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マジックは無制限FAのクレイ・トンプソンに短期契約のみ準備へ 米記者指摘「選手は3年を望んでいる」

NBA Rakuten / 2024年6月23日 9時26分

今季からの大幅減俸は確実


ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、今オフに無制限フリーエージェント(FA)となる。2011年のNBA入りからウォリアーズ一筋で過ごしてきたなか、他チームへの移籍も噂されるが、サラリーキャップに空きのあるオーランド・マジックは短期契約のオファーしか提示しない方針だという。『yahoo! sports』のジェイク・フィッシャー記者が伝えた。

トンプソンはNBA13年目の今季、77試合に出場(うち先発63試合)して平均17.9得点、3.3リバウンド、2.3アシスト、フィールドゴール成功率43.2%、3ポイント成功率38.7%をマーク。シーズン序盤にスランプに苦しんだ影響で、フィールドゴール成功率と3ポイント成功率は低迷し、シーズン途中にはシックスマンへの配置転換も経験した。

2019年に左膝前十字靭帯断裂、20年に右足アキレス腱断裂の大怪我を負って2シーズンの全休を経験し、来年2月には35歳の誕生日を迎えるが、キャリア平均19.6得点、歴代20位の通算3ポイント成功率41.3%とリーグ有数のシューターであることに変わりはない。

今オフに無制限FAとなり、ウォリアーズ退団の可能性も囁かれるなか、フィッシャー記者は、「オーランドはパオロ・バンケロとフランツ・バグナーの周りに、スペースを作りつつ、ボールを持ち過ぎないベテランガード/ウイングを獲得する意向を持っている。昨シーズン、ジョー・イングルズと2年契約を結んだのと同様に、短期契約のみを用意するつもりのようだ」と伝えている。

マジックは2年目の今季に平均22.6得点を記録した21歳のバンケロを中心としたチーム作りを進めるが、ウイング強化を視野に入れており、短期契約でならトンプソンも獲得候補だという。

「2023-24シーズン開幕前にトンプソンがゴールデンステイトから断った金額を下回るだろうと情報筋は証言しており、サクラメント(キングス)がマリーク・モンクと契約延長で合意したと言われる4年総額7800万ドル(約125億円)には遠く及ばないだろう。リーグ関係者によると、トンプソンは少なくとも3年契約を望んでいると見られる。したがって、現時点ではマジックのキャップスペースから恩恵を受けるベテラン選手はケンテイビアス・コールドウェル・ポープ(デンバー・ナゲッツ/来季契約はプレイヤーオプション)のようだ」

現状では、お互いの希望する条件に乖離があるが、果たしてトンプソンのマジック移籍は実現するのだろうか。



(C)2024 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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