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現代最強スコアラーのジェームズ・ハーデン、ウィルト・チェンバレン以来の平均40得点は可能?

NBA Rakuten / 2020年1月2日 9時0分



ハーデンの平均38.2得点は1962-63シーズン以来の最高数値


ヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンは史上7人目の3年連続得点王に向けて、今季も平均38.2得点とランキング首位を独走中だ。そのなかで、個人タイトル獲得とともに、平均40得点の大台を超えるかどうかにも注目が集まっている。

ハーデンは昨年12月、史上初の2戦連続50得点+3ポイント成功10本を達成するなど今季も圧倒的な爆発力を披露。新加入のラッセル・ウェストブルックとの融合が懸念されたなか、30得点オーバーの試合を連発してチームも23勝11敗(現地1月1日時点)とウェスタン・カンファレンス上位につけている。

ハーデンの平均38.2得点はマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)が1986-87シーズンに記録した平均37.1得点を上回り、1試合100得点を達成したウィルト・チェンバレン(元ロサンゼルス・レイカーズほか)が平均44.8得点を挙げた1962-63シーズン以来の最高数値だ。平均40得点以上の大台にも期待が懸かるが、『ESPN』のティム・マクマホン記者は「現実的ではない」と展望している。

「ハーデンは現代最高のスコアラーとしての地位を確立している。ダリル・モーリーGM(ゼネラルマネージャー)が夏に主張していたように、ウィルト・チェンバレン以来のリーグ最高のスコアラーとしてマイケル・ジョーダンを上回っていると言える。しかし、ハーデンが史上最高の選手の上位にランクインするためには、NBAタイトルを獲得する必要があるだろう」

30歳のハーデンは、ここまでリーグトップの平均37.5分間プレイしている。エリック・ゴードンが膝の手術を受けて長期離脱した影響で負担が増えていたが、12月29日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦からゴードンが復帰。シーズン後半戦、さらにはプレイオフを見据えるうえではエースの消耗をいかに抑えられるかが鍵を握ると、マクマホン記者は主張している。

「チャンピオンシップ獲得がゴールであり、スタッツではない。理想としては、ロケッツは残りのレギュラーシーズンでハーデンの出場時間を調整する。平均40得点を追い求めるのはなんの助けにもならない。プレイオフに向けて準備するいいがいいだろう」

ハーデンが平均40得点をクリアするには残り1979得点を必要とし、残り48試合すべてに出場したとして平均41.2得点以上を挙げなければならない。はたして、現代最高のスコアラーは最終的にどのような数字でシーズンを終えるのだろうか。



(C)2020 NBA Entertainment/Getty Images. All Rights Reserved.



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