「候補者」と「有権者」~選挙の在り方

クオリティ埼玉 / 2014年3月30日 0時24分

先日、市長選を間近に控えたあるまちの居酒屋で、30代の男性の選挙に対する意見を聞いた。
その男性たちは、選挙に興味がないので勿論、投票所に足を運ぶこともないと言っていた。
しかし、30代。20代と違い、仕事も安定し、家族とともに暮らしを考える歳である。
そこに一歩踏み込んで、暮らすまちをもっとよくしていきたいとか、今の市長がどんな人なのかと、考えるかと聞けば「それはない」と彼らはきっぱりと答えた。
 
そして「政治に立つひとは高いところでマイクを持って遠いひとである」と述べていた。
また「もしも自分たちの目線で自分だけの顔をみて握手をしたり、頭をさげたりされたらその人に1票投じるかもしれない」とも語っていた。
 
そう、この言葉からも選挙とは「候補者」と「有権者」の距離感が重要だということが再認識させられる。まさに候補者は高いところで演説をするよりもまちを歩き、有権者同じ目線に立ち身近な存在でなければならない。
 
また有権者側。
誇大広告をした会社があるとする。
購入した消費者は「広告は嘘だ」とクレームを言う。
これは当然の行為であり権利である。
ならば買わずにその会社が嫌いだとか、世間にあわせてただクレームを言うという行為はどうだろう。これは権利もないただのクレーマーである。
 
選挙もこれと同じことがいえる。
投票という義務を怠り、政治や議員を批判や非難するという行為はある種のクレーマーだ。
まずは権利を放棄せず、真剣に候補者を吟味して1票を投じてみよう。
そしてはじめて候補者と有権者という「選挙」が成り立つのである。
それこそが、まちを変える一歩につながるであろう。
(古城 智美)

クオリティ埼玉

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