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“ヒロイン” vs “悪役”、大学から続く因縁のライバル関係【8/31(土)午前8時30分 インディアナ・フィーバー vs シカゴ・スカイ】

NBA Rakuten / 2024年8月30日 16時45分

現地アメリカで大きな注目を集めるルーキー対決


『NBA Rakuten』は日本時間8月31日(土)午前8時30分から、WNBAのインディアナ・フィーバー(15勝16敗)対シカゴ・スカイ(11勝19敗)の一戦を配信する。

レギュラーシーズン再開後に4勝1敗と調子を上げるリーグ7位のフィーバーに対し、同8位のスカイは4連敗中。リーグ上位8チームが出場できるプレイオフの出場権争いにも影響する大事な一戦だが、最大のトピックはケイトリン・クラークとエンジェル・リースの大物ルーキー対決だろう。


全米注目のライバル関係


高校時代から対戦してきた2人だが、ライバルとして大きく注目されるきっかけとなったのは、2023年のNCAAトーナメント決勝戦。クラークのアイオワ大が、リースのルイジアナ州立大と対戦した時に遡る。すでにカレッジ界のスター選手であった両者だが、とりわけクラークはヒロイン的な存在として当時から絶大な人気を誇っていた。


そんなクラークが所属するアイオワ大の優勝に期待がかかっていたが、試合はルイジアナ州立大がリードする展開に。そしてルイジアナ州立大の勝利がほぼ決まった終盤、リースはクラークの目の前で「あなたに私は見えない」「優勝リングは私のもの」と、大スターを煽るような大胆不敵なジェスチャーを実行。最終的にルイジアナ州立大の優勝で大会は幕を閉じたが、結果以上にリースの行為がSNSなどで賛否を巻き起こし、「女子バスケ屈指のライバル関係」と2人への注目度が高まったのだった。なお、翌年のNCAAトーナメントでは、準々決勝で再び対戦することになった両者。この時はクラークが41点と爆発して前年のリベンジを果たしている。



WNBAの舞台でも輝くカリスマルーキー


そして2人は活躍の舞台をプロへと移す。クラークは今年のドラフト全体1位、リースは7位でWNBA入り。今後の時代を背負う選手としてメディアも大きく取り上げるなか、両選手ともその期待に応える存在感を放っている。

クラークは相手の徹底マークに遭いながらも、今季チームトップの平均18点、8.1アシストとエースとしてフィーバーを牽引。WNBA史上最多の1試合19アシストなど、すでにWNBA史にその名を刻んでいる。さらに直近10試合では22.2点、10.3アシストと好調だ。対するリースは平均13.3点、12.9リバウンドとインサイドの柱として躍動。WNBA史上最長となる15試合連続のダブルダブルや、3試合連続20リバウンド以上を記録するなど、クラーク同様に驚異的なパフォーマンスを披露している。



「互いに競争心が強いだけ。何よりも勝利が大事なの」とリースはクラークに対して個人的なライバル心がないとしている。ただ、勝利のため、そして女子バスケ界の盛り上げのためなら自身が“悪役”として見られることも厭わない姿勢だ。

「ビラン役は私がやるわ。非難されても構わない。そういう形で貢献できるなら問題はない」

ヒロインのクラークが輝くのか、悪役のリースが暴れるのか。勝利に飢えたカリスマルーキー2人の対決は必見だ。


■インディアナ・フィーバー vs シカゴ・スカイ
日時:8月31日(土)午前8時30分配信



(C)2024 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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