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ジェイレン・ブラウンが敵将キッドの「ベストプレイヤー」発言に冷静対応「何の反応もない」

NBA Rakuten / 2024年6月9日 8時47分

テイタムも「これはチームスポーツ」と意に介さず


ボストン・セルティックスは、ダラス・マーベリックスとのNBAファイナル第1戦で勝利し、日本時間6月10日(現地9日)に本拠地TDガーデンで第2戦を迎える。敵将のジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)が「ブラウンが彼らのベストプレイヤー」と語ったことが大きく取り上げられるなか、ブラウン本人は冷静な対応をしている。『ESPN』のティム・ボンテンプス記者が伝えた。

イーストを制したセルティックスは6月7日(同6日)に行われたホームでのNBAファイナル第1戦、ブラウンがチームトップの22得点(フィールドゴール7/12、3ポイント2/6、フロースロー6/11)、エースのジェイソン・テイタムが16得点(フィールドゴール6/16、3ポイント3/7、フリースロー1/2)、11リバウンド、5アシストを記録して107-89で先勝した。

6月10日に第2戦が行われるなか、マブズのキッドHCは「ジェイレン(ブラウン)は彼らのベストプレイヤーだ。守備の働きを見れば分かる。彼はルカをフルコートで抑えた。全てをやってのけた。ベストプレイヤーがやることだ。イースタン・カンファレンス決勝MVPのプレイを続けている」と、ブラウンをより高く評価するコメントを発した。

セルティックスの2枚看板を担うブラウンとテイタム。2016年のドラフト全体3位指名で加入したブラウンは8年間でオールNBA2ndチーム選出1回、オールスター出場3回なのに対し、翌17年のドラフト全体3位指名を受けたテイタムは7年間でオールNBA1stチーム選出3回、オールスター出場5回、五輪金メダル1回とより実績を残している。

キッドHCの発言を伝え聞いたテイタムは「これはチームスポーツだ。JB(ブラウン)がいなかったら、僕たちはここにいなかっただろう。全員、今の地位に辿り着くために自分の役割を果たしてきた。どちらかがトレードされるべきだ、どちらの方が優れていると言おうと人々はしてきたし、これが初めてのことでもない」と言及。ブラウンも「何の反応もない」と続けている。

「キッド(HC)が自分とジェイソン(テイタム)の間に亀裂を入れようとした理由は分からない。でも、僕たちは自分たちの役割に集中してきた。全員が犠牲を払わなければいけなかった。ジェイソンは最高レベルでそれをしてきたし、僕は彼をリスペクトしている。現時点で、勝つためには何でもする必要があるし、外部の人間が僕たちの間に割り込む余地はない」

ブラウンとテイタムはチームメイトにしてライバルとして比較されてきたが、当の本人たちはNBAタイトル獲得に集中しているようだ。



(C)2024 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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