ベン・シモンズがネッツとバイアウトに合意　ウェーバーをクリア後にクリッパーズ入りへ

NBA Rakuten / 2025年2月9日 8時56分

今季が大型契約のラストイヤー

ベン・シモンズは日本時間2月9日（現地8日）、ブルックリン・ネッツとバイアウト（契約買い取り）に合意したと『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。

シモンズは2016年のNBAドラフトでフィラデルフィア・76ers（以下シクサーズ）から全体1位指名を受けてNBA入りしたが、足の骨折で1年目を全休。翌シーズンに復帰して新人王を獲得し、2019年から3年連続でNBAオールスターに選出された。しかし、その後は背中の怪我、メンタルヘルスなどもあって停滞。2022年にネッツへ移籍していた。

5年総額1億7700万ドル（約268億円）という大型契約の最終年となる今季は、ここまで33試合に出場して平均6.2得点、5.2リバウンド、6.9アシストを記録。今季終了後にフリーエージェントになる。

ネッツのジョルディ・フェルナンデスHC（ヘッドコーチ）はシモンズについて、「1シーズン（2021-22シーズン）プレイできず、次のシーズンは試合数も制限され、そして今復帰に向けて奮闘している」と語り、「（背中の）手術を受けた後、バスケットボールをプレイしに戻ってくる姿を見るのは本当に嬉しい」と続けた。

『ESPN』のシャラニア記者によれば、シモンズはネッツとバイアウトに合意。ウェーバーをクリアした後、ロサンゼルス・クリッパーズと契約する見込みだという。シモンズは2月8日（同7日）、クリーブランド・キャバリアーズとも会談の場を設けていた。

クリッパーズは近年、ラッセル・ウェストブルック（デンバー・ナゲッツ）、ニコラ・バトゥーム（クリッパーズ）、レジー・ジャクソン（フィラデルフィア・76ers）とバイアウト市場で成功を収めている。28勝23敗でウェスト7位のチーム状況を変える起爆剤となるだろうか。