品格ある子どもの育て方第四章 品格を育てられる「学校と先生」の条件とは?(60)

クオリティ埼玉 / 2014年11月28日 2時24分

 学力低下の防止よりも学力向上を考える
~結果主義に陥らないようにする~
 
前項の文章題の計算で結果主義に陥っている証拠が、0.3÷0.4は正答率が小5で82.5%なのに、「0.6メートルの青いテープと、1.5メートルの赤いテープがあります。青いテープの長さは、赤いテープの長さの何倍でしょう」だと正答率が50%前後に落ち込むということなのです。
 子どもは、1.5÷0.6なのか0.6÷1.5なのかで悩んでいるわけで、計算ができないのではなく、式が作れないのです。その原因は、
「青いテープの長さは、赤いテープの長さの何倍→青=赤×○倍」
の連想が湧いてこないことにあります。
 割り算をイメージするまえに考えなければならないことがあるのに、それをパスしていることが問題です。「えっと、この場合は割り算だったなぁ」が先に頭に浮かぶからダメになるのです。
 どうしても式を作れと言うのならば、まずは日本語の通りに変換させてみればよいのです。これができていないということです。   
 ○倍は掛け算、これが基本線。割り算ではありません。
 おそらく中学受験向けの勉強をしている子であれば、式なんて普段から書かないでしょう。
「0.6メートルは0.3メートルが2つ」
「1.5メートルは0.3メートルが5つ」
ではなく「2は5の何倍」と読んでいるはずです。頭で考えるか、線分図でイメージするかは別として。
 結局「2÷5じゃないか」という声が聞こえてくるので(笑)、割り算重視の弊害について書いていくことにしましょう。
「品格ある子どもの育て方(PHP文庫) 秋田洋和著」より   

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