「いい選手の加入に伴う事象から目を逸らさない」スパーズのミッチ・ジョンソンHC代行がディアロン・フォックス加入についてコメント

NBA Rakuten / 2025年2月4日 14時17分

ジョンソンHC代行はポールとフォックスを先発で併用することを示唆

サクラメント・キングスからディアロン・フォックスが加入したことで、サンアントニオ・スパーズはより一層注目を集めるチームとなった。ビクター・ウェンバンヤマとのコンビネーションに期待が高まるが、シーズン途中でスター選手が加わるというのは、コーチとしては様々な調整が必要となるだろう。スパーズのミッチ・ジョンソンHC（ヘッドコーチ）代行もフォックスの加入を喜びつつ、これから取り組むべきことについて語っている。

「すでに強力な基盤がある場合、フォックスの加入は何を意味するのか、今後どうなるのか、意見や期待が生まれる。それについてはこれから議論するが、いい選手の加入に伴う事象から目を逸らすことはない」

『Second Spectrum』によると、フォックスはピック&ロールにおける場面で、ボールハンドラーとして1ピックあたりリーグ6位の平均1.13点を記録しているという。ウェンバンヤマはスクリーナーとして1ピックあたりリーグ2位の平均1.16点を挙げており、2人のコンビプレイがスパーズの大きな武器になると期待するのも無理はない。

また、今季は平均25点、5リバウンド、6.1アシストを記録しているフォックスは、過去3シーズンすべてでクラッチタイムのフィールドゴール数がトップ3にランクインしていた。スパーズはクラッチタイムでの試合で9勝11敗と負け越しているため、フォックスの勝負強さは大きなプラスとなりそうだ。

デビン・バッセルは、「僕たちはもっと速いペースでプレイするようになると思うし、トランジションも多くなるだろう。フォックスがポイントガードになることで、多くのチャンスが生まれると思う」と、新たな司令塔の加入でチームの助けになるだろうと期待を寄せた。

キングス時代にチームメイトだったハリソン・バーンズも、「彼とはチームメイトだった経験がある。NBAでは常にそうだが、物事はすぐに変わり、適応し、順応できなければならない。我々はそれに対応する準備ができていると思う」と、フォックスがチームに馴染むことに自信を覗かせた。

なお、ジョンソンHC代行はクリス・ポールとフォックスを先発で起用し、新人ながら29試合に先発したステフォン・キャッスルを控えにすることを示唆している。