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上皇陛下の執刀医にして、日本屈指の心臓血管外科医が、超わかりやすく記した、「命を落とすリスクを減らす」暮らしの処方箋

PR TIMES / 2024年4月17日 14時15分

上皇さま、美智子さまにもお伝えした、血管元気、心臓元気の暮らし方



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1719/6066/1719-6066-9679d18a190ef54468e8d31959588225-1513x2222.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

 血管の病気や、心臓の病気は、60代、70代で大幅に発症率が大幅に上がってきます。狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤、大動脈解離といった心臓疾患、血管疾患には、血管の動脈硬化が深く関係しています。その動脈硬化を招く最大の原因は、わたしたちが長年続けてきた生活習慣そのものにあります。
 なかでも、血液疾患、心臓疾患の原因病ともいわれる高血圧、脂質異常症(高LDLコレステロール血症)、糖尿病とも、60代、70代で発症率が大きく上がってくるからです。
 本書は、日本屈指の心臓血管外科医として知られる天野篤医師(順天堂大学医学部特任教授)による、血管疾患、心臓疾患という「命を落とすリスクを減らす読む処方箋」です。2012年2月、当時78歳でいらした上皇陛下の心臓手術(冠動脈バイパス手術)を執刀した天野篤医師でもあり、いわば、「上皇陛下、美智子さまにもお伝えした心臓元気の暮らし方」となる1冊でもあります。

【まえがきより】
血管や心臓の病気は、加齢とともに発症頻度が高くなる
心臓血管外科医の天野篤です。私は心臓血管外科医として、数多くの冠動脈バイパス手術や、心臓の弁の手術に携わってきました。これまでに執刀した心臓血管外科手術数では、すでに1万例を超える手術に携わりましたが、手術と治療の意義は患者さんがもとの元気な生活を取り戻すことにあります。私自身の願いもそこにあります。つまり、日常生活を少しコントロールすることで、健康な暮らしは本来維持できるのです。それでも、なんらかの病気になったときの支えが、治療であり、手術ということなのです。

 こうした長年の生活習慣がかかわってくる血管や心臓の病気は、加齢とともに発症する頻度は格段に高くなります。とくに60代以降や、70代、80代という高齢者の方々においては誰もが日々「命を落とすリスク」にさらされているということを意味します。なかでも、血管が「健康」であることはとりわけ大切です。そのためには「動脈硬化」をなんとしても防がなければなりません。
血管の中に蓄積された「悪玉コレステロールの塊」が悪さをする
 みなさんは、血管の中にできる「プラーク」というものをご存じでしょうか――。このプラークは、血管の内皮細胞に余分な「LDLコレステロール」などが蓄積してできた「かゆ状の瘤(こぶ)」のことです。LDLコレステロールは、「悪玉コレステロール」とも呼ばれているように、動脈硬化を促進させる一因となり、狭心症、心筋梗塞、大動脈瘤、大動脈解離といった心臓疾患や脳梗塞につながる代表的なリスク因子です。

こうした命にかかわる血管と心臓の病気を防ぐためにも、まずはプラークがつくられないような生活習慣を意識して管理することが大切です。たとえば、脂質の多い食事を控えたり、運動不足を解消したり、高血圧や高血糖といった血管を傷つける生活習慣病のコントロールに取り組むのが効果的だといわれています。
すでにプラークができていても有効な薬物療法がある
 すでにプラークができてしまっている場合や、高血圧や糖尿病など冠動脈疾患のリスク因子が多い場合などは薬物療法が行われます。その際、広く使われているのが「スタチン」という薬です。スタチンは体内でのコレステロール合成を抑制するという主作用に加え、血管内皮機能の改善、心筋保護、抗炎症といったさまざまな作用を持つと報告されています。
 
 プラークができていても年齢が若い患者さんでは、スタチンの服用によってプラークが消失し、血管の壁がすっかり改善するケースもあります。スタチンの抗炎症作用によってプラークが最終的にかさぶた状になり、少しずつ血流に洗われてきれいになるのです。信頼できる医師のもとで、定期的に血液検査を受けながら服用すれば、メリットがとても大きい薬といえます。
 このようなリスクを回避するためにも、まずはプラークができないような生活習慣を心がけ、健康診断の結果でコレステロール値が高かった場合にはしっかりと薬物治療を受けていただきたいと思います。
そのうえで動脈硬化の予防には食事の改善が欠かせない
 もちろん、薬だけではどうしても限界があるため、動脈硬化の予防には食事の改善が欠かせません。日本動脈硬化学会の定める「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」では、動脈硬化のリスクを減らす食事として、次のことなどが推奨されています。

●肉の脂身、動物性脂肪、加工肉、鶏卵の大量摂取を控える。
●魚の摂取を増やし、低脂肪乳製品を摂取する。
●未精製穀類、緑黄色野菜を含めた野菜、海藻、大豆および大豆製品、ナッツ類の摂取量を増やす。
●糖質含有量の少ない果物を適度に摂取し、果糖を含む加工食品の大量摂取を控える。
●アルコールの過剰摂取を控え、「1日25g以下」に抑える。
●食塩の摂取は「1日6g」未満を目標にする。

 すべてを完璧に実践することは困難ですが、動脈硬化体質をすでに指摘されている方にはひとつの目標となり、意識して心がけることが健康寿命を延ばすと考えられます。

天野 篤

(目次)
第1章 70代、80代の日常生活
健康長寿をまっとうするための、食事からの生活習慣

第2章 70代、80代と「暑さ」「寒さ」のこと
風呂、トイレ、睡眠……。気温の変化にそなえることが、長寿へと導く

第3章 70代、80代は病気があって当たり前
病気と薬。トラブルを招かない付き合い方

第4章 70代、80代と新型コロナ、感染症
感染しないため予防法と、万一感染したときへ備えておくこと

第5章 70代、80代と心臓病。その予兆と対策
超高齢化でますます増える心臓病。いかにわが身を守るか――

【著者プロフィール】
天野 篤(あまのあつし) 
心臓血管外科医、順天堂大学医学部特任教授。
1955年、埼玉県蓮田市に生まれる。日本大学医学部卒業。2012年2月、東京大学医学部附属病院で行われた上皇陛下(当時の天皇陛下)の冠動脈バイパス手術を執刀。心臓を動かした状態で行う「オフポンプ術」の第一人者で、これまでに執刀した心臓血管外科手術数は1万例を超える。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1719/6066/1719-6066-107b3fa8f371027462f71d19434d4465-1800x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

【商品概要】
商品名:『60代、70代なら知っておく 血管と心臓を守る日常』
定価:本体1600円(税別)
発売日:2024年4月18日
判型/ページ:四六判/224ページ
ISBN:978-4-06-534444-6
発行:講談社ビーシー/講談社
Amazon●https://www.amazon.co.jp/dp/4065344441/

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1719/6066/1719-6066-f6cae3a88f9da4d4628473ef98ee59ac-1513x2222.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1719/6066/1719-6066-5f71043c2b9782dcc9be71c361ff5a53-2752x1832.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




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