今日は何の日 〜悪童アイバーソンが生んだ名場面、“The Stepover”〜
NBA Rakuten / 2019年6月6日 15時47分
2001年6月6日、アレン・アイバーソン率いるフィラデルフィア・セブンティシクサーズが、シャキール・オニールとコービー・ブライアントの二大エースを擁するロサンゼルス・レイカーズを相手にファイナル初戦を勝利した。マイケル・ジョーダンが二度目の引退を発表して以来、リーグは西高東低と言われ、ウエスタン・カンファレンスの方がレベルが高いと目されていた。
この年のレイカーズはそのレベルの高いウエストを無敗でファイナルまで勝ち上がったため、下馬評ではレイカーズが圧倒的に有利という中で迎えた一戦だった。序盤は下馬評通りレイカーズが二桁リードを奪う展開となったが、第2クオーターにアレン・アイバーソンが目覚めると前半だけで30点を稼ぎシクサーズが逆転、6点リードでハーフタイムを迎えた。前半の勢いそのままに後半も順調にリードを広げたシクサーズだったが、今度はレイカーズのオニールが逆襲、第3クオーターだけで18得点を挙げて試合の流れを取り返した。シクサーズの2点リードで迎えた第4クオーター、主役となったのはレイカーズの控えガード、タロン・ルーだった。ルーはこのクオーター、タイトなディフェンスでアイバーソンをなんと3点に抑えたのだった。
伏兵ルーの活躍により94対94の同点でレギュレーションが終了、試合はオーバータイムに突入することになった。オーバータイムはシャックとコービーの得点でレイカーズが先行したが、最後にこの日のスポットライトを奪ったのはアイバーソンだった。オールコートの展開からフリースローとスリーポイントでリズムを作ると、ハーフコートでもこの日天敵となっていたルーをステップバックで交わしジャンプショットを沈め、7連続得点で試合を引っ繰り返したのである。特に最後のジャンパーは、その後転んだルーを跨いだ“The Stepover”と合わせてアイバーソンのキャリアでも一番のハイライトとして後世に記憶されることになった。ちなみにこの日はアイバーソンが48点、シャックが44点を記録、ファイナルで両チームから40点超えの選手が出たのは、史上2度目のことであった。
(C)2019 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.
この記事に関連するニュース
-
【広島】新井貴浩監督「なかなかかみ合わない状況」3点先制も…直近7戦で4度の逆転負け/一問一答
スポーツ報知 / 2024年9月18日 22時21分
-
新生ハピネッツ 東北カップでB2青森ワッツに快勝も優勝にはあと一歩及ばず
ABS秋田放送 / 2024年9月17日 10時0分
-
JFLから2年半でJ1の舞台へ「川崎相手でも、代表レベルでも…」鳥栖MF西矢健人が二度目のスタメンで感じた収穫
ゲキサカ / 2024年9月14日 14時7分
-
富永啓生 FIBAインターコンチネンタルカップ初戦で途中出場も…3P不発で無得点 チームは白星発進
スポニチアネックス / 2024年9月12日 19時49分
-
岡宮来夢が感謝の想いを吐露「3年間ありがとうございました。また会いましょう!」、俳優たちがバスケで真剣勝負『ACTORS☆LEAGUE in Basketball 2024』
ORICON NEWS / 2024年9月5日 12時9分
ランキング
-
1大谷翔平「50-50」でも満場一致MVPは無理? MVP有力視も「僅差」予想...韓国メディア
J-CASTニュース / 2024年9月20日 14時59分
-
2大谷翔平の50号記念球 一度はつかんだのに…奪われた高校生「今日は僕の18度目の誕生日だったのに」
スポニチアネックス / 2024年9月20日 11時35分
-
3大谷翔平の偉業で…敵右腕が粋な“違反行為” 気遣いにファンが続々感謝「感動した」
Full-Count / 2024年9月20日 13時44分
-
4ソフトバンク王貞治会長 大谷翔平の偉業を絶賛「おれは最高10だった」「人をびっくりさせる男」
スポニチアネックス / 2024年9月20日 15時2分
-
5“51-51”達成の大谷翔平 盗塁成功率は驚異の92.7% 日本人選手1位56盗塁のイチロー 当時の成功率は?
日テレNEWS NNN / 2024年9月20日 15時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください