻略が難しいですね。
「相手にとっては研究しづらいタイプなんですよ。だからウィテカーとアデサニヤ、両選手の共通点は“どう倒していいかわからない”ということですね(笑)」
――攻略法がまだ見つかってない者同士の戦いだ、と。
「もちろん、ふたりともお互いを研究して、しっかりと準備をして試合に臨んでくるとは思うんですけど、予想外のことが必ず起こる。起こせる二人なんですね。だからこれはもう、とにかく観てもらうしかないですね。WOWOWの放送では、ラウンド終わりでスローのリプレイが出ると思うので、その映像もしっかりと観てもらって。そうすると、なぜこの打撃が当たったのかが分かったりとか、次のラウンドの展開が予想できたりすると思う。そういう、より深い面白さが味わえる試合だと思いますね」
――かなり高度なやりとりが見られそうですね。
「そうなると玄人にはたまらない試合になると思うんですけど、もしかしたらライトなファンには分かりづらいかもしれない。そこはもう、自分が解説を頑張りますんで(笑)。でも今回はどちらが勝っても、ミドル級の一つの壁を超えるような試合になるんじゃないかな。さらにワンランク、このMMAを進化させるような試合になると思うので、これは見逃さないでほしいですね!」
(取材/文・堀江ガンツ)
◆◆WOWOW『UFC-究極格闘技-』放送スケジュール◆◆◆
『生中継!UFC‐究極格闘技‐ UFC243 in メルボルン ミドル級王座統一戦!正規王者ウィテカーが暫定王者アデサニヤと激突!』
10/6(日)午前11:00[WOWOWプライム]生中継
(WOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信)
10/10(木)午後3:00[WOWOWライブ]リピート
(WOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信)
【対戦カード】
<ミドル級王座統一戦> ロバート・ウィテカー vs イズラエル・アデサニヤ
【収録日・収録場所】
2019年10月6日/オーストラリア・メルボルン マーベル・スタジアム
【出演】
解説:高阪剛、堀江ガンツ
実況:高柳謙一
進行:渋佐和佳奈
■詳しくはWOWOW番組オフィシャルサイト(https://www.wowow.co.jp/sports/ufc/)をチェック!
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