【無料配信】ウェスト首位のサンダー、勢いそのままにプレイオフで快進撃なるか【4/22(月)午前10時30分ペリカンズ対サンダー】
NBA Rakuten / 2024年4月21日 11時30分
今季躍進した若手軍団の真価が問われる
日本時間4月22日(月)午前10時30分からニューオーリンズ・ペリカンズ(ウェスト第8シード)とオクラホマシティ・サンダー(同第1シード)がウェスタン・カンファレンス プレイオフ ファーストラウンドで対戦する。
若手軍団が狙うは8年ぶりの1回戦突破
ウェスト1位でシーズンを終えたサンダーは、4年ぶりのプレイオフ出場だ。2011-12シーズンにはケビン・デュラント、ラッセル・ウェストブルック、ジェームズ・ハーデンらを擁しNBAファイナルに進出。2015-16シーズンにもカンファレンスファイナル進出と強豪チームとしての礎を築いた。
しかしその後、デュラントの移籍を機に1回戦敗退が続くと、2019-20シーズンのオフにチームは再建へと舵を切る。前年にトレードで獲得したシェイ・ギルジャス・アレクサンダーを中心に据え、トレードで獲得したドラフト指名権で有望な若手選手を多数揃えた。現在主力選手のほとんどが25歳以下とNBAで最も若いチームの一つながら、MVP候補のギルジャス・アレクサンダー(以下SGA)、ルーキービッグマンのチェット・ホルムグレン、2年目にしてチーム2位の平均得点を挙げるジェイレン・ウィリアムズ、類稀なパスセンスを誇るジョシュ・ギディーら才能豊かな顔ぶれで、プレイオフの舞台に戻ってきた。
特にオフェンシブレーティング(118.3)、平均得点(120.1)ともにリーグ3位と屈指の破壊力を誇るオフェンス力には注目だ。中でもSGAは今季リーグ3位の平均30.1点を記録し、30点以上挙げた試合はリーグトップの51試合と絶対的エースとしてサンダーを牽引している。しなやかな動きと独特のリズムから繰り出されるドライブは絶品で、リーグトップの平均16.5点をドライブから挙げるなど止めるのは至難の業となっている。
そんなSGAだが今季ペリカンズ戦では3試合で平均25.0点、フィールドゴール成功率は44.3%(シーズンは53.5%)、特に守備職人ハーバート・ジョーンズとのマッチアップではフィールドゴール35.7%と10分以上マッチアップした選手の中で最も抑えられてしまっている。決して相性が良いとは言えない相手だが、どんなパフォーマンスを見せてくれるか注目だ。
緊急事態もチームで勝ちとったプレイオフの舞台
ペリカンズで気になるのは、やはりザイオン・ウイリアムソンの怪我の状態だろう。17日(現地16日)に行われたロサンゼルス・レイカーズとのプレイイン・トーナメントの試合中に左ハムストリングを痛めたウイリアムソンは、約2週間後に再検査を受けることになっている。予定の再検査日がちょうどシリーズ第5戦にあたるため、プレイオフ1回戦での復帰はかなり厳しいと見られている。
そんな緊急事態に陥ったペリカンズだが、20日(同19日)のサクラメント・キングス戦では6選手が2ケタ得点を記録するなどチーム全員がステップアップ。「団結を保ち、お互いを支え合った」とチーム一丸でプレイオフ出場権を勝ちとった。
チームトップの22.9点をマークしていたウイリアムソンの不在は大きな痛手であることには違いない。しかし、今季はリーグ6位のディフェンシブレーティング(111.9)を誇り、守りから安定したゲームを展開してきた。前述のキングス戦も98失点に抑えるなど、積み上げてきたディフェンス力は健在でプレイオフでもこの堅守がペリカンズの生命線となる。果たしてリーグ屈指の攻撃力を持つサンダーをどれだけ抑えられるか。
今季両チームの直接対決はサンダーが2勝1敗と勝ち越した。さらに昨年のプレイイン・トーナメントで対戦した際もサンダーが勝利している。レギュラーシーズンの勢いそのままにサンダーが勝利するのか、それともエース不在のペリカンズがアップセットを起こすのか。
■ニューオーリンズ・ペリカンズ対オクラホマシティ・サンダー第1戦
配信:4月22日(月)午前10時30分
実況:加藤暁、解説:佐々木クリス(英語実況も選択可)
■今季直接対決
11月2日:ペリカンズ 110 - 106 サンダー
1月27日:サンダー 107 - 83 ペリカンズ
3月27日:サンダー 119 - 112 ペリカンズ
(C)2024 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.
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