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「行きたい気持ちを抑えて冷静に戦えたのは収穫」。井上尚弥がドヘニー戦を自己解説!11月4日(月・休)に『エキサイトマッチSP』としてWOWOWで放送・配信!

PR TIMES / 2024年10月23日 10時15分



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1355/7966/1355-7966-1a907892808ca3bd7454ae6127bd7b26-1500x1023.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 4団体統一世界スーパー・バンタム級王者の井上尚弥(31=大橋)がWOWOW『エキサイトマッチSP』の収録に臨んだ。この日、井上が解説を務めたのは去る9月3日、有明アリーナで行われたTJ・ドヘニー(37=アイルランド)との防衛戦。7回16秒TKO勝ちを収めて統一王座の防衛を果たした試合をセルフ解説した井上は「後半にペースを上げて仕留めるつもりだった。消化不良ではあったが冷静に戦えたのは収穫」と振り返った。

■計量後1日で自己最重量の7.4kg増量
 スーパー・バンタム級に転向してからWBC&WBO王者のスティーブン・フルトン(アメリカ)を8回TKO、WBA&IBF王者のマーロン・タパレス(フィリピン)を10回KO、そして元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ)を6回TKOで下してきた井上にとって、今回のドヘニーは与し易い相手との見方があった。しかし、ドヘニーが日本で行った直近の3試合をすべてKO、TKOで終わらせていることもあり、王者陣営は対戦決定時から常に緊張感をもって準備してきたという。会見時にも井上は「彼の実力を軽く見てはいない」と話していたものだ。
 加えてドヘニーが過去の試合で、前日計量のあと1日で12kg以上も体重を戻して試合に臨んだことがある点にも注目していた。案の定、今回も55.1kgで計量をパスすると1日で11kgも戻し、試合会場入りしてからの非公式の測定では66.1kgだった。井上もスーパー・バンタム級転向後では最高となる7.4kg増の62.7kgだった。両者の試合当日の体重差は3.4kg。実際、リング上で対峙した挑戦者は明らかに王者よりも大きく見えた。ドヘニーの増量に関して井上は「想定していたので気にはならなかった」と話す。そして自身のリバウンドについては「今回は無理に増やした。スピード勝負とは思っていなかったので、どのくらい増やせるか試した。でも、試合が終わってから少し重かったと感じたので(増量は)6キロ台がいいかなと思った」という。

■「ドヘニーの息遣いが荒くなっていくのが分かった」
 試合前から父親の真吾トレーナーから常に「丁寧に、慎重に」というアドバイスが出ていたという。井上は「距離感、相手のパンチの軌道、一発に気をつけること」を頭に置いてスタートした。
 井上はサウスポーの挑戦者に対して初回からプレッシャーをかけて出た。「出て来るか出て来ないか。来なかったので仕掛けて出る選択をした」と明かした。さらに「動きは見えていたので、どう終わらせるかを考えて戦っていた」とも。
 3回と4回にやや手数を控えたためジャッジ三者のうち二者がドヘニーにポイントを与えたが、「出て来なかったので打たせて手を出させた。自分たちではポイントを取られていないと思っていたけれど、ドヘニーに(ポイントを)振っていた人がいたのは意外だった」と話す。
 「後半にペースを上げようと思っていたが、ドヘニーの息遣いが荒くなっていくのが分かった」といい、5回になると再び攻勢を強めて出た。
 6回にはさらにプレッシャーを強め、ラウンド終盤には強打をボディ、顔面に打ち分けて明らかにダメージを与えた。
 迎えた7回、井上がさらに攻勢を強めるとドヘニーはロープ際で横向きになりグローブで腰を押さえながら右足を引きずって戦闘を中止。これを見たレフェリーが井上のTKO勝ちを告げて試合は終わった。やや消化不良の結末となったが、井上は「後半からペースを上げていくという計画は実行できた。行きたい気持ちを抑えて冷静になれたのは収穫」と振り返った。

■来年も3試合 中谷との夢の対決にも言及
 この勝利で井上の戦績は28戦全勝(25KO)に伸びた。世界戦だけで23勝(21KO)となり、日本の歴代世界王者のなかで最多勝利となった。23勝はゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)やサウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)と並ぶ記録でもある。1980年代から1990年代に3階級制覇を果たしたフリオ・セサール・チャベス(メキシコ)の31勝、10年前に井上が倒したオマール・ナルバエス(アルゼンチン)の28勝、防衛回数25度の世界記録保持者のジョー・ルイス(アメリカ)と5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(アメリカ)の26勝といった偉大な記録が視界に入ってきたといっていい。井上自身は「記録を気にしたことはなかったけれど、自分がやって来た道が簡単なことじゃないんだなと思う」と、感慨深そうに話した。
 気になる次の防衛戦は12月24日、IBFとWBOで1位にランクされるサム・グッドマン(26=オーストラリア)を相手に東京で行われることが確定的だ。
 さらに、その先のプランについても触れた。井上は「2025年も海外を含め3試合やりたい」と話し、そのなかに中谷潤人(MT)との夢の対決が含まれる可能性についても言及。「パウンド・フォー・パウンド(体重を超越した強さランキング)で1位になりたいという若者(中谷)がいるので、それまで(スーパー・バンタム級で)待つかな。(中谷は)強いと思う。だから対戦に興味が湧いている」と加える。
 グッドマン戦、そして中谷戦――これまで以上に井上尚弥から目が離せなくなってきた。

「井上尚弥 vs TJ・ドへニー」は、11月4日(月・休)午後9時から『エキサイトマッチSP』としてWOWOWで放送・配信される。同番組内では「武居由樹(大橋) vs 比嘉大吾(志成)」のWBO世界バンタム級タイトルマッチと、「平岡アンディ(大橋) vs イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)」のWBA世界スーパー・ライト級挑戦者決定戦もお届けする。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/1355/7966/1355-7966-50951d5df911af0865d25cc86528d5d7-1500x1056.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



◆◆◆WOWOW 番組情報◆◆◆

★『エキサイトマッチ~世界プロボクシング ウェルター級10回戦ザンダー・ザヤスvsダミアン・ソーサ/フェザー級10回戦ブルース・カーリントンvsスライマン・セガワ』
WBO世界S・ウェルター級3位のザンダー・ザヤスとWBA世界フェザー級1位のブルース・カーリントン。次代を担うホープ達が登場!
<放送・配信日>10月28日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]

★『井上尚弥出演!エキサイトマッチSP「井上尚弥 vs TJ・ドヘニー」「武居由樹 vs 比嘉大吾」』
4団体統一世界S・バンタム級王者の井上尚弥が日本人キラーの異名を持つ元王者TJ・ドヘニーとの一戦を本人解説で振り返る!さらに武居由樹と比嘉大吾の日本人対決も!
<放送・配信日>11月4日(月・休)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
<出演>スペシャルゲスト:井上尚弥

■番組HP/ https://www.wowow.co.jp/sports/excite/
■公式X(旧Twitter)/ @Excite_Match

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