1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

今日は何の日 〜ドリームチームⅡが世界選手権で優勝〜

NBA Rakuten / 2019年8月14日 12時38分



 


1994年8月14日、ドリームチームⅡと呼ばれたアメリカ男子バスケットボール代表が、トロントで行われた世界選手権の決勝でロシアを137対91の大差で破り優勝した。

ドリームチームⅡには、初代に選ばれなかったアイザイア・トーマス(※選出はされたものの怪我で不出場)やドミニク・ウィルキンスといったベテラン、選手として脂ののっていたレジー・ミラーやダン・マーリー、初代の学生枠に選ばれてもおかしくなかった若手のシャキール・オニールやアロンゾ・モーニングなどが選出された。

興味深いのは、ヘッドコーチに当時ゴールデンステート・ウォリアーズを率いていたドン・ネルソンが選ばれたことだ。ネルソンは1992年にNBA最優秀コーチ賞を受賞していたので、実績だけ見れば不思議なことではない。しかし、ネルソンは現在では有効な戦術となったスモールボール(インサイドプレイヤーにこだわらず、5人全員小さくても走れて外が打てる選手を使うスタイル)を、トレンドに先立つこと20年以上前に実践していたことで有名なコーチだ。ルーキー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたクリス・ウェバーが、センターで起用されるのに不満でトレードを要求したというエピソードもある。

蓋を開けてみれば、ネルソンはトラディショナルなチーム構成で、シャキール・オニールやアロンゾ・モーニングなどのビッグマンを使いこなして優勝を果たした。チーム最多の平均18.0点を挙げたオニールがMVPになっていることからもそれはわかる。

ミラーは世界選手権でのネルソンについてこう語っている。
「ネルソンは不規則なラインナップでスイッチディフェンスを多用することで有名だった。でも、世界選手権では、彼は変わったラインナップを使う必要がなかったんだ。素晴らしいペネトレーター、シューター、ビッグマンが揃っていたからね。あの時の彼がひょっとしたら本当のコーチ・ネルソンの姿なのかも知れない」

ただ、この時チーム編成にネルソンは関わっていなかった。選手をネルソンが選んでいたらどういうラインナップを組んだだろうか。興味深い歴史のifである。



(C)2019 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください