永久欠番のパーカー、背番号にちなんだ9つの代表的な場面
NBA Rakuten / 2019年11月12日 11時0分
NBA通算17年間で4度のチャンピオンに輝く
現地11日、サンアントニオ・スパーズは、トニー・パーカーの背番号9の永久欠番セレモニーを行う。6月に引退発表したパーカーは17年間に及ぶNBA生活で4度リーグチャンピオンを経験し、将来の殿堂入りが確実視されている。ここで彼の背番号にちなんだ9つの代表的なハイライトを紹介しよう。
1:2004年ウェスタン・カンファレンス・ファイナル第1戦と第2戦
対戦相手だったレイカーズのゲイリー・ペイトンは、当時リーグ屈指の守備能力を持った司令塔と評されていた。そのベテランと対峙した21歳のパーカーは、第1戦で20得点、第2戦で30得点を奪ってみせた。しかしその後は平均12.5得点に抑えられ、第6戦でシリーズに敗れている。
2:2007年NBAファイナル
スパーズは当時22歳でキャリア初のファイナル出場を叶えたレブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズと激突。パーカーは1試合平均24.5得点、5アシスト、フィールドゴール成功率57.1%の大活躍を見せ、スウィープでのNBA制覇に貢献した。
3:2008年ウェスタン・カンファレンス・セミファイナル第3戦
ホーネッツを相手にスパーズは2連敗スタートと苦しんでいた。すると第3戦でパーカーが爆発。31得点、11アシスト、4リバウンドを挙げ、シリーズ初勝利をもたらした。その後シリーズの流れはスパーズに傾き、4勝3敗で次のラウンドに進出している。
4:2008年11月5日の55得点
ミネソタ・ティンバーウルブスを相手に55得点をたたき出し、ダブルオーバータイムの末129対125の勝利に導いた。当時、スパーズの1試合最多得点記録としては、1994年のデイビッド・ロビンソンの71得点に次ぐものだった。昨シーズン、ラマーカス・オルドリッジがオクラホマシティ・サンダー戦で56得点を記録し、パーカーの記録を塗り替えている。
5:2012年11月1日の劇的ブザービーター
前年、スパーズはプレイオフのカンファレンス決勝でサンダーに敗れていた。翌シーズンのホーム開幕戦で因縁の相手と再び対戦。84対84の同点で迎えた最終盤、パーカーがアウトサイドからブザービーターを沈め、リベンジを果たした。
6:2013年ウェスタン・カンファレンス・ファイナル第4戦
パーカーはフィールドゴール21本中15本成功の37得点と大活躍。スウィープでメンフィス・グリズリーズを撃破し、2007年以来となるNBAファイナル進出の立役者となった。このシリーズでパーカーは、4試合中3戦でチームトップの得点を挙げた。
7:2013年ファイナル第1戦
ヒートとのファイナル第1戦、スパーズ2点リードで迎えた試合残り5.2秒で、パーカーがドリブルでアタックを仕掛ける。一旦は体勢を崩しながらも、そこからシュートをねじこんだ。この一発で92対88とし、そのまま逃げ切りに成功。決勝弾を含め、パーカーは全21得点のうち10点を第4クォーターで挙げてみせた。
8:2014年プレイオフ・ファーストラウンド第7戦
マーベリックスとの第7戦、パーカーは32得点を記録。チームを119-96で勝利に導き、2シリーズ連続で第7戦でのプレイオフ敗退となる危機を救った。
9:2014年ファイナル
前年、スパーズはファイナルでヒートに最終第7戦で敗れていた。再戦となったこのシリーズでは4勝1敗と雪辱を果たし、5度目のNBAチャンピオンとなった。MVPを受賞したのはカワイ・レナードだが、パーカーの貢献も大きかった。優勝を決めた第5戦、パーカーは第3クォーター終了直前まで無得点だったが、そこから16得点をマーク。シリーズ全体でも平均18得点、4.5アシストを記録した。
(C)2019 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.
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