さいたま市の「縁の下の力持ち」消防団part2―西浦和分団 地域の安心と安全を守りぬく―

クオリティ埼玉 / 2014年7月8日 14時39分

 さいたま市消防団は10ブロック63分団を有する組織で構成されているが、今回、7つの分団が所属する南ブロック長であり、西浦和分団長でもある中村清一氏の話によると、南ブロック西浦和分団は、さいたま市南区内谷1丁目から内谷7丁目まで、大字堤外、曲本1丁目から曲本5丁目まで、松本1丁目から松本4丁目まで及び四谷1丁目から四谷3丁目までを担当エリアとする。現在所属する分団員20名はすべて男性であり、その1/3はサラリーマンである。「24時間体制の消防団としては日中の災害にも対応できるように、自営業の方などの分団員も増えてほしい」と中村氏は語る。
 地域密着の消防団として各分団がそれぞれ活動しているが、「歳末特別警戒、夜警、通常防災パトロール等での鐘の音や放送音に対し、寄せられる苦情は大変悲しい。犯罪や災害の抑止力になればと活動する意義を地域住民の方々にはぜひ理解してほしい」と望む一面もある。日々地元自治会とも交流をふかめ、防災訓練や防災グッズ紹介、新年会での交流などを行い、地域住民の防災意識を高めているという。
西浦和分団では毎年7月に消火栓点検を実施している。消火栓の定期点検には重要な意味があるのだ。消火栓そのものがきちんと作動するかという点。点検に廻ることによって道や地理、消火栓の場所を確認できるという点。団員達が消火栓の扱い方の訓練ができるという点。結果、迅速な対応が出来ることにつながるという。消防車両、消防機器、発電機、チェーンソーなどの点検と整備。真空ポンプの訓練等々。放水訓練は特に重要だ。高い水圧のホースの扱いや水圧に慣れるようにする。団員自身の万が一の怪我、事故を防ぐためだ。「団員を守ることも団を預かる者の責任」と力がこもる。現場急行にあっても事故は禁物。どんなに急いでいても、急ぐからこそ安全運転を心掛けよと指導を怠らない。
受け継がれてきた現場経験、現場で養った知識で火災現場を指揮する様は頼もしい限りだ。例えば、燃え盛る隣家。すぐに雨戸を閉めて、との指示で類焼回避に導く。水幕を張りやすく被害を食い止める。ガラスに熱を伝えにくくして破損を防ぐ。家屋への煙、火の粉の侵入を防止する、こうした緊急時に対応できる消防団に私たちの街は守られている。
消防団という立場は普段はそれぞれ仕事を持っている人たちが、緊急時には自宅や仕事場から現場へ駆けつけ活動するという極めて地域愛の強い団体だ。消防だけでなく人生の経験を多く積んだ沢山の先輩たちとの交流を深めることによって、人間の厚み益々育つ環境はそうあるものではない。地域に根差した消防団に参加してみるのはいかがだろうか。
 
さいたま市消防団に関するお問い合わせ:
さいたま市消防局/総務部/消防総務課 消防団係
電話番号:048-833-7163 ファックス:048-833-7641
☆さいたま市の「縁の下の力持ち」消防団part1―仲町分団 地域の安心と安全を守るために―http://www.qualitysaitama.com/?p=29390
(多田   清成)

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