再々発がんと『ともに歩む』女優・古村比呂さんの願いとは

QLife / 2019年10月4日 16時17分

.canow{ margin-top: 40px; } .entry_body .title_02{ font-size: 22px; color: #1C305C; background-color: #f5f5f5; padding: 8px 15px; } .entry_body .title_03{ font-size: 18px; color: #1C305C; border-left: 4px solid #1C305C; padding-left: 10px; } .image_wrapper{ text-align: center; margin: 40px 0; } .image_wrapper img{ width: 600px; } .interviewer{ color: #1C305C; font-weight: bold; } .interviewee_01{ color: #ee5570; font-weight: bold; } .interviewee_02{ color: #248ecf; font-weight: bold; } .fw-b{ font-weight: bold; } .marker{ background: linear-gradient(transparent 60%, #dbecff 0%); display: inline; font-weight: bold; } .writer{ text-align: right; } .entry_body .border_block{ border: solid 2px #1C305C; padding: 0px 25px; background-color: #fafafa; } @media (max-width: 768px) { .entry_body .title_02{ font-size: 1.6rem; } .entry_body .title_03{ font-size: 1.4rem; } .image_wrapper{ text-align: center; margin: 25px 0; } .image_wrapper img{ width: 100%; } .entry_body .border_block{ padding: 15px 10px 0; } } 再々発がんと歩む…女優・古村比呂さんの願い

「病に負けない、人生を輝かせる」という考え方のもと、患者さんの願いを実現し、生きるモチベーションを高めようという患者支援プロジェクト「CaNaW(カナウ)」がこの秋スタート。 始動に先立ち開催された「CaNoW」発足記者発表会に、がん闘病経験をもつ女優・古村比呂(こむらひろ)さん、がん専門医の押川勝太郎先生(宮崎善仁会病院 消化器内科・腫瘍内科)が登壇しました。

子宮頸がんで全摘手術も…再発、再々発を経験

古村さんの闘病生活がスタートしたのは2011年のこと。検診で子宮頸がんが見つかり、翌年には全摘手術を実施。この時点で転移は確認されなかったものの、2017年3月に子宮頸がんの再発を確認。早期発見が功を奏し、抗がん剤治療で同年8月には寛解導入、仕事への復帰を果たすも、3か月後に受けたCT検査で肺とリンパ節への転移が判明しました。

2018年から2019年1月にかけて抗がん剤治療を実施し、寛解へ。「CaNoW」発足記者発表会では元気な笑顔を見せてくれた古村比呂さん。「いい状態になっているかな。主治医の先生からは、検査には引っかからないがん細胞がいるので、その子たちがいい子にしているように経過観察しましょうと言われています。」と語り、定期通院でフォローしている状態であることを明かしてくれました。

「闘う」から「向き合う」に変化した気持ち

古村さん:最初にがんを告知されたときには受け入れられず…「私、まだ死ねません」と先生にお伝えし闘病生活が始まりました。最初はがんと闘おう、という気持ちで。ただ、ずっと頑張り続けるのは気持ちが持たないんです。もう闘いたくない、と全部投げ出したら楽になれました。いまはがんと闘うのではなく、向き合おうという気持ちです。

押川先生:テレビドラマや、壮絶な経験をした患者さんの体験談などで、一般的にはがんは悲惨なものというイメージが付きまといますが、実際にはそうではありません。同じstageⅣでもがん種の違いで生存曲線は全く違うように、がんになったからといってすぐに死ぬわけではない。がん治療だけでなく副作用治療も発展しています。

30年ほど前まで、がん患者さんの苦悩といえば「悪心」「嘔吐」がほとんど。現在はそれが「家族への影響」「家事・仕事への影響」などに変化しています。がんが治るか治らないかだけではなく、いまの生活を守ることも重要になりました。たとえ生存期間が延長しても、治療が人生の目標になっては何のための治療なのか。「長生きリスク」で患者さんと家族が不幸になっては意味がないのです。辛いばかりの治療ではなく、「希望」を持てることが重要です。

古村さん:治療はどんどん進歩しますが、ときに心が追い付かないことがあります。「大丈夫かな」という気持ちをぶつける場所がなく、抱え込んでしまうのです。そこを助けて下さる医療従事者さんがいてくれると、気持ちが楽になります。心の治療、ですね。

ーー今回発足した患者支援プロジェクト「CaNoW」では、看護師・介護士の派遣や、主治医との医療連携を通じて患者さんの希望や願いを叶えることをミッションとしています。古村さんは治療中にどんな希望や願いを抱いていましたか?

古村さん:正直、治療に集中するばかりで、何かをやりたいな…という思いを抱けずにいました。ただでさえ家族に迷惑をかけているので「これ以上迷惑をかけたくない」という思いが強かったのです。

ただ、今回「CaNoW」の話を聞いて、看護師さんや介護士さんの力を借りることができるのなら、願いを叶えられるかもしれない、自分にもできるかもしれないと思えました。

古村さんが叶えたい、3つの願いとは

ーーではいま、古村さんが叶えたい願いを3つ、教えていただけますか?

古村さん:はい、考え出すと止まらなくなって、3つに絞るのが大変だったのですが…

1つめは「がんサバイバーさんとのSharing」です。これまで闘病の記録や日々のことをブログでつづってきましたが、患者さんとの交流で励まされることがありました。私の経験や、みなさんの経験をシェアできるような場を、全国で設けられるといいですね。

2つめは「ウクレレを弾きたい」です。じつはずっと前からチャレンジしたくて闘病前の誕生日に、家族にプレゼントしてもらったものが家に飾ってあるんです。一時は抗がん剤治療の影響で爪がボロボロになってしまったけれど、今はもう大丈夫。これを機に今日からでもやってみたいです。

3つめは「北海道旅行」です。たくさん迷惑をかけた家族に、7年間の闘病生活の感謝の気持ちを込めて、私が生まれ育った北海道に、一緒に行きたいですね。病状が落ち着いているとはいえ、体力は万全ではありません。自分と家族だけなら、家族に迷惑をかけてしまいそうですが、CaNoWなどのサポートを受けられれば家族と楽しめる。視点が変わるように思います。

ーー女優のお仕事についてはいかがですか?

がんを通じて本当にいろいろな経験をして、表現者としても引き出しが増えたと思います。来年には朗読劇のお話をいただいているので、できたらいいな。発声など基本的なことからしっかり頑張りたいです。」

人生100年時代、2025年には全人口の約18%にあたる2179万人が後期高齢者に。さらに医療の発達により、さまざまな疾患を持ちながらも、その病と共生する人々が年々増加しています。

「CaNoW」は、病気や加齢などを理由に叶えられなかった「やりたいこと」の実現をサポート。これまでにも先行モニター企画として、「大好きなサッカーチームをスタジアムで応援したい」「病に倒れてから一度も行けていない職場へ、もう一度行きたい」「温泉で紅葉狩りがしたい」などの願いを叶えてきました。企業CSRとしての協賛を資金源としているため、利用ユーザー(患者さん・ご家族)の自己負担は不要です。

今回、10月11日(金)に公開する映画「最高の人生の見つけ方」(主演:吉永小百合/天海祐希)とのタイアップを記念し、10名の患者さん・ご家族の願いを叶えます!応募期間は9月30日(月)~10月31日(木)まで。詳細は『CaNoWでかなえる“最高の人生の見つけ方”』をご覧ください。

文:宮森 渚朝

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング