妊婦さんの12%が罹患する「妊娠糖尿病」 リスクを減らすには?

QLife / 2018年11月12日 11時0分

食事の回数を分けるなどで血糖をコントロール 歌手の中新井美波さん

 妊娠に関連する糖尿病には、糖尿病患者さんが妊娠する「糖尿病合併妊娠」と、妊娠によって高血糖になる「妊娠糖尿病」の2つがあります。糖尿病合併妊娠は流産や死産、胎児奇形といったリスクが、妊娠糖尿病は巨大児出産や難産などのリスクが高まります。こうした妊娠に関連する糖尿病は妊婦さんの12%が罹患し、35歳以上の高齢出産や、家族に糖尿病の人がいる人などに起こりやすいと言われています。こうしたリスクを減らすには、妊娠中期から後期にかけて、食事の回数を分ける「分食」を心がけるなど、こまめな血糖コントロールが重要です。

 アボット ジャパン株式会社は先日、将来妊娠を望む糖尿病患者さん、出産をひかえた妊娠糖尿病の患者さんとそのご家族を対象に、「糖尿病患者さんのための 妊娠・出産&血糖コントロールセミナー」を都内で開催。東京女子医科大学糖尿病センターの柳沢慶香先生と1型糖尿病で今年出産した、歌手の中新井美波さんが講演を行いました。

「不安を解消し、妊娠期を楽しんでほしい」(中新井さん)

 中新井さんは妊娠中の血糖コントロールについて、グルコースの濃度を自動で持続的に測定・記録する「Flash Glucose Monitoring System(FGM)」という機械を活用したといいます。「妊娠中はおなかの子供のことが心配でしたが、FGMで血糖トレンドを測りながら生活したことで、安心感を得られました」と中新井さん。妊娠9か月まで仕事を続けていましたが、血糖の状態を把握できたので、自信をもって自己管理できた、とのこと。

 「妊娠中は、どうしても子供に対する糖尿病の影響について不安になると思います。でも、ひとつずつ不安を解消し、妊娠期を楽しんでほしいですね」と、中新井さんはセミナー参加者の女性にエールを送りました。「血糖コントロールを行うことによって、合併症のリスクを下げることができます。元気な赤ちゃんを産むために、正しい知識を持ち、正しく恐れて、適切な管理をしましょう」(柳沢先生)

(QLife編集部)

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