マジックの共同創設者であるパット・ウィリアムズが逝去

マジック立ち上げ以前に複数のチームでGMを務める

日本時間7月18日（現地17日）、オーランド・マジックはチームの共同創設者であるパット・ウィリアムズがウイルス性肺炎の合併症により逝去したと発表した。享年84歳。

マジックのダン・デボス会長とアレックス・マーティンスCEOは共同声明で、「いつも変わらぬ楽観主義と比類なきエネルギーによって、スポーツ界を多方面から変革した驚くべき人物だった。マジックをオーランドに誘致し、スポーツマーケティングやプロモーションを変えるなど、常に時代の最先端を走っていた」と、ウィリアムズの功績を称えた。

1986年、ウィリアムズは実業家ジミー・ヒューイットとともに、オーランドへNBAチームを誘致する活動を始めた。1987年4月、NBA理事会はオーランドにフランチャイズを作ることを認めると、1988年12月には1万枚のシーズンチケットを販売。NBAへのコミットメントを果たし、マジックが誕生した。

ウィリアムズは1968年にフィラデルフィア・76ersのビジネスマネージャーとしてバスケットボールのキャリアをスタート。以降、シカゴ・ブルズ、アトランタ・ホークスなどで27年間にわたりジェネラルマネージャーを務め、1983年にはシクサーズで優勝を経験している。マジックでは1996年に上級副社長に昇進するまでGMを務めた。

NBAのアダム・シルバー・コミッショナーは、「彼はバスケットボール界で高く評価され、私や多くの世代のリーグ幹部たちの友人でした。パットはNBAでの50年以上の活動を通して、常に大きな熱意とエネルギー、そして楽観主義を持ち続けていました。パットの妻ルースとその家族、そしてマジックの全組織に心から哀悼の意を表します」とメッセージを発表している。

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