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エージェント変更でトレード説が浮上したフランク・ニリキナ

NBA Rakuten / 2019年5月22日 10時28分

フランス出身でニューヨーク・ニックスのポイントガードであるフランク・ニリキナが今シーズン限りで大手エージェンシーのCAAとの契約を打ち切り、同じくフランス出身のエージェントであるボウナ・ンディアイ氏と契約を結ぶ計画をしていることを受けて、ニリキナのトレード説が浮上している。

ンディアイ氏は、ユタ・ジャズのルディ・ゴベアやシャーロット・ホーネッツのニコラス・バトゥムといったフランス人選手のエージェントを務めている。一方で、CAAは最大手NBAエージェンシーの一つである。

2017年に全体8位指名でニックスにドラフトされたエリキナは、今オフのトレード候補に入っており、自身もトレードを望んでいることを情報筋が「ニューヨーク・デイリー・ニュース」に伝えていた。

今年2月のトレード・デッドライン前に、エリキナのトレードのオファーを幾つか受けていたニックスだったが、それら全てを断って彼をチームに残した。更にニックスは、トレードで同じくポイントガードのデニス・スミスJr.を獲得しており、エリキナはこの直後にエージェントの切り替えを決意したという。

20歳のエリキナは今シーズン、平均5.7ポイント、2.8アシスト、シュート成功率33%を記録している。怪我に悩まされたエリキナは、わずか43試合に出場。シーズン終盤に鼠径部を負傷したことにより、最後の33試合の内、31試合を逃しており、成績もパッとしていない。

ニックスの当時の球団社長であったフィル・ジャクソン氏にドラフトされたエリキナだったが、その1週間後にジャクソン氏が社長を首になったこともあり、エリキナは入団当初から居づらさを感じていたようだ。そして、新たに社長に就任したスティーブ・ミルズ氏とスコット・ペリー氏は、エリキナを高く評価しておらず、その後の2シーズンで2人の若手ポイントガード、スミスJr.とエマニュエル・ムディエイを獲得している。

情報筋によると、2月のトレード・デッドライン以前にエリキナに興味を示していたのは、オーランド・マジックとフェニックス・サンズだったという。度々ほかの若手にポジションを奪われ、怪我に悩まされたエリキナは来シーズンどこでプレーするのだろうか。

(C)2018 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.

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